http://www.asyura2.com/12/warb9/msg/119.html
Tweet |
*
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1831345908&owner_id=6445842
http://blog.livedoor.jp/nishiokamasanori/archives/5316604.html
(書評)
イラクからの報告―戦時下の生活と恐怖 (小学館文庫) [文庫]
江川 紹子 (著), 森住 卓 (写真)
3 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0 イラク戦争前夜のイラクの表情, 2006/3/20
By 西岡昌紀 (2006年3月20日)
イラク戦争(2003年)が、大義無き戦争であった事は、最早、余りにも明らかである。この本は、ジャーナリストの江川紹子さんが、イラク戦争前夜のイラクを取材し、イラクに残る湾岸戦争(1991年)の傷跡と、庶民の生きる姿を取材した、立派な本である。写真を担当した森住卓氏の仕事も素晴らしい。フセイン政権下の取材には、様々な制約も有っただろうし、フセイン政権が、日本からのジャーナリストを宣伝に利用しようとしなかったとは考えにくい。従って、例えば、イラクにおける白血病の増加の状況などについて、イラクが提供した情報を鵜呑みにしてはならないし、劣化ウラン弾の物理的、化学的、医学的影響については、文献的検討を含めた厳密な科学的検証が、必要である。しかし、そうした点を考慮しても、この本は、イラク戦争前夜のイラクの現状に関する貴重な一書であると思ふ。イラクの行方を見守る中で、この本が、多くの人々に読まれ続ける事を願ってやまない。
(西岡昌紀・内科医/イラク戦争開戦から3年目の日に)
この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます(表示まで20秒程度時間がかかります。)
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。