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株式日記と経済展望
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韓国を核で脅して思うままに操ることに成功すれば、北朝鮮は次には日本を本格的に
脅すだろう。韓国も北に追従して核武装すれば日本に恐ろしく強腰に出るに違いない。
2013年3月29日 金曜日
◆第2次朝鮮戦争は起きるのか 米国引き留めに必死の韓国 3月28日 鈴置高史
http://business.nikkeibp.co.jp/article/report/20130326/245655/?P=1
「見捨てられ論」が台頭
韓国には「テロ集団などに核兵器やその原料を売らない限り、米国は北朝鮮の核武装を暗に認めるのではないか」との疑惑が燻ぶる。「米国は昔の力を失ったうえ、イランの核開発疑惑で手一杯だ」との認識からだ。
さらには「北朝鮮が韓国に核攻撃を実施した時も、米国は核報復しないのではないか」との疑いを韓国人は持つ。北朝鮮の大陸間弾道ミサイルの発射成功で自国への核攻撃のリスクが高まった以上、米国もそれは避けたいだろう、との読みだ。
こうした韓国人の「見捨てられ論」とそれを基にした「独自の核武装論」をよく知っているからこそ、パウエル元長官は以下のように付け加えたのだろう。
「韓国は(核開発に必要な)ウランやプルトニウムの確保よりも、経済により多くの力を投入すべきだ。米国というよき友人がいることを忘れてはならない」
もっとも、多数説は「北朝鮮が韓国を核兵器で攻撃すれば米国は必ず核で報復する」だ。もし、そうしなければ米国の核の傘の下で生きている多くの同盟国は日本を含め、米国から離れるか、あるいは独自の核武装に走るに違いないからだ。
海上の核爆発に米国は報復できるか
ただ、韓国の安全保障専門家の中には「海上で爆発させるなど、人命を損しない範囲で北が核兵器を使うかもしれない」と懸念する人もいる。
例えば、北朝鮮が通常兵器だけ使用して韓国を奇襲する。米韓軍はソウルを流れる漢江の南までいったん後退し、態勢を立て直して反撃しようとする。その瞬間、日本海なり黄海で小型の核兵器を爆発させて威嚇、休戦を提案する――。
北朝鮮の核兵器が人命を殺傷していない以上、米国は核報復しにくい。米国の世論は自国兵士の安全をおもんばかって休戦受け入れに傾く可能性がある。その前に韓国の親北派が「民族の和解」を名分に休戦に応じようと叫ぶだろう。そうなれば北朝鮮は核を「見せ金」に使うだけでソウルを手に入れることができる、というのだ。
さらには、核兵器を実際に使わなくとも北朝鮮はそれを「見せ金」にできると見る人もいる。東亜日報(ネット版)は3月22日、「ソウルの人口の10%が死亡…朝鮮半島の核戦争、最悪のシナリオは?」という見出しの記事を載せた。筆者は国際政治学の博士号を持つ黄イルド記者だ。
核武装後の南アジアでは局地戦が増えた
同記者は「北朝鮮が核を使うこと――特に先制攻撃で使うことはまずない」と主張する。しかし「核保有を背景に、在来式の挑発は容易に決心できるようになる」と言う。なぜなら「(北の挑発に対しても)韓国や米国が大規模な全面戦争を覚悟しにくくなるからだ」。
黄イルド記者は実例も挙げる。「1990年代後半にパキスタンとインドが核開発に成功した後、全面戦争の危険性は減ったが、局地的な武力衝突はむしろ増えた、というのが国際政治学の定説だ。これこそ『安定と不安定の逆説』だ」。
だからなのだろう、韓国は死に物狂いで米国の袖を握りしめる。24日、韓国メディアは一斉に「北朝鮮の局地的な挑発にも米軍、事実上自動介入へ」という見出しの記事を大きく報じた。米韓両軍の幹部の署名式の写真付きである。各紙をまとめると要点は以下だ。
挑発したら怖い米軍が必ず反撃
・北朝鮮が南北の軍事境界線(MDL)や海上の北方限界線(NLL)で、2010年の哨戒艦「天安」撃沈や同年の延坪島砲撃事件のような局地的な挑発を実行した場合、韓国が要請すれば米国が即刻介入し、韓国軍を支援することになった。これは戦争抑止に大きな効果を持つ。
