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北朝鮮ミサイル“失敗3人組”銃殺刑も!冷徹な金正恩“血の粛清”
http://www.zakzak.co.jp/society/foreign/news/20120414/frn1204141441002-n1.htm
2012.04.14 夕刊フジ
人工衛星と主張する長距離弾道ミサイルの発射が失敗に終わった北朝鮮。金正恩氏による新体制の権威づけに失敗した北では、関係者に対する制裁の嵐が吹き荒れそうだ。専門家は「ミサイル開発を主導した朝鮮労働党幹部3人の失脚は免れない」と指摘。新指導者になって以降、正恩氏は、不祥事をおかした高官らを迫撃砲などで次々と処刑しているだけに今回も血の粛清は避けられそうにない。
15日の金日成生誕100年行事の“祝砲”としての意味合いもあったミサイル実験。
新体制発足後初めての大事業が失敗に終わり、正恩氏は、失った威信の回復を早急に行わなければならなくなった。
関係者の粛清が始まるのは確実で、戦犯候補の筆頭として名前が挙がっているのが、朝鮮労働党のテクノクラート(技術官僚)、「3人組」と称されるミサイル開発の責任者たちだ。
拓殖大学国際開発研究所の客員研究員・高永●(=吉を2つヨコに並べる)(コウ・ヨンチョル)氏は「党官僚で国防委員もつとめる朴道春、朱圭昌、白世鳳の3氏。正恩氏に抜擢された背広組で、予算面から実務面までミサイル開発の全てを仕切ってきました」と話す。
総責任者の朴氏は、兵器調達を担当する党軍需秘書と党中央軍事委員長を兼務。朱氏はミサイルの開発・実行を担当する党機械工業部長、生産責任者の白氏は第2経済委員長を務める。
彼らはこのミサイル発射実験のため、2月に正恩氏の側近に抜擢。国家の威信をかけた大事業実現のための切り札として期待された。
だが、実験が失敗に終わったいま、待ち受ける運命は過酷そのものだ。
「首領の顔に泥を塗ったわけですから、クビが飛ぶのは確実。そればかりか、銃殺刑に処される可能性もある」(高氏)
金正日総書記の体制下では、政策失敗の度に容赦ない粛清が行われてきた。2010年には、北が前年の09年に行ったデノミネーション(通貨単位の切り下げ)の失敗の責任を問われ、党計画財政部の朴南基部長ら党幹部2人が、平壌市内で銃殺刑に処されている。
正恩氏もすでに父譲りの冷酷さを発揮している。
「昨年12月から1月にかけて軍の高官を次々に処刑。“犠牲者”はすでに2ケタに達している。金正日総書記の服喪期間中に不祥事をおかした高官の1人には、『髪の毛1本も残すな』と指示。迫撃砲の着弾地点に立たせる残虐な方法で公開処刑した」(韓国消息筋)
一方、今回のミサイル実験失敗に際しては、北の官製メディア「朝鮮中央通信」が「実験は失敗した」と異例の発表を行ったことも話題になった。
その背景について、北の内情に詳しい早稲田大国際教養学部の重村智計教授は、「現在、北には多くの中国人が流入してきている。彼らによって中国経由の情報がもたらされるため、以前のように情報統制が取りにくくなっている」と指摘。
この事情を踏まえ、「これまで政策失敗のたびに常套句としてきた『米国・韓国の妨害』という言い訳も通用しにくい。『政権を貶めるための反正恩派の策略ではないか』との陰謀論も出てくる可能性があり、(そうなれば)粛清が加速する」と解説する。
北に、再び血の雨が降ることになるのか。
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