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株式日記と経済展望
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日本は単独で中国と対峙しなければならない。その為にはMDシステムを充実
させる事であり、日本が核武装すれば中国は日本には手も足も出なくなる。
2013年4月10日 水曜日
◆ミサイル防衛(PAC-3)無効論を斬ってみる 4月9日 海国防衛ジャーナル
http://blog.livedoor.jp/nonreal-pompandcircumstance/archives/50699074.html
日本のMDの主役はSM-3です。射程、射高ともに、日本に向けて発射される北朝鮮の弾道ミサイル迎撃能力を備えているからです。今回のように飛行コースを予告していない場合はPAC-3の配備地選択に難航しますから、広範囲をカバーするSM-3が特に有用となります。
一方、MD無効論でよく言われる「湾岸戦争で役に立たなかった」というのはパトリオット・ミサイル「PAC-2」です。ただ、この湾岸戦争で使われたパトリオット・ミサイル、今話題になっているPAC-3とは全く別物。名前が似ているので誤解している人も少なくないかもしれません。
ニュースでも連日「パックスリー、パックスリー」と言ってますので、じゃあ、PAC-3ってなに?ということと、MD無効論に対する反論をこの機会に簡単にまとめてみます。いまさらな人には今さらな内容ですが^^;(中略)
試験記録を追ってみると、PAC-3の試験が比較的初期から難しい条件が付されていたことが分かります。複数目標の同時迎撃試験なども早い段階でクリアしていますね。
2003年のイラク戦争でPAC-3は実戦デビューを果たします。2発の短距離弾道ミサイルに対して4発のPAC-3を発射し、すべて迎撃・破壊に成功しました。
PAC-3(特に現行のConfig.3とMSE)は米軍やメーカーだけでなく独立審査機関などでも高い信頼性を得ています。実弾迎撃試験において、詳細な標的弾発射情報(日時や方位、軌道要素)を伏せるだけでなく、複数発の迎撃を要求したりといったシビアな条件をクリアしているので、高評価は当然です。
PAC-3は2011会計年度からMSEへ移っていて、2013年からはLRIP(低率初期生産)開始予定で、FRP(全規模量産)は2016年 (CY15のIOT&E後)に予定されています。現在、日本、ドイツ、オランダ、イタリア、UAE、カタール、サウジアラビアがMSE導入の意向を示しています(日本などが現在運用しているタイプは、最新のConfig.3)。MSEのユニットコストは690〜960万ドル(5.5億〜7.6億円)。2014会計年度に調達が開始され、生産数は1,680発に達する計画です。
◆PAC-3は北朝鮮の弾道ミサイルを迎撃できるのか?
現在、北朝鮮が撃つぞ撃つぞと言っているミサイルは、ムスダンです(参照)。日本にとっても脅威ですが、これはおそらくグアム攻撃用。
北朝鮮の弾道ミサイルで我が国に直接的な脅威を与えているのは、射程約1,300kmのノドンです。このノドン、発射から7〜10分ほどで着弾します。終末速度は秒速約3,500m(マッハ10)です。
PAC-3は射程20km、射高15km、速度は秒速1,700m(マッハ5+)です。ノドンの終末速度よりも遅いですが、だから迎撃できないと思うのは大間違い。PAC-3はヘッドオンでこちらにまっしぐらに向かってくるミサイルを撃ち落とすものです。防護すべき拠点からそれたり、上空を通過する標的を追いかけて撃墜するものではありません。
野球でたとえるとキャッチャー。サッカーだとゴールキーパーのイメージです。捕手やキーパーの動く速度は投手やキッカーから放たれるボールに比べてずいぶんと遅いものですが、真正面に向かってくるボールを受け止めるのは簡単です。「ダルビッシュ投手のボールの50倍の速度のミサイルを迎撃できるわけない」とトンチンカンな話を聞きましたが、構えたキャッチャーミット付近に向かってくるボールにキャッチャーミットをあてることは難しいことではありません。だいたい、ダルビッシュのボール50倍の速度というと、秒速約2,080m(マッハ6)です。ノドンの速度にも達していないスカッド程度の話なら、PAC-3単独で迎撃可能ですね。
◆どこから飛んでくるか分からないから迎撃不可能
どこから飛んでくるか分からないって、、、北朝鮮ですがな。FPS-5やFPS-3、AN/TPY-2レーダーも太平洋じゃなく日本海側に集中して配備しているのはそのため。どこに撃つか分からない?日本の政治的軍事的に重要な拠点です。外れて海に落ちたり人里離れた山中に落ちるミサイルをやみくもに迎撃することはありません。
確かにノドンやムスダンを搭載する移動式起立発射車両(TEL)は捕捉が困難で、弾道ミサイルの生残性を高めます。しかし、現在の北朝鮮のように緊張がある程度高まった状態で、米軍の監視の目から完全に逃れることも難しいものです。事実、今回ムスダンの発射は米軍の無慈悲な通信傍受によってミサイルの積み下ろし準備まで確認される始末です。
◆PAC3は迎撃範囲が狭いから要らない
くどくなりますが、日本のMDの主役はSM-3。PAC-3はあくまで拠点防空で、SM-3が撃ち漏らしたミサイルやその破片を破壊する最後の砦です。PAC-3単独で迎撃任務にあたることはほとんどありません。有事には米軍のTHAAD部隊が支援に駆けつけることも考えられますし、飛来する対象によっては弾道ミサイル専用のPAC-3ではなく、PAC-2やその他の地対空ミサイルもサポートします。どんな兵器も単独で運用されるわけじゃないですよね。
