http://www.asyura2.com/12/warb9/msg/195.html
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11日のシリア情勢に関するal jazeera net 等の報道取りまとめたところ次の通りです。
10日の停戦期限は過ぎましたが、その48時間後の12日0600(現地時間)から停戦が実行されることになっていて、アナン特使はこの点シリア政府からの文書による確認を得たとしています。
いずれにしても、実際にどうなるかもう直ぐ判るわけですが・・・。
・アナン特使は11日、12日午前6時から停戦するとの書簡をシリア外相から受け取ったと表明した。
シリア国防省も停戦するとしたが、他方反政府軍からの攻撃に対しては反撃する用意ができていると表明した。
http://www.aljazeera.net/news/pages/041a8b61-0555-4871-b7e6-3544a8ccba25?GoogleStatID=1
http://www.alquds.co.uk/index.asp?fname=latest\data\2012-04-11-09-28-01.htm
・シリアでは11日各地で少なくとも32名が政府軍の手により死亡した。
その大部分はホムス、イドリブ及びダマスカス郊外であった。
シリア軍は各地で激しい攻撃を続け、戦車砲、臼砲等を使用しているが、また各所で自由シリア軍とも衝突している。
http://www.aljazeera.net/news/pages/68b446af-7d1d-4e9b-a2d8-2ef8892cce7f?GoogleStatID=1
・この週、初めて戦車部隊がダマスカスの中心街に展開した。
またダマスカスの道路は方々で閉鎖、または検問所が設けられ、軍の他治安関係者、民兵が多数動員されて、方々に配置されている。
他方ダマスカス中心の各所で青年たちが無言のデモをしており、また屋上からは拡声器で「アッラーホアクバル」の声が流れている。
政権にとって無言のデモは最大の脅威になっている。
http://www.alarabiya.net/articles/2012/04/11/207030.html
・トルコのシリア非難のトーンが高まっている。
エルドアン首相はトルコの忍耐にも限度があり、必要となったらトルコは何をすべきかの用意ができており、そのような方向にトルコを強制できるのはシリア政権だけである、と激しい口調で述べた。
首相発言に関して、トルコ外交官Hトルコとしては総ての選択肢を検討中ということで、その中にはおびただしい難民の流入を防ぐために、シリア領内に安全地帯を設ける案も含まれていると語った。
・トルコ外相はG8会議出席の各国外相とシリア問題について電話で協議をする。
http://www.aljazeera.net/news/pages/041a8b61-0555-4871-b7e6-3544a8ccba25?GoogleStatID=1
(10日−2)
10日のシリア情勢につい手は朝方ご報告した通りですが、10日のその後の情勢について11日付のal jazeera net の報じるところでは、
10日シリア各地での政府軍による死者は101名に上った。
うち、56名がホムス、22名がハマ、12名がイドリブ、6名がダラア、3名がアレッポ等であった。
ホムスでは10日先に殺害された者の遺体37の共同埋葬地が発見された。
これで抵抗運動が始まってからの死者は全体で12000名を超え、ホムスだけで4437名、イドリブで1935名、ハマで1639名、ダラアで1300名であった。
児童の死者は821名、婦人の死は664名であった。
またダマスカスの多くの場所で抗議のデモが行われた。
http://www.aljazeera.net/news/pages/e6f626c8-1a18-434d-b06a-7ccec831d1cd?GoogleStatID=1
他方11日付のal arabiya net は複数のトルコメディアをひいて、10日新たにシリア領からトルコ領内に銃弾が飛来したと報じています。
それによるとシリア軍は越境してトルコ領へ逃げ込もうとする難民を妨害するために銃撃したもので、一部近くの難民キャンプにも飛来したが、人的被害はなかった由。
このニュースは先ほど見たトルコの2のネットは報じていませんが、トルコは既にシリアに対して抗議と再発防止の申し入れをしており、エルドアン首相の強硬発言にも拘わらず、この事件が本当に起きたのであれば、シリア軍で必ずしも統制が取れていないことを示すものかと思われます(何しろこの時点でトルコ領内に銃弾を撃ち込むことは、トルコに対して介入、例えば安全地帯の設置等を行う格好の口実を与えるだけだからです)
http://www.alarabiya.net/articles/2012/04/11/206908.html
http://blog.livedoor.jp/abu_mustafa/
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元記事の誤字、名詞の短縮・省略などを訂正しています。
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