http://www.asyura2.com/12/warb10/msg/859.html
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2013年3月26日の中国商務省ウェブサイトが25日付「アフガニスタン・タイムズ」の報道として伝えたところによると、アフガン鉱工業省の高官は「中国石油天然ガス集団公司(CNPC)が25年間の採掘権を取得し、2011年7月から開発に参入、投資しているアフガン北部ファルヤブ州やサリプル州provinces of Faryab and Sar-e-Pulにまたがるアムダリヤ油田Amu Darya basinは近く、商業生産段階に入ることになっており、初期の1日当たりの原油産出量は5000バレルとなる見通しだ」と表明するとともに、「この動きはアフガンが今後10年間実施する経済のモデル転換を牽引するだろう」と述べた。*2012年時点では1950バレル/日産とあるので、見込みを大きく上回っているようだ。ここでの採掘には、インドも名乗りを上げている。 参照記事
計画がうまくいけば、アフガン政府には多額なロイヤルティー、税収が見込め、失業率の高いこの地域の雇用につながり、また現在アフガンは石油をロシア、トルクメニスタン、アラブ首長国、ウズベキスタンRussia, Turkmenistan, the United Arab Emirates and Uzbekistan.から輸入しているが、CNPCが産出した原油を隣国トルクメニスタンへ送り、そこで精製した石油をアフガンが買うことも、他に売ることも可能になる。参照記事
すべてが順調にいけば、今後のアフガン復興の大きな機動力になるが、2014年からの国際軍撤退後の治安には、まだかなりの問題があり、和平交渉に乗ってこないタリバン対策とアフガン政府の汚職体質の改善が指摘されている。
中国が原油採掘に至る途中の2012年6月には、同国少数民族ウズベク人の軍閥指導者、ラシド・ドスタム将軍Uzbek warlord General Abdul Rashid Dostumの勢力が、中国による油田開発での利益の一部を要求し、作業を妨害、中国人作業員15人を脅し、作業員らが現場から避難したこともあった。ドスタム将軍はアフガン内戦時代、多数民族パシュトゥン人中心のイスラム原理主義勢力タリバンと血みどろの戦いを繰り返した。2001年のタリバン政権崩壊後はカルザイ大統領の新政府設立に加わり、現在は名誉職である陸軍総参謀長を務めている。
http://blog.livedoor.jp/nappi11/archives/cat_62524.html
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