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(CNN) シリア政権と反体制派がアナン前国連事務総長の仲介で合意した政府軍の撤退期限の10日を前に、同国では9日も軍による攻撃が続き、国境を越えたトルコ、レバノン側にもそれぞれ死者が出た。停戦が実現する望みは薄いとの見方が強まっている。
反体制派の地域調整委員会(LCC)によると、9日は国内各地で少なくとも計143人の死者が出た。
シリア北部のトルコとの国境付近では治安部隊と反体制派が衝突し、2人が死亡、19人が負傷した模様。トルコ外務省の報道官によると、トルコ側へ逃れようとする負傷者に手を貸した避難民らが銃撃を受けた。
トルコには多くのシリア国民が避難しているが、国境を越えて死者が出たのは初めて。同国政府は首都アンカラのシリア大使館に抗議し、国境地帯での戦闘をただちに中止するよう要求した。
一方、西側のレバノン国境では、同国のテレビ局の取材班が乗った車がシリア軍の攻撃を受け、カメラマン1人が死亡、記者1人が負傷した。レバノン国営通信NNAによると、レバノン側にいた車がシリア側から集中射撃を浴びたという。レバノンのミカティ首相は、シリア側からの越境攻撃を激しく非難し、シリア側に犯人の拘束を求める意向を示した。
国営シリア・アラブ通信(SANA)によると、シリア外務省の報道官は8日、政権側が10日までの部隊撤退に合意したというのは「誤った解釈だ」と述べ、「アナン氏から、武装集団側が攻撃を中止し、またカタールやサウジアラビア、トルコがテロ集団への資金や武器の提供を中止する保証を書面で得られていない」と批判。「テロとの戦い」を主張する説明を繰り返し、一方的な停戦には応じられないとの立場を示した。
反体制派によると、政権側が10日の期限に従う意向を表明した後、すでに600人以上の死者が報告されている。
http://www.cnn.co.jp/world/30006194.html
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アサドは、デモなどで反政府運動を行なっている一般市民にも「テロリスト」というレッテルを張り、狙撃や無差別砲撃による一般市民殺戮を正当化して居直っている。
アサドがいくら武力で弾圧しようとも、いまやシリア全土で行なわれている反政府運動は、アサドが打倒されるまで運動を継続するだろう。
いまやシリア国民の大多数から支持を失ったアサドが頼みの綱とするのが、中東における影響力を失いたくないロシアからの大量の武器輸入だけである。
アサドの味方はロシア、イラン、中国ぐらいしかいない。これらの国以外に、常軌を逸したアサドによる殺戮行為を許す国があるはずもなく、アサドはほぼ国際社会から孤立状態ある。
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