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ミサイルの次は核実験!“凶暴”北朝鮮が行き着く先
http://www.zakzak.co.jp/society/foreign/news/20120412/frn1204121810002-n1.htm
2012.04.12 夕刊フジ
北朝鮮が「人工衛星」と主張する長距離弾道ミサイルの発射予告期間(12〜16日)が12日、初日を迎えたが、午前7時から正午(日本時間同)の間としていた実施時間帯に発射に関する発表はなく、見送られた。打ち上げは、朝鮮労働党の新設最高位である党第1書記に就任した金正恩氏の“祝砲”の意味合いもあるが、「長距離弾道ミサイルに核弾頭を搭載する技術を確立し、軍事的脅威を知らしめる」(専門家)のが真の狙い。発射後は核実験にも踏み切るとみられ、国際社会は緊迫したムードに包まれている。
北朝鮮が発射を予定する長距離弾道ミサイルは「テポドン2号」の改良型で3段式。全長は約30メートルで直径は2・4メートル、総重量は91トンにも及ぶ。11日に猛毒燃料ヒドラジンの注入を開始し、予告期間の初日である12日にも発射するとみられていた。
ただ、11日に朝鮮労働党代表者会で新設の第1書記に就任した金正恩氏が、13日の最高人民会議で国家機構トップである国防委員長の地位を得る可能性が高いなど、重要な政治日程が続いている。気象条件のほか、15日にも金日成主席生誕100年を迎えるため、発射のタイミングを慎重に図っているようだ。
強行すれば2009年4月以来、約3年ぶりとなるミサイルの発射。防衛省関係者によると、1段目のロケットは発射から1分後に韓国南西部の辺山半島から140キロ西側の黄海上に落下。2段目は7分後にフィリピン東方190キロの太平洋上で切り離される見通しで、「北の思惑通りにいけば、衛星は10分後には宇宙の軌道に乗る」という。
だが、北は過去2度、打ち上げに失敗。ミサイルの部品や破片が、飛行コース上に位置する沖縄・先島諸島に落下する事態も想定される。
「ミサイルが発射されれば、最初に米軍の早期警戒衛星がとらえ、国内の防衛機関などに情報が伝えられる。コースが外れて日本の領土内に落下の危険が及ぶと、海上配備したイージス艦3隻が迎撃ミサイルSM3で、上空100キロ以上の大気圏外でのミサイル破壊を狙う。失敗した場合に備え、PAC3の配備も完了している」(先の防衛省関係者)
PAC3は、沖縄県内4カ所と東京・市谷の防衛省など首都圏3カ所に配備され、2段構えで不測の事態に備えている。
国際社会を敵に回してまで、北が強行するねらいは何か。
軍事情勢に詳しいジャーナリストの惠谷治氏は「北は、将来的に偵察衛星を飛ばすことを想定している。成功すれば衛星とミサイル、両方の技術を手に入れる。09年に発射したテポドンは射程が3500〜3600キロメートルだったが、今回はそれ以上飛ぶのは確実。高度500キロメートルまで上昇し、飛距離は6000キロメートルに達する可能性があり、軍事的な脅威はより増大する」と警戒感を強める。
気がかりなのは、ミサイルが核開発と結びついている点だ。北は、09年のミサイル発射の際にも、発射から50日後に地下核実験を強行した。
軍事ジャーナリストの世良光弘氏は「ミサイル実験と核実験はワンセット。09年のときは、ミサイル実験後に各国が北の経済制裁に踏み切った。北が核実験を行ったのはその直後だった。今回も国際社会が同様の対応を取るはずで制裁への報復という名目で核実験を行うだろう」とみる。
仮に、核弾頭が長距離弾道ミサイルに搭載可能となれば、北の暴走を止める術はいよいよなくなる。
「北は09年の時点で、1000キログラムまで核を小型化することに成功している。射程が1300キロメートルの中距離弾道ミサイル『ノドン』にはすでに搭載できるだけの技術力を持っている。ただ『テポドン』に載せて長距離を飛ばそうと思えば、核弾頭を500キログラムまでスリム化しなければいけない。技術力の向上がそこまで進めば、世界的に北の核の脅威が広がる」(先の世良氏)
