http://www.asyura2.com/12/warb9/msg/367.html
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20日のシリア関連情勢al jazeera net 等より取りまとめたところ次の通りです。
なお、al jazeera net は速報として、(時間等は不明だが)ダマスカスのsaiida zainab 地区で、政府軍と自由シリア軍が激しく衝突していると0855に報じています。勿論詳細は不明。
なお、0700のBBC放送もトップでhoula虐殺に関する各国の反応を報じていましたが、若干印象的であった点は
・米国務省担当官に対するBBCの追及が極めて手厳しかったこと(要するにオバマ政権が具体的な政策を打ち出せないことを非難するような調子。これまでにはこんな調子はなかったと思う)
・国務省側の対応が如何にも苦しそうであったこと。
・彼の発言の中で唯一新味があったことは、今回の事件を機にロシアと米国が同じ波長で行動し始めたこととして、先日の安保理議長声明がその初めであると述べたところくらいか。
・元ヨルダン外相がオバマは大統領選挙への考慮から、軍事的措置は避けたいとして消極的態度をとっていること。
・同外相がアラブ諸国も、サウディやカタールのように反政府派への武器援助支持の国と大部分の消極的国に分かれていて、具体策は取れないと述べたこと。
・報道の中でロムニー共和党候補が、シリア問題を選挙の問題の一つにとり挙げ、オバマの消極姿勢を非難する姿勢を示していること。
でしょうか・・。
・29日シリア各地では政府軍の銃砲撃等で61名が死亡した。
その大部分はホムス、イドリブ、dir al zurであった。
・首都ダマスは29日もゼネストで麻痺した。
http://www.aljazeera.net/news/pages/c9090b0d-7dfb-46ff-b73a-05f81bce6698?GoogleStatID=1
・houlaの虐殺に関し、国連人権高等弁務官事務所は、信頼できる情報によれば、犠牲者の大部分はバース党民兵による至近距離からの処刑(殺人)であると記者会見で発表した。
(他方ロシア外相はこの事件に対して公正な調査をするように国連に要請したとのことですが、民兵か政府軍の砲激かはともかく、停戦監視団の報告でもまず政府軍側の行為であることは間違いないとされているようで、ロシアの要請に基づく正式の報告書でも出てきてアサアド政権の虐殺であるとされたら、ロシアはどうするつもりでしょうね? ロシアにとっては現状の方が好都合だと思うのですが・・・)
http://www.aljazeera.net/news/pages/c9090b0d-7dfb-46ff-b73a-05f81bce6698?GoogleStatID=1
http://www.aljazeera.net/news/pages/277a7e1c-81c0-42e1-b78f-00169c84442e?GoogleStatID=1
・アナン特使はアサド大統領と会談し、会談後の記者会見で、houlaの事件はシリアん情勢が如何に危険であるかを示す一つの象徴でありアサドに対して、アナンプランの即時全面的実施を求めたと語った。
アサドの返答は不明だがhoulaの事件に政府軍は関係なく、テロリストの仕業であるとして、重火器類の存在も否定した由 (鉄面皮もここまで来ると芸術的の域か!!)
http://www.aljazeera.net/news/pages/277a7e1c-81c0-42e1-b78f-00169c84442e?GoogleStatID=1
・欧米諸国の反応としては、米国、英、仏、スペイン、カナダ、豪等が大使を含むシリア外交官の追放を始めた。
(象徴的と言えば聞こえは良いが、ようするに何もしない代償に声だけ大きく上げて遠吠えしている様なものか?)
この追放をシリア国民評議会は評価した。
http://www.aljazeera.net/news/pages/277a7e1c-81c0-42e1-b78f-00169c84442e?GoogleStatID=1
http://www.alquds.co.uk/index.asp?fname=latest\data\2012-05-29-11-53-11.htm
・仏大統領は憲章第7章の適用による軍事行動も必要になると発言した(この発言に対し、米国務省は軍事的対応には依然として消極的と反応し、またロシアと中国の拒否権がある以上、第7章は当分不可能。仏大統領の発言の真意は不明。単独で決議案の提出を考えているわけでもないと思う)
http://www.aljazeera.net/news/pages/277a7e1c-81c0-42e1-b78f-00169c84442e?GoogleStatID=1
・トルコのエルドアン首相は世界の忍耐にも限度があると発言した{これも真意は不明。最近トルコの慎重さが目立つ半面レトリックは強い)
http://www.aljazeera.net/news/pages/277a7e1c-81c0-42e1-b78f-00169c84442e?GoogleStatID=1
http://blog.livedoor.jp/abu_mustafa/
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