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北朝鮮、戦慄のミサイル開発!標的は沖縄、ワシントン到達も
http://www.zakzak.co.jp/society/foreign/news/20120412/frn1204121125001-n1.htm
2012.04.12 夕刊フジ
★加藤昭氏リポート
北朝鮮が「人工衛星」として発射を準備している長距離弾道ミサイル。海外メディアに公開した映像などから、2009年に打ち上げたテポドン2号の改良型と基本仕様は変わらないとみられている。沖縄・米軍嘉手納基地をも狙った恫喝行為。北朝鮮はこれ以外に、核開発をめぐり国際社会の制裁を受けるイランと連携して、米ワシントンまで到達するテポドン3号の開発を続けているという。大宅賞ジャーナリストの加藤昭氏の衝撃リポート。
北朝鮮の新指導者、金正恩(キム・ジョンウン)氏が主導するミサイル発射。韓国政府筋は、1段目のロケットが中距離弾道ミサイル「ノドン」を4基束ねた、テポドン2号の改良型との見方を明らかにしている。
ロシア国防省参謀本部のM将軍は「今度こそ、本命のテポドン3号を出してくるかと思ったが、敵を油断させるためか、旧式ミサイルをショーウインドーに並べたようだ」といい、極秘開発しているテポドン3号について、こう語った。
「研究開発に着手したのは1990年代で、2000年には基本設計図が完成している。わが国が入手した設計図では、3段式の本格的な長距離弾道ミサイルで、射程は約1万2000キロ。モスクワやワシントンを直撃できる。2号の射程が約8000キロだから、米国だけでなく、ロシアにも大きな脅威だ」
開発が遅れている、ということなのか。
「国際社会の締め付けもあり、開発資金と科学技術者の確保、ミサイル部品の調達などで難航しているようだ。ただ、同様の制裁を受けるイランが、北朝鮮に資金などを援助をしている。今回も100人以上のイラン技術者が平壌に招かれた」
実は、北朝鮮とイランの連携をうかがわせる国際商取引がある。在京の情報当局者が明かした。
「イランが最近、国際市場で200万トンの小麦を調達しようとした情報がある。『北朝鮮がミサイル発射を強行する背景には、イランからの食糧支援の密約があるのでは』という見方もある」
横流しが事実なら、食糧の心配がなくなった北朝鮮が国際社会の警告を無視することは当然だ。
今回のミサイルは沖縄上空を通過するとされるが、飛行コースについて、ロシア国防省のM将軍は「沖縄・米軍嘉手納基地を目標に想定していることは疑う余地がない。北朝鮮は06年と09年にも発射しているが、青森・三沢基地や、米ハワイ沖などを具体的目標としていた」と語る。
核実験の兆候も確認された。米国務省や韓国政府筋によると、北朝鮮は過去2度の核実験を行った北東部の咸鏡北道(ハムギョンプクト)・豊渓里(ブンゲリ)で、新たな核実験用坑道を掘削しているという。
ロシアのM将軍も「昨年死去した金正日(キム・ジョンイル)総書記の遺訓は『核・ミサイル計画』であり、一体開発であることを忘れてはならない」と語る。
国際社会は、北朝鮮やイランの核・ミサイル開発を阻止するための制裁を強化しているが、両国はそれをあざ笑いながら、軍備拡大に突き進んでいるのか。
■加藤昭(かとう・あきら) 1944年、静岡県生まれ。大宅マスコミ塾で学び、「瀬島龍三・シベリアの真実」「『中川一郎怪死事件』18年目の真実」などのスクープを連発。「闇の男 野坂参三の百年」で94年、第25回大宅壮一ノンフィクション賞を受賞した。
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