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(書評)
囚われのイラク―混迷の「戦後復興」 [単行本]
安田純平 (著)
http://www.amazon.co.jp/%E5%9B%9A%E3%82%8F%E3%82%8C%E3%81%AE%E3%82%A4%E3%83%A9%E3%82%AF%E2%80%95%E6%B7%B7%E8%BF%B7%E3%81%AE%E3%80%8C%E6%88%A6%E5%BE%8C%E5%BE%A9%E8%88%88%E3%80%8D-%E5%AE%89%E7%94%B0-%E7%B4%94%E5%B9%B3/dp/4877982124/ref=cm_cr-mr-title
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5つ星のうち 5.0 安田順平氏とトルストイに共通する物−−イラク戦争に関する第一級の記録, 2007/3/20
By 西岡昌紀 -(2007年3月20日)
−−結局、イラク人を統治するのは旧政権以来のシステムということになるのかもしれない。すると、多大な被害を引き起こして行われたイラク戦争の結果は、頭が入れ替わっただけ、ということになるのだろうか。−−(本書246ページ)
トルストイの短編小説に『コーカサスの虜』と言ふ作品が有る。トルストイが、コーカサスで捕虜に成った自分の体験を元に書いた作品であるが、この本を読んで、ふと、トルストイのこの作品を思ひ出した。もちろん、安田さんのこの本は、全て、安田さんの実体験である。だが、トルストイの『コーカサスの虜』とこの本に共通して居る事は、自分を捕らえた人々に対して、著者が抱く深い愛情と観察の眼差しである。言ひ代えるなら、安田氏には、トルストイにも通じる、深い人間を見る目が備わって居るのだと思ふ。−−安田氏は、只者ではない。
素晴らしい本である。この本に書かれたイラク人の肉声ほど、イラク人があの時、何を考えて居たかを語ってくれる資料は無いのではないだろうか。自分を捕らえた彼ら(イラク人)を見つめる安田さんの暖かい、人間的な視線と思索を書き留めたこの本は、イラク戦争についての最高の記録として、歴史家を含めた後世の人々によって、世界中で読み継がれるに違い無い。
(西岡昌紀・内科医/イラク戦争開戦から4年目の日に)
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