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中国はベトナム・フィリピンとの開戦準備を整えなければならない―中国紙
Record China 4月27日(金)5時55分配信
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25日、南シナ海の領有権をめぐり、中国とフィリピン、ベトナムとの関係が緊迫化する中、中国共産党系の新聞が「中国はベトナム、フィリピンとの開戦準備を整えなければならない」と題した記事を掲載した。写真は中国海軍初の航空機練習艦「世昌」。
2012年4月25日、南シナ海の領有権をめぐり、中国とフィリピン、ベトナムとの関係が緊迫化する中、中国共産党機関紙・人民日報傘下の国際情報紙・環球時報は、「中国はベトナム、フィリピンとの開戦準備を整えなければならない」と題した記事を掲載した。以下はその内容。
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ベトナムと米国の両海軍がダナンで、5日間にわたる「非戦闘」分野の交流活動を始めた。中国とフィリピンが南シナ海のスカボロー礁(中国名:黄岩島)でにらみ合いを続け、米国とフィリピンが定期合同演習を敢行したこの時期に、このような「交流」が行われることはかなり意味深長だと言わざるを得ない。
中国にとって南シナ海における最大の圧力は米国だ。フィリピンやベトナムを簡単に引き入れることができるため、中国は常に「1対複数」になる。黄海での中ロ合同演習も、南シナ海での再現は難しい。だが、台湾と手を携えることができるなら、情勢は一変する。台湾は南沙(スプラトリー)諸島で最大の島、太平島を実効支配しているからだ。
もっとも、台湾にその勇気はないだろう。米国の反対に遭うことは目に見えている。かといって、中国は、はたから見るほど打つ手がないわけではない。中国の台頭の前途は明るい。フィリピンやベトナムが米国と協力したがるのもそれを脅威に感じているせいだろう。
中国は「南シナ海にいる米国」が見えてはいるが、フィリピン、ベトナムとの1対1の争いにおいては、断固として「いないもの」扱いをしなければならない。我々は米国が絡んだ南シナ海に関するどんな政治的提案も相手にする必要はないし、米国の仲裁も受け入れない。
中国はフィリピン、ベトナムと話し合いを優先させたいと思っている。だが、その一方で戦いの準備も整えておくべきだ。中国が最初に発砲することはないが、いったん開戦したら、相手海軍が全滅するまで続ける。それでもまだ相手が戦いを挑んでくるようであれば、全面戦争に発展することも覚悟すべきだろう。
米国が間に入ろうが関係ない。我々は十分な準備と能力を持っている。米国に屈服することなどあり得ない。米国も中国近海で勝てるとは思っていないはずだ。我々は恐れる必要などまったくない。
台湾については、世論を味方につけるべきだろう。これはまったく不可能なことではない。スプラトリー諸島の領有権は中台にとって重要な政治的共感点の1つであり、最も容易に気持ちを通じ合わせることができる部分だからだ。我々の魅力が増していけば、台湾世論の当局に対する圧力も増すだろう。そうすれば、当局の態度も変わるかもしれない。
南シナ海紛争を平和解決したいという我々の誠意だけは見せておこう。戦争になったとしても、それは相手の行き過ぎた挑発に応えただけのこと。もちろん、それは中国が望んだことではない。
海外メディアは中国が秋の中国共産党第18回全国代表大会(十八大)を控えたこの時期に反撃するわけがないと見ているようだが、断じてそのようなことはない。我々の利益を侵害する者に対してはすぐに反撃するし、厳罰に処す所存である。
中国はどんな局面を迎えようとも、対応できる力を持っている。我々が膝まで浸かるとしたら、相手は首まで浸かることになる。決して、その反対にはならない。(翻訳・編集/NN)
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最終更新:4月27日(金)5時55分
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120427-00000001-rcdc-cn
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