http://www.asyura2.com/12/warb9/msg/149.html
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ここ10年間に9回アフガニスタンを訪れている西谷氏は語る
(『巨額な支援金はどこへいってるんですか』との問いに対して)
「日本の50億ドルの支援は、
例えば病院には肺炎の薬もないし酸素吸入の機械もありません。
カルザイ政権が病院の外壁を塗り替えてるんです。
ピンクから青、青から黄色と。
毎年塗り替え工事をやってるんです。
建設会社に病院の支援だということで発注して
塗り替え工事の予算の半分を賄賂として抜く。
保育器とか薬だと賄賂抜けませんから
間に建設会社を挟んで賄賂を抜く。
表向きは病院の支援でも
実際は無駄な工事ばかりやっていて
子供達が亡くなっていくということです。
一番大きな責任は支援を貰う側、カルザイ政権の問題は大きいですが、
支援をする側、日本政府は、もうちょっと現場を見て、
お金を出すだけじゃなくて、このお金が本当に困っている人に届いているか
チェックし、現場で指導しないと、おそらくこれを繰り返しますね」
西谷文和氏のアフガニスタン現地報告 2012.2
http://www.youtube.com/watch?v=TsDIG0ilwLA
対テロ戦争から10年あまり、極寒アフガニスタンの現実
http://www.tv-asahi.co.jp/dap/bangumi/hst/news/detail.php?news_id=23790
大雪の避難民キャンプで
http://www.nowiraq.com/blog/2012/02/post-377.html
このキャンプを、もう10数回も訪問しているが、一度もカルザイ政府や国連に出会ったことなし。
多額の復興費、国連への募金は何に使われているのか?この人々はずっとここで見殺しなのか?
カブール市内への国道でブルカを着た1人の女性が
道ばたにうずくまって物乞いをしている。
雪の中に座って、通り過ぎる車に手を差し出している。
もちろんブルカは防水ではないし、薄いペラペラのナイロン生地である。
そんなブルカで、雪の上に何時間も座っているのだ。
彼女はシュマーグルさん(48)でアフガン内戦が始まりイランに逃げた。
イランで難民生活をしていたがイラン政府から追い立てられ
3年前にカブールに戻ってきた。
夫とは生き別れていて、イランのどこかに住んでいるはず。
仕事もなく、扶養してくれる親族もいないので、こうして毎日物乞いに出てくる。
一日座って、平均100〜200アフガニー。日本円で300円程度。
カルザイ政権は国内避難民はもちろん彼女のような帰還難民にも
何の救済もしていない。
アフガンを取材するたび、絶望感に教われるが、特に冬のアフガンは極限状態である。
ここでは毛布一枚、石炭一袋で助かる命が、みすみす奪われている。
何とかならないのか。
キャンプに毛布とテントシートを配る
http://www.nowiraq.com/blog/2012/02/post-380.html
日本政府は50億ドルも支援したのだから、もっとカルザイ政権に、
「貧しい人々のために使う様に」と厳しく注文すべきだ。
ほとんどの援助金が、途中でワイロとして消えているのだ。
日本政府の官僚達、政治家達は、机上で計算していないで、この現場を見るべきだ。
子どもたちに重くのしかかる戦争犯罪
http://www.nowiraq.com/blog/2012/02/post-382.html
新生児室へ。やはり先天性奇形の子どもが保育器の中で眠っている。
背中に頭ほどの大きな腫瘍。この症状もイラク、アフガンに共通している。
「maybe depleted uranium (もしかすると劣化ウラン弾の影響?)とハビーブに尋ねると、
「maybeではない、isだ」(劣化ウラン弾に決まっている)との返答。
しかしこの国では、この事実を医師がおおっぴらに表明することはできない。
「高度に政治的な問題」なので、タブーになっている。
「あの病棟を見ろ。病棟の壁をキレイにピンクに塗り替えているだろ?
なんでビルの外壁を何回も塗り直す?ワイロだよ。
病棟の修繕などという理由で、建設会社が予算の半分を、
そして厚生労働省の官僚が、半分の予算をせしめるのさ」。
ああ、その予算があれば、やけどや白血病の子どもに薬が買えるし、
未熟児の保育器にもなるのに。
日本は50億円もアフガンに援助しているが、
その金はおそらく「ビル壁の塗り替え」に使われている。
外務省はこの事実を調べて、カルザイ政権を厳しく指導すべきなのだ。
子ども病院再訪&キャンプに毛布
http://www.nowiraq.com/blog/2012/02/post-383.html
遺伝子異常による先天性奇形。
医師達は原因についてカメラの前では語ろうとしない。
見えない圧力がかかっている。
------------------------------------------------------------------------------
<参照>
劣化ウラン弾による被ばくで、アフガニスタンの子どもたちは・・・
http://www.mbs1179.com/tane/c-guest/2012/02
http://www.youtube.com/watch?v=1qaT45Nxq7w
カブール郊外の避難民キャンプで凍死していく子供達
http://www.youtube.com/watch?v=N8UwjhtSPiM
2012年1月、アフガニスタンの首都カブール郊外の二つの国内避難民キャンプで
5歳以下の22人の子供達が寒さのために亡くなった。
フランスのNGOの調査によると避難民の子供は5歳以下で14.4%が亡くなる。
7人に1人が5歳以下で亡くなっていく。
カブールの避難民キャンプを襲う極寒
http://www.youtube.com/watch?v=fbQoYOX5rtM
アフガン5歳未満の乳幼児、10人に1人が死亡=保健省調査
http://jp.reuters.com/article/worldNews/idJPTYE7B003920111201
乳幼児死亡率は農村部の貧困層の家庭で最も高く、
5歳未満の乳幼児の約半数が呼吸器感染などの感染症で死亡。
都市部居住者の約4分の1、農村部居住者の約半数が、
清潔な飲み水を飲めない状況になっているという。
Driven Away by a War, Now Stalked by Winter’s Cold
http://www.nytimes.com/2012/02/04/world/asia/cold-weather-kills-children-in-afghan-refugee-camps.html
After 10 years of a large international presence, comprising about 2,000 aid groups,
at least $3.5 billion of humanitarian aid and $58 billion of development assistance,
how could children be dying of something as predictable and manageable as the cold.
10年間もの大規模な国際的な支援、約2千もの援助団体、
少なくとも35億ドルもの人道支援、580億ドルもの開発援助、
それにもかかわらず、寒さのような予測可能で処置しやすいものが原因で
子供達が死ぬということがありえるのか
Solidarités International, a French group that has had a limited program
of emergency food aid and sanitation in the camps,
Her organization surveyed mortality rates in the camps in recent months. Among children under 5,
Ms. Bara said, the camps’ death rate is 144 per 1,000 children, stunningly high even for Afghanistan,
which already has the world’s third highest infant mortality rate.
That means that one out of every seven children in the Kabul camps
will not survive until his or her sixth birthday.
All of the 22 children known to have died were under 5.
フランスの食糧援助団体の調査によると
キャンプでのここ数か月の5歳以下の児童死亡率は、
1000人中144人、世界で三番目に悪いアフガニスタンの全国平均より更に悪く、
カブールの避難民キャンプの子供の7人に1人は6歳の誕生日を迎えられない。
<参照>
カブール郊外の避難民キャンプで凍死していく子供達
http://ima-ikiteiruhushigi.cocolog-nifty.com/afghanistan/2012/02/post-8035.html
西谷文和氏のアフガニスタン現地報告
http://ima-ikiteiruhushigi.cocolog-nifty.com/afghanistan/2009/06/post-9bfe.html
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