http://www.asyura2.com/12/warb9/msg/214.html
Tweet |
ミサイル失敗で軍分裂危機!北朝鮮崩壊のプロローグ
http://www.zakzak.co.jp/society/foreign/news/20120414/frn1204141440001-n1.htm
2012.04.14 夕刊フジ
北朝鮮ではミサイル打ち上げの全責任を負う軍部が失敗を取りつくろうため、思わぬ行動を起こす可能性が出てきた。“暴発”で制御不能に陥れば、日本など近隣諸国へ中距離弾道ミサイル「ノドン」を撃ち込んでくる危険性もある。日本は独裁国家の崩壊に巻き込まれるのか。
金正恩体制を固める目玉施策のミサイル発射が失敗。長距離飛行の実績を示し、米国から追加の食糧や経済支援を引き出す思惑もついえた。北にとって「これほどの恥は過去になく、新体制は計り知れないダメージを受けた」(外交筋)と、かつてない危機に直面。韓国の金寛鎮国防相は、「さらなるミサイル発射実験や(3度目となる)核実験など軍事的な挑発行為を行う可能性が非常に高い」と警戒する。
実質的にミサイル発射を主導したのは朝鮮人民軍。失策をどのようにカバーしようとするのか。現代コリア研究所の佐藤勝巳所長は「38度線と呼ばれる軍事境界線から韓国を挑発する危険がある」とみている。
「存在感を示すための緊張関係をいち早く作るには、核開発では時間がかかり過ぎる。2010年の延坪島砲撃ぐらいの挑発でも弱い。責任を負った軍は大局観を喪失して『失敗を取り戻すこと』しか考えず、国際社会を敵に回した破滅への道を突き進む。内陸部への砲撃など暴挙に出るのは必至」(佐藤氏)
軍が制御不能となって一部勢力が突っ走れば、反対に抵抗勢力も生まれる。「両者で内戦状態になり、一方の敗色が濃厚となったとき、ヤケになって韓国や日本へ中距離ミサイルを撃ち込んでくるのが最も恐ろしい」(同)と最悪の事態も想定される。
日本にとっては北の独裁体制が崩壊し、被害を受けないまま、友好関係を築ける民主的な政権の樹立が望ましい。しかし、ことは都合よく転がりそうにはない。
在モスクワで『プーチン最後の聖戦』(集英社インターナショナル)の著書がある国際関係アナリスト、北野幸伯氏は「ロシアと中国はシリアやイランと同様に北朝鮮も守る」と指摘した。「中ロにとって最悪のケースは米国が軍事介入し、朝鮮半島が韓国を中心に統一されてしまうこと。そうなると、中ロの国境に堂々と米軍が駐留できる。また、現在の世界情勢は米中の覇権争奪戦、さらに『敵の敵は味方』という軸で動いている。ロシア、中国にとって北朝鮮は反米の同志。だから守る」(北野氏)
元航空自衛隊員の軍事ジャーナリスト、鍛冶俊樹氏も「発射失敗を認めたことが大きなポイントで、国際社会からの孤立は免れた。打ち上げが失敗、成功のどちらに転んでも立場が悪くならないよう考えるキレ者がいて、金正恩氏に助言できる態勢が整っているのでは」とみている。
暴発シナリオか、それともしぶとく生き抜くのか。いずれの道でも日本は恐怖にさらされる。
この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます(表示まで20秒程度時間がかかります。)
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。