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アルジェリア情報相「救出作戦で人質にも死傷者」、ガス施設襲撃事件[AFP:死傷者数やその構成など詳細は依然錯綜している]
http://www.asyura2.com/12/warb10/msg/610.html
投稿者 傍観者A 日時 2013 年 1 月 18 日 21:23:37: 9eOOEDmWHxEqI
 

http://www.afpbb.com/article/war-unrest/2921667/10122037
アルジェリア情報相「救出作戦で人質にも死傷者」、ガス施設襲撃事件

2013年01月18日 07:44 発信地:アルジェ/アルジェリア


イスラム武装勢力に襲撃されたアルジェリア東部イナメナス(In Amenas)の天然ガス関連施設(撮影日不明、2013年1月17日提供)。(c)AFP/STATOIL/KJETIL ALSVIK


【1月18日 AFP】アルジェリア南東部イナメナス(In Amenas)の天然ガス関連施設がイスラム武装勢力に襲撃され、邦人など多数が人質になった事件で、同国の情報相は、アルジェリア軍が17日に実施した人質救出作戦で武装勢力と人質に死者が出たと発表した。

 同作戦についての初の公式発表を行ったモハメド・サイード(Mohamed Said)情報相は、逃げ出そうとした武装勢力の多数を「無力化」したものの、人質の一部が死亡または負傷したと認めた。死者は多数に上っているとの情報もあるが、同情報相は具体的な死者数を明かさなかった。国営アルジェリア通信(APS)によると、作戦は17日夜に終了した。

 これに先立ち、イスラム武装勢力メンバーの男は「戦闘機と地上部隊」が「施設を武力で奪うための」作戦を開始したと語り、「アルジェリア軍が施設に侵入したら人質全員を殺す」と脅していた。また男は、空爆で人質34人と武装勢力のメンバー15人が死亡したとも語ったが、真偽は定かではない。

 アルジェリア通信によると、人質のうち、英国人2人、フランス人1人、ケニア人1人とアルジェリア人従業員600人が同国軍により救出された。

 サイード情報相は平和的な解決が望ましかったと述べた一方、救出作戦を強行した理由として武装勢力側の「瀬戸際戦術」を挙げた。また今回の襲撃はアルジェリアをマリで起きている騒乱に巻き込むとともに、アルジェリア国内経済の破壊を狙った「多国籍テロリスト組織」の仕業だと述べた。

 英石油大手BPとノルウェーの国営石油会社スタトイル(Statoil)、アルジェリア国営エネルギー企業ソナトラック(Sonatrach)が共同で操業する天然ガス関連施設を襲撃したイスラム武装勢力は、国際テロ組織アルカイダ(Al-Qaeda)との関連があるとされている。(c)AFP  

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コメント
 
01. 2013年1月19日 03:41:28 : Pj82T22SRI

アルジェリア拘束:「テロに抗戦」徹底…救出強行
毎日新聞 2013年01月19日 01時05分(最終更新 01月19日 02時08分)

 北アフリカ・アルジェリアの天然ガス関連施設でのイスラム武装勢力による人質事件。アルジェリア政府が関係各国にも知らせず発生翌日に「人命軽視」とも見える軍事制圧に踏み切った背景には、「テロとの戦い」で長期間混乱した同国の国情がある。国際テロ組織アルカイダ系の団体は、今回の事件も含め北アフリカ地域で外国人の誘拐や政府施設攻撃などを繰り返し、米欧も抑え込みに躍起だが成果は出ていない。「人命優先」を呼びかけた日本政府は、人質に関する情報収集すらままならない状況だ。

 ◇背景に混乱の歴史…「被害国」との温度差露呈

 「テロとの戦いには(テロリストとの)交渉も、中断もない。昨日も今日も明日も変わらない」。アルジェリアのサイード情報相は17日夜、国営テレビで、人質に多くの死傷者を出した軍事作戦を正当化した。人命尊重には最大限に配慮したとしながらも、「テロリストに対する徹底抗戦主義」から、強硬策を取らざるを得なかったと説明した。

 正確な情報を収集するため、武装集団に揺さぶりをかけるなどして時間かせぎをすることなく、なぜ性急な軍事作戦に訴えたのか。仏紙フィガロは「アルジェリア軍は、イスラム主義者との問題を解決するために武力を優先してきた」との分析記事を掲載した。

 1995年2月、イスラム過激派は収監中のアルジェの刑務所で暴動を起こした。アルジェリア軍は包囲し、過激派は「生命の安全確保」を求めたが、軍は強行突入。過激派81人を含む96人の収監者が死亡した。