・北朝鮮の挑発に対する米韓共同の作戦計画をつくった結果だ。これまでは共同作戦計画がなかったため、韓国の要請にもかかわらず米軍が介入しないという決定を下すこともあり得たし、直ちに介入することも難しかった。北はこの間隙をぬって局地挑発を繰り返してきた。
・韓国は「天安」や「延坪島」などが起きた2010年の12月から共同作戦計画の樹立を求めてきたが、米国は「過剰対応」あるいは「戦闘拡大の懸念」を理由に消極的だった。しかし、今年2月の核実験後、北朝鮮の韓国への威嚇が激しくなったため急速に進展した。
北朝鮮に威嚇される一方だった韓国が「米軍の自動介入条項」を北に見せつけ「少しでも挑発したら怖い米軍が襲いかかるぞ」と反撃したのだ。
日本も核恫喝の対象に
米軍機関紙の星条旗紙もこのニュースを3月24日に報じ、韓国紙と同じように抑止効果を強調した。しかし「在韓米軍の発表には『挑発の定義』を含めこの緊急対応計画に関する詳しい説明はない」と報じたうえ、「将来の挑発への対応でなぜ、韓国が主導するのか在韓米軍は説明していない」とも指摘した。
2015年までは戦時の作戦統制権は米国が持つことになっている。奥歯にモノの挟まったような記事になっているのは、今回の合意が運用次第ではそれに抵触しないか、米国側に懸念があるためかもしれない。
韓国の焦りは対岸の火事ではない。すでに北朝鮮の労働新聞は17日、日本に対する先制核攻撃の可能性に言及した。3度目の核実験に対応し日本が対北追加制裁に動いたことに反発したものだ。
同紙は在日米軍基地の存在を指摘したうえで「我が方は核を含めたあらゆる攻撃手段を備えている。日本は海の向こうにあるからといって、無慈悲な攻撃を逃れられると誤解してはならない」と恫喝した。
韓国を核で脅して思うままに操ることに成功すれば、北朝鮮は次には日本を本格的に脅すだろう。北朝鮮だけではない。韓国も北に追従して核武装すれば日本に恐ろしく強腰に出るに違いない。今でさえ「凋落する日本」バッシングが定番化しかけているのだから。
(私のコメント)
朝鮮半島情勢ですが、日本のマスコミは対岸の火事視であり、米軍はB2を軍事訓練に加えた。在韓米軍は『「天安」や「延坪島」などが起きた2010年の12月から共同作戦計画の樹立を求めてきたが、米国は「過剰対応」あるいは「戦闘拡大の懸念」を理由に消極的だった。』為に北朝鮮は強気になりミサイル開発は核開発に乗り出した。
なぜ在韓米軍は動かなかったのだろうか? 金日成の大きな銅像を巡航ミサイルで爆破してしまえばかなりの警告になったはずだ。しかし在韓米軍はそれもしなかった。戦闘の拡大を危惧したからでしょうが、アメリカ軍は戦争をするつもりは無く、北朝鮮の脅威を強調する事で米韓FTAを結ばせた。アメリカは日本に対しても尖閣問題などを材料にしてTPP交渉を迫ってきた。
アメリカははたして北朝鮮が韓国に核攻撃をしてきてもアメリカは核による報復を行なうだろうか? それよりもアメリカはイランの核開発の方に関心が行ってしまって、北朝鮮の核開発には経済制裁以上の事はしていない。北朝鮮は交渉して条件を纏めても条件を守らない。だから長距離ミサイルや核開発を続けて実験をしている。
日本は北朝鮮に対して交渉窓口がなく、経済制裁を強める事しかやれる事がない。しかし中国が生かさず殺さず程度の援助を続けており、北朝鮮のミサイルや核開発も裏では技術援助しているのかもしれない。こうなると韓国は北朝鮮と中国の板ばさみになり中国の北朝鮮への影響力に期待するしかなくなる。
中国の歓心を得るには中国の言いなりになって反日共同戦線を組む事で中国との関係を深めていくしかない。北朝鮮は韓国を恫喝するだけで実際には何も出来ないのでしょうが、核開発の成功で韓国は戦わずして北朝鮮と中国のプロパガンダによって中国側に寝返ってしまうようだ。アメリカは軍事訓練を繰り返すばかりで、報復攻撃はしない。
