http://www.asyura2.com/12/warb10/msg/884.html
Tweet |
10日にも発射されるとみられる北朝鮮の弾道ミサイルに備え、防衛省に配備された地対空誘導弾パトリオット(PAC3)も臨戦態勢だ=10日午前、東京都新宿区
北ミサイル“東京接近”危機! 不透明なムスダンの性能 横須賀基地に照準も
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20130410/plt1304101821004-n1.htm
2013.04.10 夕刊フジ
ミサイル発射が秒読み段階に入っている北朝鮮。新型中距離弾道ミサイル「ムスダン」(推定射程2500〜4000キロ)は日本側に向けて発射されるとみられ、列島上空を通過する可能性が出てきた。韓国軍によると、ムスダンの発射は初とされることからミサイルの一部の落下や技術的な問題で想定外の方向に飛ぶ恐れがある。そればかりか、専門家のなかには米グアムのほか、「標的として横須賀の米軍基地もあり得る」との指摘もあり、事態は予断を許さない。
新型中距離弾道ミサイル「ムスダン」の発射を画策する北朝鮮。複数の韓国メディアは10日、北朝鮮がムスダン2発を同国東部の江原道元山付近に配置していることを米韓両国が確認したと報じた。
韓国政府はすでに準備は完了した状態と判断し、非常態勢で監視にあたっている。ムスダンは米グアムまで射程に収めるとされ、「日本側に向けて発射されれば、列島の上空を飛び越えて太平洋側に着弾する可能性が高い」(防衛筋)とみられている。
米韓両国は、北が北方の咸鏡南道でもミサイル発射用車両4、5台を配置していることを確認。短距離ミサイル「スカッド」(射程300〜500キロ)や中距離ミサイル「ノドン」(同約1300キロ)を同時に発射するか、数日間連続で撃つ可能性があるとみて警戒を強めている。
米軍は、弾道ミサイル観測能力を持つ電子偵察機「RC135S(通称コブラボール)」を沖縄・嘉手納基地に配備させるなど北の動向を常時監視。日本の海自と米軍がそれぞれ日本海、太平洋などにイージス艦を展開して迎撃態勢を整えている。
陸上では東京・市谷の防衛省などに配備した地対空誘導弾パトリオット(PAC3)で不測の事態に備えた。
態勢は万全でも不気味なのは、不透明なムスダンの全貌だ。
防衛省によると、ムスダンは、北が1990年代初期に購入した旧ソ連(現ロシア)製の潜水艦発射弾道ミサイル「SSN6」を独自に改良したとされる。2010年10月に平壌で行われた軍事パレードに、それとみられる中距離弾道ミサイルが初登場したが、発射実験は確認されていない。
軍事ジャーナリストの世良光弘氏は「ミサイルの性能と実態がはっきりしない。発射実験も終えないまま配備されており、打ち上げが計画通りにいくとはかぎらない。北にそのつもりがなくても、ミサイルの完成度が低ければ、本来の飛行ルートからそれて首都圏上空を通過することも考えられる」と危ぶむ。
その場合、警戒されるのはミサイルそのものや部品などが日本領内に落下するケースだ。
世良氏は「部品はもとより、ミサイルに使用される液体燃料『ジメチルヒドラジン』にも注意が必要だ。体に付着するだけで皮膚がただれ、大やけどのような状態にもなる。わずか0・1ミリグラム吸い込んだだけで死に至る可能性がある」と指摘する。
日本の上空通過どころか、首都圏に照準を定める場合もあるとみるのは、元航空自衛隊員の軍事ジャーナリスト、鍛冶俊樹氏だ。
北は前もって横須賀、三沢(青森県)、沖縄の在日米軍基地も攻撃対象と威嚇している。より大きな被害を及ぼすため、横須賀米軍基地を「照準にしかねない」とみる。
「横須賀の基地が目標と判明すれば、米軍はただちに迎撃を開始し、日本海上の大気圏外で爆破するだろう。ただ、迎撃に失敗したり、不完全だと、すぐ横には大都市の横浜がある。米中枢同時テロのように高層ビルを直撃したならば、核弾頭などを搭載していない空のミサイルであっても数十、数百人単位の死者が出る可能性もある」(鍛冶氏)
狂気に走る正恩氏。その動向を世界は固唾をのんでみつめている。
この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます(表示まで20秒程度時間がかかります。)
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。