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パルチン軍事施設の衛星画像。建物2棟の破壊や重機移動の形跡が確認された=デジタルグローブ社の提供画像、5月25日撮影
イラン、核兵器疑惑の施設で建物破壊 査察前の証拠隠滅か
http://www.cnn.co.jp/world/30006798.html
2012.05.31 Thu posted at: 17:49 JST
(CNN) イランの核開発問題で米ワシントンのシンクタンク、科学国際安全保障研究所(ISIS)は31日までに、核兵器開発に絡む爆薬実験が実施されたとの疑惑が浮上する首都テヘラン郊外のパルチン軍事施設で小規模の建物2棟が破壊されるなど証拠隠滅作業とも受け止められる動きがあったことを明らかにした。
米民間衛星写真会社のデジタルグローブ社が先週撮影した同施設の画像分析に基づく見方となっている。
ISISによると、建物解体に使ったとみられる重機を移動させた跡が確認出来る。パルチン軍事施設では今年4月に撮影した衛星写真でも証拠隠滅作業と疑われる形跡が見付かったが、今回解体された建物2棟は存在していた。
ISISは報告書で、国際原子力機関(IAEA)による視察を認める前に敷地内の施設を取り壊す試みとの懸念を表明。建物2棟の破壊はIAEA査察要員の立ち入りを早急には認めないとの方針を示唆しているとも述べた。
IAEAはこれまで同軍事施設の査察許可を求めているがイラン側は拒否してきた。IAEAは今年5月、イランに送った書簡で「関心のある建物」で観察される広範な活動は査察プロセスを阻害する可能性があるとの懸念を示していた。
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