 テロ問題に詳しい仏戦略研究所のジャン・リュック・マレ氏は仏メディアに「武力行使を優先した今回の人質事件は、アルジェリアに(フランスのようなさまざまな危機に柔軟対応する)対テロ部隊がないことが明らかになった」と指摘。元仏軍特殊部隊隊員のフレデリック・ガロワ氏は仏誌ヌーベル・オプセルバトゥールで、「アルジェリア軍の戦術、戦略は強硬策が基本で、犯行グループを(早期に)制圧し、テロリストにメッセージを送る必要があった。たとえ人質が全員死亡したとしても重大な関心事ではなかった」と分析した。

 作戦を巡っては、事件の舞台となったアルジェリアと、人質を取られた関係国の間の温度差も表面化した。事件への対処にあたり「人権、民主主義を優先する国と、容赦ない対応を取る国がある」(仏メディア)ためだ。関係国は作戦支援を申し出たとされるが、アルジェリアの主権に配慮せざるを得ない事情もあった。【ローマ福島良典、パリ宮川裕章】

 ◇米のテロ対策行き詰まり…北・西アフリカ

 サハラ砂漠周辺の北・西アフリカ諸国では、アルジェリアを源流とするアルカイダ系テロ組織「イスラム・マグレブ諸国のアルカイダ(AQIM)」を中心に、イスラム過激派の勢力拡大とテロ活動が活発化している。今回のアルジェリアの人質事件を見ても、01年の米同時多発テロ以降、米国が続けてきた軍事・民生両分野のテロ対策の行き詰まりは明らかで、2期目のオバマ政権は戦略練り直しを迫られている。

 アルジェリアの事件について、パネッタ米国防長官は18日、「我が国や国民に理不尽な攻撃を行う者の隠れがはない」と犯人を追及する姿勢を明示した。一方、AQIMの分派組織は犯行声明で、マリへのフランスの軍事介入に対する報復としている。だが、カーソン米国務次官補(アフリカ担当)は16日、「AQIMを打倒する必要がある」と述べ、フランスを支援する考えを強調した。米国は無人偵察機で得た情報を仏軍に提供し、輸送機の後方支援も検討。マリに部隊を派遣予定の西アフリカ諸国経済共同体(ECOWAS)加盟諸国に軍事教官を派遣する方針だ。

 米国は同時多発テロ翌年の02年、サハラ砂漠周辺国でのイスラム過激派台頭の兆しに対し、マリ、チャド、ニジェール、モーリタニアの4カ国への軍事支援を強化する「汎(はん)サヘル構想」を開始。同構想は04年、「トランス・サハラ対テロ作戦構想」に発展解消し、アルジェリアも含む計10カ国に軍の訓練などを続けた。民生面では09年度に1億1125万ドルをマリに供与、トップドナーとなった。

 だが、マリ北部は昨年4月、AQIMも関与する形で「分離独立」し、リビアでは昨年9月に米領事館襲撃事件が発生。今回はアルジェリアで多数の外国人を巻き込む事件が起きた。ロイター通信によると、実行犯にはエジプト人やチュニジア人も含まれているとの情報もあり、国境を超えた「反欧米」の動きが広まっている。

 リビアのカダフィ政権崩壊時に多数の兵器が拡散し、過激派の戦闘力が強化されたとの指摘もある。議会調査局が昨年8月、米政府の戦略の見直しを提言する報告書を発表、米国内からもテロ対策の体制立て直しを求める声が出ている。【ワシントン白戸圭一】

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アルジェリア拘束:関係国不満 英首相「深刻な事態」
毎日新聞 2013年01月18日 11時38分(最終更新 01月18日 13時28分)

 【ワシントン白戸圭一】多数の死傷者が出たアルジェリア軍による17日の人質救出作戦について、アルジェリア当局から事前通告を受けなかった関係国から不満の声が上がっている。人質の安全を最優先に求めてきた日米英の「頭越し」での作戦で、人質の出身国の首脳は「深刻な事態」(キャメロン英首相)と不快感を隠さない。

 キャメロン首相は報道官を通じ「事前に相談してもらうのが望ましかった」とアルジェリア政府の対応に不信感をにじませた。イスラム過激派による16日の襲撃で英国人1人が死亡している。ロイター通信によると、キャメロン首相は17日、アルジェリアのセラル首相に電話で「非常に憂慮すべき深刻な事態だ」と懸念を伝えた。

