http://www.asyura2.com/12/warb9/msg/256.html
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(回答先: シリア:超法規的処刑 国連安保理の制裁と 国際刑事裁判所への付託が必要 ヒューマン・ライツ・ウオッチ 投稿者 ダイナモ 日時 2012 年 4 月 15 日 12:11:16)
http://chikyuza.net/modules/news1/article.php?storyid=129
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「証拠を評価すること:スロボダン・ミロシェヴィチ裁判の教訓から」(ヒューマン・ライツ・ウォッチ、2006年12月) の再検討を含む―2007年2月25日(訳 07/04/02版)〔そのT〕
エドワードS.ハーマン、デヴィッド・ピーターソン、ジョージ・サミュエリー著
Edward S. Herman and David Peterson and George Szamuely
〈なかやまやすこ:ユーゴネット〉
第1部: はじめに: ヒューマン・ライツ・ウォッチの役割と偏向
ヒューマン・ライツ・ウォッチ(HRW)は米国ヘルシンキ・ウォッチ委員会として1978年に成立した。初期の文書は、その目的が「ヘルシンキ最終宣言文書の人権条項の遵守を国内・国際的に監視すること」にあると明言していた。[1] HRWは米国の1民間組織であり、かつて副議長が「もし自分の家を整理しなければ、あなたは他の国々について不平を言うことはできない」と述べたこともあったのだが、[2]その主な焦点はモスクワにあった。そうして、この文献でも、同委員会の設立は「ソビエト圏で山積みの問題を抱えるヘルシンキ監視員の活動に対する倫理的支援の表現として企てられた」と断言しており、またその初期の仕事は、ソ連を弱体化し東欧との絆を解く米国の政策を進めるよう調整されていた。[3] この組織はフォード財団から400,000ドルの元金を得て以来、その地平線を広げて途方もなく成長する一方、その指導部の加入、 [4] 資金調達、[5] および長年にわたるその役割で証拠づけられるように、西側の支配者層との緊密な結びつきから脱落することは決してなかった。HRWは、人権に対する組織的な関与とその範囲の広さゆえに、例えばレーガン時代の中央アメリカでの戦争支援について、その特徴と影響の証拠を提供するといった多くの価値ある仕事をしてきた。中央アメリカではアメリカズ・ウォッチが米国のニカラグアのコントラ、サルバドル軍および死の部隊に関して報告し、またグァテマラの国家テロは目を見張らせる驚きであり、レーガン主義者とウォール・ストリート・ジャーナルの一部の編集者の厳しい対立を導き出した。[6]
しかし、こうした無数の建設的な努力にもかかわらず、同組織は重大な時や重大な場面で米国政府の課題(agenda)を後押しし、時には外交政策の支配者層(establishment)の事実上の宣伝部として貢献しさえした。この傾向は、1990年代の初め以来ずっと、この組織が中心をおく米国政府自身が関わっている主要な競争―おそらくイラクやバルカンより明白なものはないだろうが―のいくつかの扱いにおいて、特に目立ってきている。さて、その偏向の深さのほどは、2002年3月にウォール・ストリート・ジャーナルに発表されたHRW執行理事ケネス・ロス(Kenneth Roth)の署名記事「サダムを起訴せよ」[7]がよく例証している。この論評について最初に注目すべきは、そのタイミングである。それは、米・英が国連憲章を侵害する対イラク攻撃、すなわち「ショックと畏怖」の空爆作戦と上陸作戦による攻撃、を明らかに計画しつつある時だったが、ロスは正当性のない戦争を開始することに対し警告を発していない―侵略戦争がニュルンベルク法廷(*ナチス戦犯の国際軍事法廷)により「それ自体の中に蓄積された全体の悪を含む」「最高の国際犯罪」と判断されているにもかかわらずである。[8] それとは逆に、ロスは焦点をサダムの犯罪にあて、米・英の指導者から注意をそらし、また予想される彼らの最高の国際犯罪に弁明の口実を与えるという価値ある広報活動の贈り物をしたのである。
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ダイナモさんの大好きなHRWなる団体がどういう団体か、知っておくべきでしょう。
内容はユーゴ問題に関するものですが、現在の中東問題に対するこの団体の「方針」を
理解するためにも。
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