日本もこれでは在日米軍は頼りになるかと言う不安が出てきますが、尖閣問題でも軍事訓練を繰り返すばかりで何もしてくれそうもない。中国も北朝鮮も馬鹿ではないから挑発的な威嚇攻撃はしても本格攻撃する事はない。日中戦争でも小競り合いを繰り返すことで神経戦に持ち込んで、日本軍は神経がプッツンしてしまった。
尖閣諸島でも神経戦が行なわれていますが、中国の挑発作戦に乗ってはならない。中国は国境紛争には慣れっこであり、ロシアやインドやベトナムなど国境紛争が絶えない。これに対抗するには中国内部から撹乱する事であり、反政府勢力への資金援助や反政府活動家の亡命を受け入れて活動拠点を提供する事だ。
韓国は戦わずして北朝鮮と中国の威嚇に屈しようとしている。アメリカも戦う姿勢を見せない韓国を見放すしかないのでしょうが、韓国政府は海軍力の増強に走って「独島」の防衛に一生懸命になった。韓国の不可解な行動は何処が本当の敵か間違えているとしか思えない。北朝鮮は同胞だから攻撃してこないといった、プロパガンダに騙されている。
2015年に在韓米軍が指揮権を韓国に引き渡せば、韓国は単独で北朝鮮と対峙しなければならなくなる。北朝鮮は核開発とミサイル開発で韓国を恫喝して、韓国は戦わずして北朝鮮に敗れるかもしれない。韓国の反日活動は北朝鮮による日韓分断作戦であり、韓国の親米派は孤立してパククネ大統領も親中派に寝返ったと思える。
パウエル元国務長官は、「米国は韓国の友人たちに、北朝鮮問題の負担を1国で背負うよう要求すべきではない。北朝鮮は常に韓国を孤立させようとしているが、米国は韓国の同盟国として行動をともにすべきだ」と答えていますが、朝鮮半島の分断はアメリカとロシアに責任がある。だからアメリカが韓国を見捨てる事は裏切り行為ですが、韓国が中国に寝返ろうとしている事への牽制でもある。
中国の経済的な発展は軍事力の増強となって周辺国への圧力となっている。アメリカはそれに対抗できるだけの国力がなくなって来ており、横須賀の米原子力空母はいずれ引き揚げていくだろう。あったところで中国の対艦ミサイルにはかなわない。中国は地下のサイロからミサイルを打って来るのに原子力空母は海上に剥き出しだ。これでは米海軍は中国軍にかなわない。
このような状況で、アメリカは何度も日本に対して軍事力の増強と集団的自衛権を認めることを要求してきましたが、日本は国防予算は削られ続けてきた。集団的自衛権も未だに認めていない。台湾海峡や朝鮮半島で戦争が起きても日本は我関せずでいなければならない。戦後のGHQによって日本はそのように作り変えられたからだ。これが吉田ドクトリンであり、アメリカは韓国と台湾の防衛に責任を持たねばならない。
これを変えるにはアメリカの戦後における対日政策の過ちを認めなければならない。アメリカは憲法を押し付けて日本を永久的に弱体化させる事にした。しかし朝鮮戦争でアメリカは始めて中国やロシアの正体が分かって、日本の代わりに中国やロシアと対峙しなければならなくなった。ベトナム戦争でもベトナムのバックにはロシアがいた。
アメリカは台湾と韓国と言う十字架を背負って中国と対峙する事となり、日本はただアメリカを後方支援するだけの存在になった。日本はただ米中の対立を眺めている存在に過ぎなくなり、台湾や韓国がどうなろうと日本には責任が無い。アメリカがこのまま東アジアから引き下がっていくのか留まるかは分かりませんが、韓国の行方が試金石になる。
しかし、北朝鮮の核武装化は極東の軍事バランスを大きく崩すものだ。中国も軍事大国化でアメリカの影はますます薄くなってきて、北朝鮮の軍事的な挑発はアメリカを舐めたものだ。しかしアメリカは動けなかった。記事では、『2010年の哨戒艦「天安」撃沈や同年の延坪島砲撃事件のような局地的な挑発を実行した場合、韓国が要請すれば米国が即刻介入し、韓国軍を支援することになった。』とありますが、米軍は動けるのだろうか?
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