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【アンマン白戸圭一】中東歴訪中のオバマ米大統領は22日夜(日本時間23日未明)、ヨルダンのアブドラ国王とアンマン市内の王宮で会談し、内戦状態のシリア情勢を中心に意見交換した。大統領は会談後の共同会見で「シリアが過激主義の飛び地になることを非常に懸念している」と述べ、アサド政権崩壊後のテロ組織の台頭に強い危機感を示した。
オバマ政権のシリア政策を巡っては、パネッタ前国防長官が2月7日の米上院軍事委員会で「『反体制派に武器供与すべきだ』とする閣僚からの進言を大統領が却下した」と、政権の内幕を暴露していた。この日の会見での発言で、大統領がテロ組織に武器が渡りアサド政権崩壊後、シリアがテロの温床になることを懸念して、反体制派への武器の供与を求める進言を却下した経緯が初めて明らかになった。
オバマ大統領は、アサド政権の退陣を「確信している」と述べ、「最も多くの時間を割いて考えなければならないのは政権崩壊後の状況だ」と指摘。大統領はその上で「シリアではさまざまなものが破壊されており、政権が退陣してもすぐに全てがうまくいくわけではない」と混乱の長期化を予想し、「国際社会がシリアの自立した政治的移行を加速することが重要だ」と訴えた。
一方、アブドラ国王は会見で、ヨルダンに流入したシリア難民が45万人を超え、年内に倍増するとの見通しを示した。国王は「我々は負担を背負い続ける」と難民受け入れの継続を約束するとともに、国際社会に支援を要請した。オバマ大統領は難民対策として2億ドル(約190億円)を新たにヨルダンに供与する方針を明らかにした。
http://mainichi.jp/select/news/20130323k0000e030190000c.html
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