http://www.asyura2.com/12/warb10/msg/733.html
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アフリカ・マリ北部のイスラム武装組織をフランスが中核になり、マリ政府軍、西アフリカ諸国軍、チャド軍が追いつめている。対象は、サハラで活動するイスラム勢力に向けられ、ナイジェリア北部を拠点にするボコ・ハラムにも向けられている。2013年2月26日、ボコ・ハラムは、ナイジェリアの隣国カメルーンでフランス人観光客7人を人質に取っている。要求は、カメルーン、ナイジェリアの刑務所にいる仲間を釈放することで、実行しなければ家族を殺すとしている。
参照記事
http://www.dailymail.co.uk/news/article-2284346/Video-kidnapped-French-family-Cameroon-appears-YouTube.html
YOUTUBE
http://www.youtube.com/watch?v=chahsPXzDmI
過去ブログ:
ナイジェリア、ボコ・ハラムのテロ止まず
http://blog.livedoor.jp/nappi11/preview/edit/bca962305c0182f7d508e9a0a9744cfc
ナイジェリアのイスラム原理主義過激派ボコ・ハラム
http://blog.livedoor.jp/nappi11/archives/3213498.html
サハラ地域(サヘラ地帯:Senegal, Mali, Niger, Chad and Sudan))で活動する大小無数のイスラム系武装組織の資金源が麻薬であることは2013年2月18日の記事に書いた。
イスラムテロリストの資金源は南米の麻薬 アフリカ
http://blog.livedoor.jp/nappi11/archives/3699095.html
このことが日本にも関係し、その元凶が中国であることを書き留めておく。
日本への西アフリカ、アフリカからの麻薬(主にコカイン)が急増していることは過去ブログ:狙われる日本、麻薬密輸急増 を参照
http://blog.livedoor.jp/nappi11/preview/edit/92dd60d18043db02fea71ff60e749084
これらは、中南米から密輸されたもので、船舶の入港規制が厳しくない西アフリカへ海路、さらにはサハラ砂漠に直接南米から空路秘密の滑走路に送り込まれていることは既に確認されている。その滑走路のあったのが、今フランスが過激組織を追いつめているマリ北部のサハラ砂漠で、イスラム組織が、この地域(サヘラ地帯)を自分たちの聖域にしておきたい理由がここにある。
国際的な取り締まりの強化で、南米からのコカインの西アフリカへの密輸は減少したが、その代り合成麻薬が急増していると報告されている。英文参照記事
http://www.voanews.com/content/methamphetamine-becomes-west-Africa-growing-problem/1610342.html
これらの製造は、原料さえあれば、調合の方法はインターネットでも入手でき、個人がキッチンで作れるほどに簡単にできるといわれている。肝心な原料だが、これは最大の輸出国が中国で、薬の原料、殺虫剤などとして中国の国営企業の生産物がメキシコなどへ密輸出されていることは確認済みで、一部は米国経由でメキシコに持ち込まれる。2012年2月の記事では、3トンのメチルアミン酸化物methylamine chlorideがロサンゼルスに着いた中国からの貨物で押収されている。行先はメキシコ麻薬組織と確認され、合成麻薬メタンフェタミンの原料だった。
参照記事
http://www.stripes.com/news/task-force-targets-chinese-shipments-of-meth-chemicals-1.189502
押収されたのは氷山の一角で、事実、貨物船で肥料などと偽って南米へ大量に送り込まれ、また、アフリカにも大量に送り込まれていると推測されている。アフリカで加工製品化された合成麻薬やコカインは、イスラム系組織により欧州、アフリカ各地、そしてアジア、日本へ密輸出される。これが西側諸国が、躍起になってイスラム系組織の壊滅を行う大きな理由の一つで、中国がいかに否定しようが、過去の事実は中国が合成麻薬原料の最大供給国あることは証明されている。この密輸の利益でイスラム組織は、リビア紛争で流出した武器などを購入するため、彼らの兵器は軍隊並みに強力なものとなっている。
中国の行くところ犯罪在りで、この、国民の拝金主義と国家の欲望をむき出しにした国が、国連で肩で風を切ることに怒りさえ感じる。中国は今、その覇権を海産物の確保を理由に、ミクロネシア、南洋諸島へ伸ばしているが、当然のように、近年ニュージーランドを含め、南洋諸国での麻薬の蔓延が問題化している。
過去ブログ:女子大生麻薬密輸 ウガンダ
http://blog.livedoor.jp/nappi11/archives/3554182.html
http://blog.livedoor.jp/nappi11/archives/3707483.html
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