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【ニューデリー支局】アフガニスタンの反政府武装勢力タリバンが15日、首都カブールなどで大使館などを狙った大規模な攻撃を仕掛けた。米大使館や議会がある首都中心部のほか、地方でも攻撃を展開しているもようだ。タリバンは同日、攻撃を指揮していることを認めた。タリバンは3月に起きた駐留米兵による乱射事件を契機に米国との和平交渉打ち切りを宣言し、攻勢を強めている。
現地からの報道によると、各国大使館などが集まるカブール中心部でロケット弾などによる爆発が相次いで起き、銃撃戦も始まった。議会も攻撃の標的になっており、ホテルでは火災が起きているという。
現地テレビが流した映像では、首都の一部で煙が上がっている。アフガン東部の都市では一部ビルが武装勢力に占拠されたとの情報もある。
ロイター通信によると、タリバンは同日、他の武装勢力と連携し、首都と地方部で攻撃を展開していると明かした。主な標的は欧米諸国の大使館や北大西洋条約機構(NATO)の現地本部だと表明したという。NATOは今のところ犠牲者は出ていないとの声明を発表した。
アフガンでは3月、南部カンダハル州で駐留米兵が銃を乱射し、子供や女性を含む民間人が犠牲になった事件が起きた。タリバンは事件直後に「報復」を宣言。国民の間でも反米感情が高まっていることを追い風に攻勢に出ている。
事件後、米政府とカルザイ政権の関係もぎくしゃくしており、アフガン情勢は不安定さを増している。
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