 米政府高官は17日、救出作戦実施を「事前に知らされていなかった」とAFP通信に明かした。米政府はアルジェリア当局に人質の安全を最優先にするよう求めたという。AP通信はオバマ政権が事件解決に向け米軍の支援を提案したが、アルジェリア政府が拒否したと報じており、テロ対策に対する考え方の違いも露呈した。

 こうした事態を受けオバマ米大統領とキャメロン首相が電話で人質事件の現状について意見交換した。キャメロン首相は18日に予定していた欧州連合(EU)との関係をめぐる演説を延期し事件対応にあたる意向。一方、フランスのオランド大統領も17日の演説で拘束事件について「ひどい状況になっている」と指摘。仏軍によるマリへの軍事介入について「介入はテロリストによる侵略行為を阻止するものだ」と述べ、正当性を強調した。

 
アルジェリア拘束:政府、権威失墜恐れ強行策
毎日新聞 2013年01月18日 11時29分(最終更新 01月18日 12時40分)


アルジェリアのイナメナスの位置
拡大写真
 【パリ宮川裕章、ヨハネスブルク服部正法】アルジェリアの天然ガス関連施設でイスラム武装勢力が日本人を含む人質を拘束した事件で、アルジェリア軍は17日、ヘリコプターによる空爆など人質の犠牲を顧みない強行策に踏み切った。背景には、政府や軍が隣国マリから侵入した可能性のあるイスラム過激派勢力による事件で面目を失い、国内で権威が失墜するのを恐れたことがあるとみられる。また旧宗主国フランスへの複雑な心理も影響したとみられる。

 伏線は、仏軍が11日に隣国マリへ軍事介入したことを受け、アルジェリア政府が13日、仏軍の領空通過を認めたことにある。オランド仏大統領は昨年12月にアルジェリアを訪問し、マリ情勢について事前に協議しており、領空通過容認はその結果とみられる。だが、アルジェリア紙「リベルテ」が「政府が神聖不可侵の領土主権の侵害を許すとは誰も予想できなかった」と批判するなど、旧宗主国フランスに対する反感が混じった複雑な国民感情を刺激した。

 さらに、アルジェリア政府は14日にマリとの国境封鎖を宣言したが、イスラム過激派の武装勢力が天然ガス関連施設を襲撃した。武装勢力はアルジェリア政府によるフランスへの領空通過許可を批判する犯行声明を出して挑発した。アルジェリア内務省は「武装勢力はマリからでもリビアからでもない」と説明しているが、武装勢力は「マリ側から侵入した」とメディアを通して宣言した。仮にマリ側からの侵入だったとすれば、政府や軍は二重、三重に恥をかかされたことになる。

 90年代のアルジェリア政府とイスラム原理主義勢力の内戦は、約15万人の犠牲者を出した末に和解した。だが国境を超えた「聖戦」を唱える一部の原理主義者は、追われる形で隣国マリに流入、その後、国際テロ組織アルカイダの分派「イスラム・マグレブ諸国のアルカイダ(AQIM)」として集結した経緯がある。

 これらのイスラム過激派がマリから大量に流入するなどして、アルジェリア国内で再び大規模なテロ活動を展開する事態になれば、アルジェリア当局にとっては「悪夢」だ。今回の人質事件発生後、アルジェリアの日刊紙「オラン」は「マリ国境付近での政府の安全宣言に対し、テロリストが大罪を達成」と報道。「エルワタン」紙は「南部での治安の悪化を軽視した政府の無責任」と指摘するなど、政府への批判が高まっていた。


02. 2013年1月19日 03:45:04 : Pj82T22SRI

日本は当然だが、米英の権威も地に落ちたな

03. 2013年1月19日 03:56:19 : Pj82T22SRI
【アルジェリア邦人拘束】ヘリから攻撃、人質はパニック 制圧作戦どう展開
2013.1.19 00:02
 イスラム武装勢力に拘束された日本人らを救出するために強行されたアルジェリア軍による武装勢力の制圧作戦。報道や関係者の断片的な証言を基に、作戦がどのように実施されたのかを再現した。

 アルジェリア軍が、同国南東部イナメナスの天然ガス関連施設への制圧作戦に着手したのは、17日昼頃(日本時間同日夜)。

 ロイター通信によると、治安当局はまず、軍用ヘリコプターからの銃撃などを開始。続いて地上部隊を投入し激しい攻撃を加えた。施設内にいた20〜30人程度とされる犯行グループは激しく抵抗したもようだ。

