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韓国中部の烏山(オサン)市にある米空軍基地を飛び立つF−16戦闘機。北の暴発に米韓連合軍の緊張感も高まる(AP)
米韓軍“平壌没落”作戦「2週間で完全制圧」 北はゲリラ戦、生物兵器で抵抗か
http://www.zakzak.co.jp/society/foreign/news/20130411/frn1304111820007-n1.htm
2013.04.12 夕刊フジ
北朝鮮と米韓両国が軍事衝突の危機に直面している。北は新型中距離弾道ミサイル「ムスダン」のほか、複数のミサイルを乱れ撃つ可能性が高い。朝鮮半島を舞台に有事となった場合、金正恩第1書記率いる朝鮮人民軍と対峙する米韓連合軍はどう動くのか。専門家は人民軍とのゲリラ戦に警戒しつつ、「2週間で大勢が決する」と推測する。独裁政権殲滅(せんめつ)のシナリオは−。
北朝鮮がミサイル発射に向けたカウントダウンを始めた。米軍は10日、同国東部の江原道(カンウォンド)元山(ウォンサン)北方、東韓湾付近に配置された「ムスダン」(推定射程2500〜4000キロ)2基に発射の兆候を認めた。ミサイルへの液体燃料注入は完了したとみられ、複数の米国メディアは、いつでも発射可能な状態になっているなどと伝えた。
さらに、北方の咸鏡南道(ハンギョンナムド)にミサイル発射用車両4、5台が配置され、短距離ミサイル「スカッド」(射程300〜500キロ)や中距離ミサイル「ノドン」(同約1300キロ)を準備しているとみられる。米韓の防衛筋は「同時多発的に乱発するか、数日かけて連続発射する事態もある」と警戒を強めている。
正恩氏が発射に踏み切れば、半島情勢は一気に沸騰し、韓国との休戦状態が解かれ、米韓両軍との「第2次朝鮮戦争」に発展する恐れがある。
宣伝工作のために公開する官製ウェブサイトで「韓国を3日で陥落させる」と豪語する北は、「電撃戦」と称する作戦に着手する。
「地対地ミサイルで韓国を攻撃し、同時に米領グアム、日本に点在する米軍基地にミサイル攻撃を仕掛ける。その後、韓国の大都市に空挺部隊を降下させるとともに戦車4000両、装甲車3000両で首都ソウルを制圧するシナリオを描いている」(防衛筋)
だが、このプランは絵空事に過ぎない。
軍事ジャーナリストの惠谷治氏は「北は120万人の正規軍のほか民間予備兵400万人以上を抱え、ロシア製『ミグ29』戦闘機なども所有するが、装備は米韓連合軍と比較にならないほど貧弱。『電撃戦』が成功する可能性は極めて低い」と一笑に付す。
北の荒唐無稽なプランに対し、米韓連合軍は1970年代に作成された防衛作戦計画「5027」がベースの、より実現性の高い軍事作戦に移る。
軍事評論家の世良光弘氏は「まず米海軍が、原子力空母ジョージ・ワシントンに第5空母航空団を載せて出撃させる。護衛の駆逐艦や攻撃型原子力潜水艦とともに(韓国)済州島沖に展開して開戦に備える」と予測する。
太平洋艦隊からニミッツ、ロナルド・レーガンなどの空母が続々と集結。開戦の火ぶたが切られた時点で一斉攻撃が仕掛けられる。
「艦隊が、舞水端里(ムスダンリ)や東倉里(トンチャンリ)などのミサイル基地に向けて砲撃を開始する。(沖縄の)嘉手納基地から飛び立ったF22戦闘機やグアム・アンダーセン基地を出撃したB2爆撃機が、レーダーに補足されないステルス性能を最大限に発揮し、北のレーダー施設を徹底的に潰しにかかる」(世良氏)
敵の攻撃を察知する術を失った朝鮮人民軍は裸同然で、韓国空軍のF15K戦闘機も加わった空襲で、北の軍事拠点は壊滅的打撃を受ける。制空権を奪取した米韓連合軍は、南北国境の38度線を突破して陸路で一気に首都・平壌に攻め上がる。
「2週間で大勢は決するだろう。どれだけもつれても1カ月以内には完全制圧できる」(同)
ただ、追い込まれた正恩氏は最後まで必死の抵抗を続けるはずで、警戒すべきは奇襲攻撃だ。
惠谷氏は「兵士が国土の約7割を占める山岳地帯に逃げ込むと厄介だ。ゲリラ戦に持ち込まれれば戦局はもつれる。北は、機体の大部分が布と木でできた軍用複葉機を250機持っている。レーダーに捉えられない特質がある」と話す。
複数の消息筋によると、北には迷路のように張り巡らされた地下要塞があるともされる。
38度線を越え、韓国側にひそかにトンネルを掘り進めているとの観測があり、「ここから特殊部隊が攻撃を仕掛けてくると対処は難しい。隠し持っている生物化学兵器にも警戒しなければいけない」(世良氏)。
もっとも奇襲があっても限定的とみられるだけに、暴走する独裁者に待つのは、破滅的な運命しかないことだけは確かなようだ。
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