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(CNN) 米調査研究機関のテロ対策センターは3日、国際テロ組織アルカイダの指導者だったオサマ・ビンラディン容疑者の文書を公開した。米海軍の特殊部隊が昨年5月にパキスタンの潜伏先を急襲して同容疑者を殺害した際に入手したもので、部下の不手際や組織の統制が取れないことに苛立ちながらも、再度の対米テロ実行を狙うテロ指導者の心境がつづられている。
公開された手紙は17通で、全175ページに及ぶ。今後さらに多くの文書が公開される予定。
米当局書によると、手紙は2006年9月〜11年4月の間に書かれ、コンピューター5台とHDD数十台、および100台以上の記憶装置に保存されていた。テロ組織幹部の文書をこれほど大量に入手したのは初めてだという。
公開された手紙からは、ビンラディン容疑者が今後の行動を決めあぐねていたことや、北アフリカと中東の民主化要求デモ拡大を受けてメディア戦略の見直しを図っていたことがうかがえる。
さらに、自分が築き上げたテロ組織のネットワークで統制の取れない関連組織があまりに多いことに苛立ち、そうした組織の1つ「アラビア半島のアルカイダ」の幹部4人に対し、組織が犯した過ちについて反省文を書いて送るよう要求していたこともあった。このうちの1人はイスラム過激派に絶大な人気があったアンワル・アウラキ師だった。
私生活では市販の白髪染めで白髪を隠し、性機能不全治療薬のバイアグラを使い、複数の妻を持つことについてきわどい冗談を言い、息子の身を案じる一面も見せている。
テロ計画に関しては、米国に再度の大規模テロを仕掛けてオバマ大統領やアフガニスタン国際治安支援部隊(ISAF)のペトレイアス司令官(当時)を暗殺しようと狙っていたことも判明。一方で、バイデン副大統領は標的としないよう指示を出し、「バイデンは(大統領の)ポストに就く準備がまったくできていない」と指摘、もしオバマ大統領が殺害されてバイデン氏が大統領に就任した場合、「米国は危機的状況に陥る」としていた。
署名はないもののビンラディン容疑者が書いたとみられる手紙には、米国を1本の木に、同盟国や米国に協力するイスラム諸国を枝になぞらえて、「我々の能力や資源は限られている。従って素早い仕事はできない。我々に残された唯一の選択肢は、のこぎりを使って徐々に木を切り倒すことだ。木の幹にのこぎりを入れ、木が倒れるまで手を止めてはならない」と記されていた。
http://www.cnn.co.jp/usa/30006467.html
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