 仏紙ルモンド(電子版)が掲載した脱出者の証言によると、娯楽スペースには最大600人のアルジェリア人の人質が拘束されていたが、最初の空からの攻撃でパニックに陥り、出口に殺到。犯行グループは人質らを制御できず、米国人1人を含む多数が脱出した。

 一方、犯行グループは関連施設からの逃亡を何度か試みたようだ。ラジオ・フランス・インターナショナル(電子版)によると、犯行グループが3度目の逃亡を図った際、アルジェリア軍が犯行グループの車列を爆撃。車列爆撃は、辛くも現場を逃れたアイルランド人男性の証言と一致する。これに先立ち、犯行グループは人質5人を連れて逃げだそうとしたが、軍によって押し戻されたという。

 治安筋によると、この時の爆撃で拘束された外国人25人が救出され、6人が死亡したという。

 制圧作戦開始から約5時間後、それまで犯行グループの声を報じてきた隣国モーリタニアの通信社は、犯行グループと連絡が取れなくなったことを明かした。

 全容が不明の制圧作戦。AP通信はその一部始終は米軍無人偵察機によって観察されていると報じている。


04. 2013年1月19日 04:25:40 : RrXl7eMXJM
>最大600人のアルジェリア人の人質が拘束されていたが、最初の空からの攻撃でパニックに陥り、
>出口に殺到。犯行グループは人質らを制御できず、米国人1人を含む多数が脱出した。


やはり、多人数で人質になったらパニックを起こしてその間に逃げるのが最善の策なのか。


05. 2013年1月19日 09:12:41 : boxs2sTg7w
エルワタンによれば、アルジェリア軍特殊介入部隊は、人質犯の一人を確保した。
人質犯の自供によれば、人質犯は32人(アルジェリア国営放送によれば人質犯18人を射殺)、全員がMokhtar Belmokhtarのグループ(Katibat Moulathamine、覆面旅団)に属する。

アルジェリア軍の作戦は7機のヘリコプターを使って開始された。

人質犯グループは、正門から警備員を射殺して入り込んだ。警備員は撃たれながらも
警報音を鳴らすことができた。

他の情報より。
人質犯の一人は30歳くらいで、重武装していた。

アルジェリア従業員が逃走しても何もしなかったようだ。

アルジェリア人従業員と外国人3人が裏門から逃げた。人質犯は裏門の存在を知らなかった。

人質犯たちは、人質に爆弾を巻き付け、プラントに立てこもっている。

アルジャジーラによれば、日本時間1月19日午前4時半すぎ、外国人の行方不明者30人のために、2回目の救出作戦が開始された。


06. 2013年1月19日 09:18:08 : boxs2sTg7w
>>05訂正
日本時間1月19日午前4時半すぎは記事が出された時間です。

07. しろへび 2013年1月19日 11:53:51 : JfMmRKSXBZhmw : c2jj8iLzYI
アメ公のいつもの自作自演紛争じゃないの?

08. 2013年1月20日 18:54:17 : mHY843J0vA
アルジェリア軍が最終攻撃、人質23人の死亡確認=内務省
2013年 01月 20日 09:59 JST
[アルジェ/イナメナス(アルジェリア) 19日 ロイター] イスラム武装勢力によるアルジェリアのガス関連施設での人質拘束事件で、同国軍は19日に最終攻撃を実施し、人質23人と武装勢力32人が死亡した。同国の内務省が声明で明らかにした。

声明ではこのほか、外国人の人質107人とアルジェリア人685人の生存が確認されたとしている。

同国東部イナメナス近郊にあるこのガス関連施設では、日本の日揮のほか、英石油大手BPやノルウェーのスタトイルなどの従業員らが働いており、これまでに米国人1人と英国人1人の死亡が確認されている。

英キャメロン首相は19日、未だ安否の確認が取れていない残り5人の英国人について懸念を表明。スタトイルのノルウェー人5人は全員が行方不明となっており、安否確認が取れていない日本人や米国人もいる。

一方で、事件に詳しい関係筋によると、米国人2人とポルトガル人1人を含む16人の外国人が解放されたとの情報もある。また別の関係筋の話では、アルジェリア軍の特別部隊が19日、同施設で身元不明の焼け焦げた15人の遺体を発見したという。

 


