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落下先不明な北朝鮮ミサイル、迷走する田中直紀防衛相、高く飛べないPAC3は、不確定な時代の象徴だ
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2012年03月21日 01時12分55秒 板垣 英憲(いたがき えいけん)「マスコミに出ない政治経済の裏話」
◆やっぱり、米国は、乞食国家・北朝鮮にまんまと騙されて、オチョクられていた。「人道的食糧支援」という「まやかしの言葉」に惑わされて、食糧支援を約束して、いざ実行という時になって、「ミサイル発射」という暴挙に出てきた。北朝鮮は、「人工衛星だ」と強弁していてるけれど、世界中のだれも信用していない、
そんなとき、乞食国家である北朝鮮が、米国を鼻から米国を欺いていた事実が判明したのである。テレビ朝日が3月20日午後1時59分、「発射1回で2年分のコメ 北朝鮮ミサイル打ち上げ」というタイトルをつけて、以下のように報じた。
「北朝鮮が発表した事実上の弾道ミサイルとみられる衛星の打ち上げの費用で、コメの不足分を2年間、賄うことができると韓国の朝鮮日報が報じました。朝鮮日報によりますと、今回、新たに使われる東倉里(トンチャンリ)の発射基地建設には日本円で約330億円が、衛星の開発と製造には約250億円がつぎ込まれました。いずれも韓国の関係当局の推定で、打ち上げに使われる費用は約710億円に上ります。これはコメ140万トンを購入できる金額で、北朝鮮で不足している食料の2年分にあたるということです。また、韓国政府の消息筋の話として、来月の故金日成(キム・イルソン)主席生誕100年の行事には、北朝鮮の国家予算の3分の1にあたる約1700億円が投じられると報じています」
多分、これらの金額は、「ドルのニセ札」で賄ってきたのではないか、とも疑われる。しかも、米朝の話し合いで、米国が1年分24万トンの食糧支援を決めた直後、「中国は北朝鮮に、過去最大となる6億元(約80億円)規模の無償援助を開始した」という情報が韓国から伝えられ、多くの人が、「一体どういうことだ」と辻褄の合わない北朝鮮の外交戦術に唖然とさせられた。
◆北朝鮮の「ミサイル発射」は、いかに「人工衛星だ」と強弁しようとも、だれも信じはしない。金日成国家主席の生誕100周年記念祭典を景気よく祝うための「大がかりの打ち上げ花火」と受け止めるのが、せいぜいである。それにしても、打ち上げ花火にしては、「一発710億円」の費用がかかると聞いて、さらに驚かされた。これだけの費用をかけるだけの資金をたとえニセ札にしろ、捻出できるなら、何も米国や中国からの支援に頼らなくとも大丈夫なはずだからである。
◆不可解なのは、資金面の話だけではない。ミサイルが、これまでとは違って日本海側ではなくて、反対の黄海側から南方に向けて発射されるということだ。日本列島の南西のはずれ、石垣島の方向にミサイルが飛んでくる。それが人工衛星を地球の回りの軌道にきちんと乗せられるのならともかく、途中で力尽きて落下してしまう危険があるというのであるから危険極まりない。
このため、日本では、田中直紀防衛相が、自衛隊に対して「ミサイル破壊命令」を発令する構えだというから、ますます不安が募る。田中直紀防衛相自体が、国会答弁でも「迷走」続きであり、かつ、迎撃する「パトリオット(PAC3)」そのものが、果たして、「ミサイル」を撃ち落とせるかどうか疑わしく、こちらも情けないのである。
毎日新聞は3月20日付け東京朝刊で、「北朝鮮:ミサイル発射予告 『衛星』部品落下に備え、政府が措置命令検討 破壊、2段構えで」という見出しをつけて、こう報じている。
「政府は19日、北朝鮮の『衛星』の打ち上げに伴う部品などの落下に備え、自衛隊法に基づいて『破壊措置命令』を発令する検討に入った。上空を通過する可能性のある沖縄県の周辺海域に、海上配備型迎撃ミサイルを装備するイージス艦を展開するほか、陸上には地上配備型迎撃ミサイル「パトリオット(PAC3)」を配備し、「2段構え」の態勢で対応する。【朝日弘行】田中直紀防衛相は19日の参院予算委員会で「首相の承認を得て、弾道ミサイルの破壊措置を命じることを考えている」と述べ、自衛隊法82条に基づく破壊措置命令を検討していることを明らかにした。防衛省は19日、衛星打ち上げに関する2回目の幹部会議を開催。北朝鮮が国際海事機関(IMO)に事前通報した打ち上げ計画の内容を精査し、具体的な対処方法の検討を進めることを確認した。今回の衛星は3段式の可能性が高く、1段目が韓国西方沖、2段目がフィリピン東方約190キロの太平洋に落下する見通し。防衛省は衛星が沖縄県周辺上空を越える際、何らかのトラブルで部品が落下する事態を警戒している。政府は部品などの破壊について、2段構えの対応を想定している。高い高度では海上自衛隊がイージス艦から迎撃ミサイルを発射。撃ちもらしたり、低い高度では航空自衛隊が地上からPAC3で対処する。沖縄はまだPAC3を配備しておらず、防衛省は既に配備されている関東、中部などから移動させることを検討する。実際に日本領域に飛来しない場合は破壊しない。ただ、イージス艦による破壊については過去の実験で失敗例があるほか、PAC3の射程範囲は数十キロにとどまる。落下地点の予測は困難で、前回破壊措置命令が出た09年当時、政府高官が「当たるわけがない」との認識を示した。実際に日本の領空に飛来した場合、迎撃できるかどうか懸念も残っている」
当るも八卦、当らぬも八卦の占いよりは、少々ましかも知れないが、こちらも1発8億円もかけて、米国に購入させられた代物だ。射程範囲はせいぜい数十キロというから、心もとない。つまり、北朝鮮のミサイルに届くかどうかが疑わしい。実際に発射して命中できなかったら、天下の笑いものになるのが関の山だ。それならば、初めから発射しない方がよいくらいだ。
結局、どこまで飛んでいくかわからず着弾地点不明な北朝鮮のミサイル、支離滅裂な発言で迷走し続けている田中直紀防衛相、高く飛べず、まかり間違えば、当るかも知れないないというPAC3と、いずれも不確実なものばかりだ。せめて、北朝鮮のミサイルには、人畜無害な海のあたりに、ポチャンと落ちて欲しい。
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