リビア元首相、遺体で見つかる　服着た状態でドナウ川に
2012年4月30日18時35分
http://www.asahi.com/international/update/0430/TKY201204300263.html

　リビアのカダフィ政権下で首相や石油相を務め、昨年５月に政権を離反したシュクリ・ガネム氏（６９）が２９日、ウィーンのドナウ川で遺体で見つかった。地元メディアが伝えた。警察当局者は「遺体に暴行を受けた形跡はない」と話した。

　ガネム氏は２９日早朝、ウィーン市内の自宅を出たとみられる。数時間後、近くを流れるドナウ川に服を着た状態で浮かんでいるのを通行人が見つけた。

　ガネム氏はカダフィ氏の最側近の一人で、２００３年から約３年間、首相として市場開放政策を進めた。昨年５月に家族とともに出国し、反体制派を支持。政権打倒後は欧州に滞在していた。（ウィーン＝玉川透）

コメント
01. 2012年5月01日 09:57:26 : 3dk1WYu0J6 サルコジの収賄疑惑と何らかの関連があるとしても不思議ではないな
02. 2012年5月01日 15:43:44 : DcxDg6lzRM リビアで起きたことでカダフィという調停者を排除したため、原理主義的なムスリム国家建設を目論む勢力がアフリカを揺さぶっている。 ダイナモは盛んにアフリカの紛争を記事に持ち出すが、自分がその片棒担ぎの一人であることについての自覚は一切ない。 サルコジとカダフィの蜜月は言うまでもない。３年も前にカダフィがフランスを訪問した際にサルコジは熱烈にカダフィを歓迎した。戦略的にマグレブはフランスの要所である。 むろんそれだけではない、フランスにはイギリスというライバルが居てどちらかが動けばどちらかがそれにつられて動く。 アラブの春は大統領選で苦境が伝えられるサルコジにとって、人道の戦いを支援するSNSのネット民主主義を支える人権宣言の国の指導者として華々しくアピールする場所であった。 エジプト、チュニジアでイギリスやアメリカに後れを取り、起死回生にリビアに飛びついた。 その国の指導者はサルコジと懇意の人物で取引もしていた。 そういうしがらみさえも大統領選に勝つという我欲で押し切り、NATOを使い空爆により幾多のインフラや数千に及ぶリビア国民を殺害し、オリーブ革命の支援者を演出した。 そしてこのたびの発覚。 皮肉といえばこれほどの皮肉もあるまい。

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