焦点:西アフリカが恐れる第二のアルジェリア事件、マリ情勢波及も
2013年 01月 20日 13:44 JST
[ダカール 18日 ロイター] アルジェリアのガス関連施設で、国際武装組織アルカイダと関連があるイスラム武装勢力が起こした人質拘束事件。フランスによるマリ軍事介入に反発する武装勢力は、この襲撃で一つの明確なメッセージを送った。それは「サハラ砂漠のどこでも攻撃を仕掛けられる」というものだ。

旧宗主国フランスはマリでのイスラム反政府勢力との戦闘に、態勢が整っていない西アフリカ諸国の軍部隊を協力させたい考えだが、それによって南部の小規模で脆弱(ぜいじゃく)な国々で同様の攻撃が発生する可能性があると、多くの専門家は見ている。

仏軍による攻撃から逃れたイスラム武装勢力は各地に拡散するとみられる。一部はマリにとどまりゲリラ的な戦闘を続ける一方、穴だらけの国境を抜けて既に急進主義的な組織が存在する国々へ渡る者もいるだろう。

「今回のことで、イスラム教徒の間でフランスへの不満が高まる可能性がある」。こう話すのは、セネガルの首都ダカールにあるモスクで午後の祈りを終えた青年アダマ・サール氏。「軍事介入には巻き添え被害が付き物で、無実の人たちが亡くなる可能性がある。それが人々を急進的にさせる」とも指摘する。

治安専門家はこれまで、西アフリカ一帯のイスラム過激派の脅威について、「ボコ・ハラム」が活動するナイジェリア以外は重視してこなかった。

その理由には、穏健なイスラム教スーフィー派が優勢であることや原理主義組織による攻撃があまりなかったことがある。

しかし、鉱業、石油、輸送、建設など多業種にわたる国際企業が活動を広げる同地域では、マリでの戦闘によって情勢が大きく変わりつつある。

マリ北部を制圧したアルカイダ関連の武装勢力は昨年、地方政府が主要組織の「アンサール・ディーン」に協議を持ち掛け、反政府勢力を分断しようと時間を浪費する間に、組織や人員の強化と再武装を行う時間を得た。

アフリカ諸国は今や、自国のイスラム急進派による脅迫を気にしながら、実質的に形骸化した国境線を行き来する武装勢力を追跡するという問題に直面している。

フランス政府はこれまで、アフリカ諸国によるマリへの軍派遣を支援すると明言する一方、イスラム教と対決する十字軍とみなされることを恐れて、自らの地上軍派遣は避けてきた。しかし、マリに入った仏部隊や装甲車の映像は世界に広がり、一部のイスラム教徒の感情を刺激している。

ワシントン近東政策研究所の研究員で、インターネット上のイスラム系フォーラムを監視するアーロン・ゼリン氏は、ネット上で議論される話題でマリがシリアを上回ったと指摘。

「こうした人たちの多くが、オンラインのチアリーダーのようだ」とした上で、「しかし、今回の件で個人がキーボードから離れ、代わりにAK47ライフルを取る可能性もある」と語った。

<マリの隣国に募る不安>

イスラム武装勢力は、攻撃を仕掛けるなら、地域の主要国や欧米の利害がある場所を狙うと繰り返し主張してきた。アルジェリアの人質事件の犯行グループは事件がなお動く中、外国企業に新たな攻撃を行うとも表明した。

専門家が警戒するのは、1990年代にイスラム過激派と激しい戦闘を繰り広げた治安部隊が守るアルジェリアで攻撃を起こせるなら、部隊の装備と経験が不十分な西アフリカ諸国は、国際化を進めている武装勢力の前に無防備に見えるということだ。

アルジェリアの治安筋によると、同国での人質事件でこれまでに死亡した武装勢力の中にはエジプト、チュニジア、リビア出身者のほか、フランス人とマリ人も1人ずついたという。

マリ北部を制圧した武装勢力はその数カ月間で、アルカイダ系が少なかったサハラ以南のアフリカ諸国などから多くの兵士を集めたと、西アフリカの治安筋は明かす。

イスラム国ではあるが宗教的に寛容な隣国セネガルでは、ヌディアエ外相が今週、アルカイダが潜伏組織を編成したと発言。マリに500人の部隊を派遣する同国のサル大統領は全国民に向けて、外国人イスラム教徒の疑わしい活動を報告するよう呼び掛けた。

