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アフガン駐留米兵、笑顔で遺体と記念撮影 米紙が写真掲載
2012.04.19 CNN http://www.cnn.co.jp/world/30006303.html
米紙ロサンゼルス・タイムズは18日、アフガニスタンに駐留する米兵が爆弾テロ容疑者とみられる遺体とともに笑顔で記念撮影した写真を紙面に掲載した。パネッタ米国防長官は同日、写真の行為は米国の法や価値観に反するとして強く非難。米軍も関係者の処罰に向けて調査に乗り出した。
同紙によると、ある米兵が「指揮系統と規律の乱れによる安全上のリスクに注目してもらいたい」との理由で18枚の写真を提供。そのうちの2枚を紙面に掲載した。
このうちの1枚は、テロ容疑者のものとみられる男性の遺体の前で、遺体の手を自分の肩に乗せて笑みを浮かべる米兵と、後ろで遺体に手を伸ばす別の米兵が写っていた写真には「米陸軍第82空挺(くうてい)師団の兵士と、路上爆弾を仕掛けようとして殺されたアフガンのテロ容疑者の遺体」との説明書きが付いている。
もう1枚では数人の米兵やアフガンの警察官とみられる男たちが遺体の足を持ち上げて笑顔で記念写真に納まり、うち1人は両手で得意げに親指を立てていた。
同紙はこの写真について、2010年に同師団が南部ザブール州の警察署を訪れて遺体を検分した際に撮影されたものだと伝えている。同紙の広報によれば、写真の信ぴょう性は提供者や国防総省、部隊の指揮官に取材して確認したという。
武力紛争による傷病者や捕虜の扱いを定めたジュネーブ条約では、遺体は尊厳を持って接するよう定めており、国際治安支援部隊(ISAF)のアレン司令官も写真の行為を強く非難。米国防総省報道官は、懲戒措置を含めて、事実関係を調べ、軍の制度に従って関係者の処分を行うと表明した。
パネッタ長官は同紙に対し、敵に攻撃を仕掛ける口実を与えかねないとして写真の掲載を見合わせるよう申し入れたことも明らかにした。これに対してロサンゼルス・タイムズの編集者は「米国がアフガニスタンで行っている任務のすべての局面を読者に伝える義務があると判断した」と説明している。
アフガニスタンでは今年に入り、米兵による問題行動が相次いで発覚している。1月には遺体に放尿する海兵隊員の動画がインターネットに投稿され、その1カ月後には米空軍基地でイスラム教の聖典コーランなどが燃やされた。3月には陸軍兵が南部カンダハル州の町で民家を襲って銃を乱射、17人を殺害した罪に問われている。(以上転載終了)
(以下感想)
ブッシュのリリーフとして登場したオバマだったが、就任前と比べて、国内もえらいこっちゃになっている。覇権国の大親分として君臨していた「アメリカ様」の威厳もなくなり、国内経済も破綻寸前だ。
再生の目玉だった「グリーン・ニューディル」も、中国に先を越されたり、国家予算の半分近くを計上していた軍備拡張予算も削減せざるを得ない状況だ。
アフガン駐留の米軍は10万人規模に達し、それに伴う追加戦費は300億ドルに達したようだ。しかし、米兵の死者の増加しており、兵士の精神的ストレスも大きな問題となっている。
アフガンの兵士は、働き口がないアメリカの片田舎からリクルートされ、沖縄で軍事訓練を受けたあと派兵されるそうだ。クリスチャンが多いと思われるが、ベトナムと同様に、精神がおかしくなるのもうなずける気がする・・。日本の自衛隊も、親分からの恫喝で、近いうちにこのような状況になるのではと思うが、如何だろうか。
※NATO及びISA兵士の死亡数2,697人(アメリカ: 1,751, イギリス: 379, その他: 567)
民間人の死亡数 887人
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