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中国の核兵器設計図が北に渡った![春名幹男 「国際情報を読む」]
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2012/4/19 日刊ゲンダイ :「日々担々」資料ブログ
北朝鮮のミサイル発射に対して、国連安全保障理事会は結局、拘束力のない議長声明しかまとめられなかった。
日米の外交当局などは「前回より厳しい内容」と自賛しているが、その陰で中国はほくそ笑んでいるに違いない。
中国にとっては北朝鮮国家の存続こそが国益になる。北朝鮮の「自主権」を守り、金正恩政権の安定化を図るため、強制力が伴う安保理決議を阻止したのは外交的勝利だった。
過去には、北朝鮮のミサイル発射や核実験後に、制裁やミサイル技術移転阻止を盛り込んだ安保理決議が採択されている。しかし、中国は決議を順守せず、北朝鮮の制裁逃れを手助けした疑いが指摘されてきた。
3月末、米議会調査局(CRS)がまとめた「中国と大量破壊兵器・ミサイル拡散」と題するリポートが、数々の中国の疑惑を列挙している。
中国企業などが北朝鮮に人工衛星・ミサイル開発に必要な機器を供与したことは米国家安全保障局(NSA)が突き止め、その事実は1999年以降、再三報告されてきた。
2010年には、北朝鮮企業から工作機械の注文を受けた台湾企業に対し、台湾当局が捜索した事実が表面化した。
中国の領空を通過した航空機、あるいは大連などの港を経由した貨物船を使って、北朝鮮がパキスタンやイランにミサイル部品などを輸出した事例も紹介されている。
09年5月に北朝鮮が2度目の核実験を行った後、国連安保理は制裁決議を採択した。しかし3カ月後の同年8月、北朝鮮は決議に違反してイラン向けに武器を輸送。その際、大連で中国船に武器を搭載、上海でオーストラリア船籍の船に移し替えたが、アラブ首長国連邦当局に発見され、差し押さえられた。
最も深刻な疑惑は、パキスタン核開発の父、カーン博士が中国にウラン濃縮技術を提供した代わりに、核兵器の設計図を中国から入手した可能性だ。これは中国が66年、爆発実験を行ったミサイル搭載用の小型・核兵器の設計図といわれる。
カーン博士はこの設計図をリビアに売却しており、「イランや北朝鮮にも売った疑惑」がCRSリポートで指摘されている。北朝鮮のミサイル実験失敗で脅威が後退したとはいえない。
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