http://www.asyura2.com/12/warb9/msg/313.html
Tweet |
【ダマスカス時事】反体制派弾圧が続くシリアの首都ダマスカスは、表面的に平穏な状態が続いている。民衆蜂起「アラブの春」に触発された反体制運動は、アサド政権の強権支配に封じ込められつつあるとの見方もある。だが、水面下では反体制感情が渦巻き、政権打倒を目指す武装組織も息を潜めて反転攻勢をうかがっていた。
人民議会選が行われた7日、市内の投票所では一部で行列が見られたが、多くは閑散としていた。人民議会や外務省がある中心部に隣接するクファルスーサ地区では先週、治安部隊に市民5人が殺害され、反体制感情が高まっていた。
同地区はイスラム教スンニ派住民が自動車修理や家具製造工場、農場を営み、のどかな風景が広がっている。ある住民は「地区住民は家族みたいなものだ。だからアサド政権の不正や市民虐殺に反対し、結束して反体制デモを行うことができる」と話した。
アサド政権の中枢を占めるイスラム教少数派アラウィ派と、反体制派の大部分を成すスンニ派の宗派間内戦の様相を呈する中、クファルスーサ地区以外でもスンニ派のミダンやカブーンなどの地区で反体制デモが頻繁に起き、「政権打倒を」といった落書きが目立つ。
住民によれば、大統領派の民兵組織「シャビーハ」や治安組織が数時間おきにこうした地区を巡回。記者もカラシニコフ自動小銃を携行した一般車両に乗った5人組に遭遇した。ある市民は「7割程度の市民が反体制だが、多くはデモに参加したくてもできない。命を失う可能性があるためだ」と打ち明けた。
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2012050800517
この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます(表示まで20秒程度時間がかかります。)
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。