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【4月5日 AFP】パレスチナ自治区ヨルダン川西岸(West Bank)各地で、イスラエルで服役中だったパレスチナ人受刑者の病死に抗議する人々とイスラエル軍が衝突し、4日までにパレスチナ人の若者2人がイスラエル側の発砲で死亡した。
2002年にエルサレム(Jerusalem)での爆破未遂事件に関与したとして殺人未遂の罪に問われたマイサラ・アブハムディヤ(Maisara Abu Hamdiyeh)受刑者(63)は、終身刑判決をうけ同年から服役していたが2日、咽喉がんのため病院で死亡した。
パレスチナ自治政府は、アブハムディヤ受刑者に対し適切な医療措置を施さなかったとしてイスラエルを非難。同受刑者の死が報じられた2日以降、ヨルダン川西岸各地で同受刑者の死を悼むデモが発生したが、デモは間もなくイスラエル軍との衝突に発展した。
アブハムディヤ受刑者の故郷である南部ヘブロン(Hebron)のパレスチナ人らは弔意を示すため、2日から3日間のストライキを実施。また同受刑者の遺体を埋葬するモスクに向かう葬列で道路沿いに集まった群衆とイスラエル軍が衝突。群衆がタイヤを燃やすなどする一方、イスラエル軍は道路を封鎖し群衆に対しゴム弾を発射した。
さらに北部アナブタ(Anabta)では4日、10代のパレスチナ人の若者2人がイスラエル軍の発砲で死亡し、イスラエル、パレスチナ双方も、この事実を認めた。
パレスチナ人2人の死を受け、パレスチナのマフムード・アッバス(Mahmud Abbas)自治政府議長は、和平交渉の再開に向けた米国の努力を水泡に帰すものだとイスラエルを非難した。
地元メディアによれば、数日後にはジョン・ケリー(John Kerry)米国務長官が中東を訪れ、イスラエル、パレスチナの指導者と和平交渉について協議する予定となっている。
一方、イスラエル各地の刑務所でも3日、パレスチナ人受刑者4600人あまりがアブハムディヤ受刑者の死に抗議するハンストを行っている。
イスラエルの刑務所には多くのパレスチナ人が収監されており、パレスチナ自治区では、これが引き金となった大規模な抗議デモが、しばしばイスラエル軍との激しい衝突に発展している。(c)AFP/Samih Shahine
http://www.afpbb.com/article/war-unrest/2937177/10538773
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