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「迎撃準備も精度疑問 北朝鮮「衛星」 防衛相が破壊命令検討」2012/03/20(東京新聞)
http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2012032002000042.html
北朝鮮が長距離弾道ミサイル発射実験とみられる「衛星」打ち上げを予告したのを受け、田中直紀防衛相は十九日の参院予算委員会で、自衛隊に破壊措置命令を出すことを検討する考えを示した。不測の事態に備えた日本の防衛態勢は−。
Q 破壊措置命令って何のこと。
A 政府はミサイルが日本に落下する可能性があると判断した時、閣議決定した上で防衛相が自衛隊に破壊措置を命じ、自衛隊はミサイル防衛(MD)により迎撃することができる。
Q 北朝鮮は「衛星」だと主張しているのに、なぜ日本政府は警戒しているのか。
A たとえ「衛星」でもロケット技術を用いて打ち上げる以上、長距離弾道ミサイルの発射と同じで、北朝鮮がミサイル技術を使った発射をしないよう求めた国連安全保障理事会決議に違反するからだ。しかも、北朝鮮は同じ名目で二〇〇九年四月に長距離弾道ミサイル「テポドン2号」の改良型を発射。今回も同じ型とみられる。
Q どこに落ちるのか。
A 〇九年は日本列島の東北地方上空を通過し、太平洋上に落下した。今回は、北朝鮮が国際海事機関(IMO)にフィリピン東方沖に落下すると予告している。
Q 〇九年はどんな対応をしたのか。
A 上空を「通過」しても、領空侵犯に当たらない高度約百キロ以上なら迎撃しない。〇九年はこのケースだったため、迎撃しなかった。ただ、事故や誤射もあり得ることから、防衛相は閣議決定しなくても破壊命令を出せる「緊急対処要領」といわれるマニュアルに基づき、命令を出した。今回も同じ手順を想定しているようだ。
Q 今回、日本列島に落下する可能性は。
A 可能性は低いが、玄葉光一郎外相は「沖縄県など南西諸島上空を通過する可能性は排除されない」と指摘している。
Q 迎撃する場合はどうやるの。
A まず海上に配備されたイージス艦に搭載された迎撃ミサイル「SM3」が大気圏外のミサイルを迎撃する。打ち漏らした場合は、地対空誘導弾パトリオット(PAC3)で着弾前に迎撃する二段構えだ。
Q 確実に迎撃できるのか。
A 政府高官が以前「ピストルの弾をピストルで撃ち落とせるはずがない」と難しさを指摘し、波紋を広げたことがあり「確実」とは言えない。
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