一応イージスBMDでの対応にも触れておくと、SM-3ブロック1Aは射程1,200km、射高500km、速度は秒速4,000m(マッハ11)で、実験ではノドンの倍以上の射程距離を持つ中距離弾道ミサイルを迎撃した実績もあります。日米合わせたイージス艦とSM-3の数を考えれば、PAC-3の出番はおそらくないでしょう。
確かにPAC-3の防護範囲は狭いので、そこに不安を抱く人がいるのは仕方がないと思います。その場合、「PAC-3の迎撃範囲が狭い」→「PAC-3を増やす or より範囲の広いTHAADを買う」が私などは自然な話の展開だと思います。実際、イランの弾道ミサイル脅威下にあるUAE、カタール、サウジアラビアは、THAADとPAC-3の購入を進めています。
予算の問題などから必ずしも増強がままならないこともありますから、その時は「PAC-3の迎撃範囲が狭い」→「わずかでも被害を限定させるよう当分今の状態でやりくりする」ということになるでしょう。しかし、「PAC-3の迎撃範囲が狭い」→「全部守れないなら要らない」という考え方にはポカーンとならざるを得ません。
「少ししか守れないけど少しでも守る」と「少ししか守れないなら無駄」という意見のどちらかに命を預けるのなら、私は前者に託したいと思います。(後略)
(私のコメント)
オタクではないので詳しいことは分かりませんが、最新鋭兵器も日進月歩であり、3年前は不可能だった事私は兵器が可能になっていることもあります。PAC3やSM3も逐次改良されており実用性も高まってきているようだ。昔はミサイルを迎撃するのに迎撃ミサイルで当たるのかといった疑問がありましたが、イスラエルはアイアンドームでハマスなどからのロケット攻撃で迎撃に成功している。
ただし迎撃ミサイルは高性能だからイスラエルも迎撃ミサイルを打ち尽くしてしまうと防ぎようがなくなってしまう。それだけレーダーもミサイルもコンピューターも進歩してMDシステムも進歩しているようだ。しかしSM3を装備したイージス艦は高価であり日本でも数隻しかない。SM3などのシステムはアメリカで訓練を受けていますが迎撃テストに失敗したニュースがあった覚えがある。
新兵器を開発するにも最初は失敗の連続が当たり前であり、ミサイル迎撃システムも本当に可能なのかと疑問を書いた事がありましたが、北朝鮮のノドンを迎撃する事も最近ではSM3で可能になってきたと言う記事は本当なのだろうか? 北朝鮮が本当に日本に向かってノドンを発射してSM3で打ち落とせば北朝鮮や中国にとっては衝撃だろう。
しかし一度に数百発ものミサイルを撃ち込んできたら、迎撃は可能なのだろうか? 少なくとも同じ数の迎撃ミサイルを打ち上げる必要がありますが、何重ものミサイルシステムで防御しなければならない。最終段階ではPAC3で迎撃しますがPAC3も高額な兵器であり日本には僅かしか装備されていない。
現代の戦争はミサイル戦争の時代であり、イスラエルとハマスの戦闘もミサイルの打ち合いであり、戦車や戦闘機は脇役になっている。ミサイルは無人兵器でありミサイルの性能が勝敗を左右する。いずれは戦車も戦闘機も無人化して無人戦争が行なわれて戦死者のいない戦争が起きるかもしれない。ミサイルの迎撃も宇宙空間で行なわれるから国民が気がつかない戦争もあるかもしれない。
北朝鮮は、ムスダンという中距離ミサイルを用意していますが、グアムまで届くミサイルのようだ。ムスダンを積んだトラックは中国製であり、北朝鮮と中国との密接な軍事協力体制が伺われますが、北朝鮮は中国の援助を得ながら核やミサイルを開発している。中国は外交的には北朝鮮に制裁を加えているふりをしながら影では援助している。ムスダン移動用トラックがその証拠だ。
北朝鮮は韓国にいる外国人の退去を要求していますが、戦争を宣言していながらなかなか攻めて来ないのは戦争が出来るような状況でないことは誰もが知っている。戦車だってソウルに来る前にガス欠で止まってしまうだろう。そんな事をしなくても韓国が中国に寝返っている事は昨日も書きましたが、韓国はアメリカと中国の間に挟まって又裂き状態になっている。
韓国、北朝鮮は半島国家であり、地勢的にも大陸と海洋にまたがっている。守りにくく攻めやすい地形では韓国、北朝鮮は中国の属国とならざるを得ない。朝鮮戦争の頃ならともかく現代では朝鮮半島の戦略的価値は無くなり、国境を接している中国が虎視眈々と韓国を狙っている。北朝鮮はその手先であり核で韓国を脅している。
韓国が絶対的にアメリカに忠誠を尽くしていれば、アメリカとしても道義的に韓国を救わなければなりませんが、韓国は中国に寝返った。(と、アメリカは見ている)。おそらく緊張は高まっても戦争は起きないだろう。戦争をするほど地政学的に朝鮮半島の価値はないからだ。日本とアメリカは韓国に経済援助して、市場も開放して先進国として育ててきましたが、中国に寝返る事は自ら墓穴を掘っているようなものだ。
中国も、北朝鮮を仕掛けて韓国を脅迫して属国化させれば目的は達成できる。アメリカも沖縄の海兵隊をグアムに後退させる事は韓国を見捨てた事を意味する。日本からも在日米軍はいずれ撤退していく事だろう。そうなれば日本は単独で中国と対峙しなければならない。その為にはMDシステムを充実させる事であり、その上で日本が核武装すれば中国は日本には手も足も出なくなる。
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