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すさまじい犠牲を払いながらも、人民は独裁的で犯罪的なアサド政権に対する蜂起を継続している。この革命過程は、この国独自の特色を保持しながらも、民主主義と正義が不在のアラブ地域における強力な運動の発展力学の一翼を形成している。
国外からの策謀
が執ように続く
シリア革命の過程は、差別なき民主的、社会的なシリア社会を樹立するために、不断に宗教的宗派主義を拒否すること、そして現体制を打倒すること、を繰返し明らかにしている。「シリア人民は単一であり、団結する」というスローガンが依然として掲げられ続けている。
「シリアの友」と自称する諸国が、さまざまな策謀を展開している。一部の国々は、現政権の同盟国、イラン、ロシアなどによって支えられている現体制の構造を維持したままの(イエーメン型の)上からの解決策を押し付けたがっている。もう一方では、サウジアラビアやカタールをはじめとする諸国は、シリアの革命が自分たちの権力や利権を脅かすのではないかという恐れから、革命を宗派戦争に変えたいと考えている。これら諸国は、ジャバト・アル・ヌスラのような宗派的で過激な原理主義派を財政的に支援し、民衆によって形成された委員会の役割を時としては暴力を行使しながら縮小しようとしばしば試みている。アメリカの立場はこの情勢の反映である。一方で、自由シリア軍への武器の提供を拒否しながら、他方では、自由シリア軍とむすびついていない過激なイスラム主義派グループに対する湾岸諸国による軍事援助に同意を与えているのである。
自主的闘い進め
る民衆に連帯を
このような恫喝の目的は、革命的人民によって自主的に組織化されている急進的な変革の動きを阻止することである。これら人民は、村、地区、町、地域のレベルでの民衆の委員会の結成という経験を発展させてきた。これらの委員会が、デモや人道的援助や難民の受入れの組織から子供や成人の学校の組織化に至る、運動と抵抗の背柱なのである。
解放された地区では、これらの委員会が住民へのサービス業務を担っている。武装抵抗組織との協力のもとに、委員会は民衆の抵抗の基礎となっている。民衆は、現体制の機構をそのまま維持することになる外部からの策動を拒否している。
大規模なデモや数多くの宣言は、シリア国民連合のモアーズ・アル・ハティーブ議長と政権との対話という提案を拒否している。二月八日のデモの際のプラカードは「われわれが交渉するのは政権の退陣についてだけだ」と宣言している。人民はまた、いくつかの解放区でジャバト・アル・ヌスラのようなグループが押し付けるあらゆる形の強権的支配をも拒否している。
革命が真の国際的支援を受けないままにとどまっているという状況を追認しては、悲惨な抑圧と対決して自らの闘いを続けているシリア人民に民主化をもたらすことはできない。しかし、自らの解放のために闘っている人民と連帯することは、いぜんとして緊急な課題となっている。蜂起三周年に三月一五日を出発点に、フランスと世界で連帯のための統一したイニシアチブが取られることとなった。NPA(反資本主義新党)もこの連帯闘争に参加している。NPAはまた、人道的支援のキャンペーンやシリア人民の亡命の権利の防衛のための闘いにも参加している。
『トゥテタヌー』一八六号、二〇一三年三月一四日
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