http://www.asyura2.com/12/warb9/msg/203.html
Tweet |
日本政府はロケット発射情報発表に遅れ、ダブルチェックに時間と
4月13日(ブルームバーグ):北朝鮮によるロケットの発射は失敗したものの、日本政府は発射直後の13日午前8時すぎの段階で「確認していない」といったん発表するなど情報伝達が遅れた。藤村修官房長官は閣議後の会見で、複数の情報を確認する必要があり、当初の対処方針通り対応したと説明しているが、情報伝達に課題を残すことになった。
日本政府は今回の発射に備え、電子メールを使った報道機関などへの情報伝達を行う予定だった。藤村氏によると、防衛省は発射直後の午前7時40分ごろには米国の早期警戒衛星からの情報提供を受けたが、8時15分すぎの田中直紀防衛相の記者会見まで発射情報を公表しなかった。
藤村氏は発表の遅れについて「一つの情報、特に早期警戒情報は誤情報もあるので、今回の対処方針は必ずダブルチェックで確認する。情報を入手した上でレーダーその他あらゆる情報手段で、もうひとつの確認をしようとしていた」と説明。その上で、「対処方針を基に粛々とやった。対処方針自身の検証の必要は当然ある」と語った。
閣議に先立ち、政府は野田佳彦首相、藤村氏らが官邸で安全保障会議を開催。首相は関係閣僚に対し、引き続き、緊張感をもって情報収集に努めることなどを指示した。
藤村官房長官は会見で、北朝鮮のロケット発射について「わが国の安全保障上の重大な挑発行為と言わざるを得ず、国連安全保障理事会決議に違反する行為で極めて遺憾であり、外交ルートを通じて厳重に抗議した」とコメントした。
日本政府は今回の発射に関しては、報道機関などへの電子メールによる情報伝達と自治体向けの全国瞬時情報システム(Jアラート)を使って速報する態勢を取っていた。この報道機関向け電子メールで発射確認情報が配信されたのは田中防衛相が緊急会見を終えた後の8時40分すぎだった。
-- Editor: Hitoshi Sugimoto, Tetsuki Murotani
関連ニュースと情報:
記事に関するエディターへの問い合わせ先: 東京 大久保義人 Yoshito Okubo yokubo1@bloomberg.net 香港 Peter Hirschberg phirschberg@bloomberg.net
更新日時: 2012/04/13 11:53 JST
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-M2EBIO0YHQ0X01.html
この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます(表示まで20秒程度時間がかかります。)
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。