http://japanese.ruvr.ru/2013_03_18/108300333/

MI-6とCIAはイラク攻撃前に大量破壊兵器が存在しないことを知っていた

18.03.2013, 17:12

英国の諜報機関MI-6と米国のCIAは、イラク侵攻に先立ち、バグダッドが大量破壊兵器を保有していないことを掴んでいた。月曜、英国のテレビ・ラジオ放送局BBCが伝えた。
BBCによると、イラクにおける軍事作戦の開始数ヶ月前に、イラク外相ナドジ・サブリ氏はCIAのパリ支局長ビル・ミュレー氏に、バグダッドには「事実上、大量破壊兵器は存在しない」ことを伝えていた。そのほか、開戦前、MI-6の職員らは、イラクの諜報機関の長タヒール・ジャリル・ハッブシュ・アッチクリチ氏と会談を行い、やはりイラクに大量破壊兵器は隠されていないという保証を得ていた。イラクに大量破壊兵器が存在すると語る、英国政府が2002年9月に公開した報告書の、その公開に先立つこと数日、ヨルダン首都のアンマンで、会談は行われた。なお、諜報情報調査委員会の長、ロード・ロビン・バトラー氏は、BBCに対し、サブリ大臣の声明については何も知らなかった、と述べている。

インターファクス

コメント
01. 2013年3月19日 14:28:20 : xEBOc6ttRg 本当になかったなら証拠を捏造したはずだから 本当はあったのに、無かったことにした それによって英米の権威を失墜させ多極化の進展を加速した というシナリオもあるか
02. 2013年3月24日 07:58:49 : vE6rUZhxSA >>01 多極化って田中宇みたいだね。 イラクの大量破壊兵器破棄の進展には紆余曲折があった。当初、イラク政権側は無制限の実効力を伴う強制的な査察に抵抗し、書類や部品の一部を隠したり大統領宮殿への立ち入りに応じず国連査察団を追い返すなど様々な妨害を引き起こした。 そのたびにアメリカは国連決議違反だとして自己流に拡大解釈し、イラクに懲罰功撃を繰り返した。 最もイラク側にも言い分がなかったわけではなく、査察団の中に諜報工作員が紛れ込んでおり査察と偽り、発信機を仕込んでイラク側の情報をイスラエルに流す工作をしていたことがイラク側にバレてイラクが猛烈な抗議をしたが受け入れられず閉め出したという理由もあった。 後に査察団の団長になったスコット・リッターはイラク大量破壊兵器破棄の顛末と国連査察の内幕を暴露しているが、イラクの抵抗にはアメリカのこうした諜報工作が影を落としていることを認めている。 スコット・リッター著『イラク最高機密：国連を傷つけサダム・フセインを転覆させるための秘密の陰謀』 http://sharejapan.org/sinews/magazines/33116k/c6gix5/xc6qfx 1991の湾岸戦争から2003のイラク戦争までブッシュ親子によるイラク蹂躙は、翻ってみればアメリカの弱体化を誘発し結果的に冷戦終結後の一極化構造から多極化に移行するモメントになったのは事実。 田中宇はそれを意図された多極化と言い、その理由として事象には偶然と必然が重なり合い何らかの意図が必ずあると解説する。 そこまではいいのだが、ネオコンやブッシュの小倅の政権中枢にアメリカの弱体化をあえて推進した隠れ多極派がいるという類推には鼻白んでしまう。 俺はアメリカの驕りが自らを弱めていった結果であり、けして多極化推進のためのシナリオに沿ったものではないと思うけどね。

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