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【モスクワ=佐々木正明】ロシア海軍は21日までに、黒海と地中海を実施海域とする大規模軍事演習を始めた。海軍の4つの主要艦隊のうち、太平洋艦隊を除く3つの艦隊の23艦船や25機の軍用機などが参加。露国防当局は「1991年のソ連崩壊後、最大の訓練」と発表した。国営ロシア通信によると、内戦が続くシリアの領海近くでも実施される予定で、専門家は、軍事介入によるシリア情勢の解決を目指す欧米諸国を牽制(けんせい)する狙いがあると指摘している。
演習は19日に始まっており、29日まで行われる。露国防省は、北方艦隊、バルト艦隊、黒海艦隊所属の機動部隊の相互運用に焦点を当てると発表。ミサイル巡洋艦モスクワや揚陸艦サラトフなどの大型艦船のほか、戦略爆撃機、パラシュート部隊も参加し、ミサイル発射訓練や上陸模擬訓練などが実施されるという。
シリアへの武器輸出を続けるロシアは、シリア沿岸のタルトゥースに海軍の補給基地を持ち、同国に対する権益を保持している。そのため、欧米諸国主導の軍事介入によるシリア内戦の解決策に強く反対している。
露独立新聞は軍事当局者の話として、ロシアは「(欧米の軍事介入を受けた)リビア情勢の再現を避けるべく、異なる艦隊の艦船を地中海に集結させ、抑止を図ろうとしている」と指摘。ロイター通信も「演習は欧米諸国に、シリアへのロシアの関与を思い起こさせる狙いがある」とする専門家の話を伝えている。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130122-00000104-san-int
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