凶暴な隣国は、どこに向かおうとしているのか。 北朝鮮が「人工衛星」と主張する長距離弾道ミサイルの発射が12日、秒読み段階に入った。打ち上げは、朝鮮労働党の新設最高位である党第1書記に就任した金正恩氏の“祝砲”の意味合いもあるが、「長距離弾道ミサイルに核弾頭を搭載する技術を確立し、軍事的脅威を知らしめる」(専門家)のが真のねらいだ。発射後、核実験に踏み切るとみられ、国際社会は緊迫したムードに包まれている。
北朝鮮が発射を予定する長距離弾道ミサイルは「テポドン2号」の改良型で3段式。全長約30メートル、直径2・4メートル、総重量は91トンにも及ぶ。11日に猛毒燃料ヒドラジンの注入を開始。完了後は機体が重みで不安定になり、燃料タンクの腐食も進むため、時間をおかずに発射するとみられる。
ただ、「朝鮮宇宙空間技術委員会」が、タイミングは「気象条件やロケットの準備完了だけで決まるものではない」と言及したため、13日以降にズレ込む可能性もある。平壌に支局を持つロシアのタス通信は「事情をよく知る複数の情報筋」の話として、発射は13〜14日との見通しを平壌発で伝えた。15日の金日成主席生誕100年に向けた政治日程なども考慮に入れているようだ。
防衛省関係者によると、1段目のロケットは発射から1分後に韓国南西部の辺山半島から140キロ西側の黄海上に落下。2段目は7分後にフィリピン東方190キロの太平洋上で切り離される見通しで、「北の思惑通りにいけば、衛星は10分後には宇宙の軌道に乗る」という。
だが、北は過去、打ち上げに2度失敗。ミサイルの部品や破片が、飛行コース上に位置する沖縄・先島諸島に落下する事態も想定される。
「ミサイルが発射されれば、最初に米軍の早期警戒衛星がとらえ、国内の防衛機関などに情報が伝えられる。コースが外れて日本の領土内に落下の危険が及ぶと、海上配備したイージス艦3隻が迎撃ミサイルSM3で、上空100キロ以上の大気圏外でのミサイル破壊を狙う。失敗した場合に備え、PAC3の配備も完了している」(先の防衛省関係者)
PAC3は、沖縄県内4カ所と東京・市谷の防衛省など首都圏3カ所に配備され、2段構えで不測の事態に備えている。
国際社会を敵に回してまで、北が強行するねらいは何か。
軍事情勢に詳しいジャーナリストの惠谷治氏は「北は、衛星を軌道に乗せることで偵察衛星を飛ばすことを想定している。成功すれば衛星とミサイル、両方の技術を手に入れる。09年に発射したテポドンは射程が3500〜3600キロメートルだったが、今回はそれ以上飛ぶのは確実。高度500キロメートルまで上昇し、飛距離は6000キロメートルに達する可能性があり、軍事的な脅威はより増大する」と警戒感を強める。
気がかりなのは、ミサイルが核開発と結びついている点だ。北は、09年のミサイル発射の際にも、発射から50日後に地下核実験を強行した。
軍事ジャーナリストの世良光弘氏は「ミサイル実験と核実験はワンセット。09年のときは、ミサイル実験後に各国が北の経済制裁に踏み切った。北が核実験を行ったのはその直後だった。今回も国際社会が同様の対応を取るはずで制裁への報復という名目で核実験を行うだろう」とみる。
仮に、核弾頭が長距離弾道ミサイルに搭載可能となれば、北の暴走を止める術はいよいよなくなる。
「北は09年の時点で、1000キログラムまで核を小型化することに成功している。射程が1300キロメートルの中距離弾道ミサイル『ノドン』にはすでに搭載できるだけの技術力を持っている。ただ『テポドン』に載せて長距離を飛ばそうと思えば、核弾頭を500キログラムまでスリム化しなければいけない。技術力の向上がそこまで進めば、世界的に北の核の脅威が広がる」(先の世良氏)
凶暴な隣国は、どこに向かおうとしているのか。
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