また、マリ西部と国境を接するモーリタニアでは、非宗教政党とイスラム政党がそろってマリ情勢から距離を置くよう訴えている。イスラム武装勢力がマリ北部を制圧する以前、モーリタニアはアルカイダの活動がこの地域で最も盛んな国だった。同国は、国内の軍施設や欧米関連施設への攻撃を受けて、マリ国境周辺にある武装勢力の拠点で急襲作戦を行っている。

与党幹部は、モーリタニアが「長年にわたる対テロ組織活動で既に高過ぎる対価を払ってきた」とし、一連の紛争に関与するつもりはないと明言。他方では、宗教学者らでつくるグループがマリからのイスラム過激派を保護せよと訴えている。

ガーナに拠点を置くコフィ・アナン国際平和維持訓練センターの専門家、クウェジ・アニング氏は「フランスは(マリから)過激派を追い出したい。しかし、どこへ追いやろうとしてるのか。モーリタニアやニジェールがトラブルになるかもしれない。ブルキナファソも脅威に直面するだろう」と予想する。

<危機迫るナイジェリア>

しかし、最も懸念されるのはナイジェリアだ。同地域で最大の石油埋蔵量と経済を持つ同国では、治安部隊が北部のボコ・ハラムとの戦闘で泥沼にはまり込んでいる。

ナイジェリア政府は、マリ介入で軍の関与を拡大させたくないという考えと、派遣によって自国と海外の武装勢力との関係を根絶できるのではという期待で揺れていたが、ジョナサン大統領は今週、1200人の部隊の第一陣を派遣した。

「彼らはイスラム勢力の問題を根本から断ち切りたいのだ」と言うのは、同国ラゴスのコンサルタント会社ファイナンシャル・デリバティブズのビスマルク・ルウェイン最高経営責任者(CEO)。同氏は「その問題は今炎上しかねないだけでなく、長期的には、不平等や統治力の弱さに関連するボコ・ハラムの問題も解決できなくなる」とも語る。

マリを含む西アフリカの多くの市民は総じてフランスの軍事介入を支持し、その一方で周辺諸国がマリ政府の支援に赴かなかったことを失策と考えている。

しかし、世界の最貧国とされるこうした国々では、日常生活を改善するための民主主義がうまく機能せず、それによりイスラム組織がより大きな役割を持つことにつながっている。湾岸地域出身の説教師らが広げた超保守的な宗派であるワッハーブ派も、この地域に入り込みつつある。

前出のアニング氏は、今回の軍事介入によって周辺地域が大幅に脆弱化するとの見方を示した上で、「マリから戦線が拡大することになるだろう」と警告した。

(ロイター日本語サービス 原文:David Lewis、翻訳:橋本俊樹、編集:梅川崇)


09. 2013年1月20日 22:56:03 : d9ENDnJWTc
なに?、このアルジェリアって国。爆撃加えた方が良いぞ、こいつら。日本に、喧嘩売ってるの?、こいつらって。

10. 2013年1月22日 03:50:04 : AiChp2veWo
4,7、さん興味深いですね。ビン様さんの時と同じで、今回の首謀者の動画、本物ですか?。イスラム世界の人と、テロ、イスラムは違うとイスラムの人がテレビで言ってましたが、そう思います。現代日本人は夜中に若い子がミニスカートで外をうろつける稀有な国です。でもそれを狙って残虐な性犯罪が惹起され闇に葬られ、しています。日本人が犯行者とは言いませんがね。こぎれいな家に住んで、子育てと教育に励む幸せな家庭・・。たいへん大事なことですが、全体には馬鹿ですね(失礼)。若い子がミニスカートで夜の・・と書きましたが、若い特攻隊を見守ったあの、なでしこ達の貞節や純粋さ、分るんでしょうかね?。幼稚園児にまで、好きな人いるの、とか、チューはしたのとか、いい大人がテレビの中で言っていますが、幼児のほうは合わせているだけで、ほんとは迷惑なんですよ。ませすぎの子もいますがね。今の大人は多くはアホですね。女子もね。しまいに国が害国の支配下に落ちて奴隷化ですよ。人類みな兄弟でしょうが、悪人も沢山いるのですよ。右の頬をうたれないように警戒必要です。何の落ち度なく打たれたら打ち返す覚悟必要です。昔、侍時代は女性である腰元は胸に短刀を持っていたでしょ。肌を平気で露出してへらへらしていてはダメなんです。まあ世界は(欧米風の)、堂々と裸を見せるのが女性の権利のように当たり前みたいですが、それは、性犯罪やなどに遭いそうになったら、命がけで戦う意志があってそうしているふしもあります。とにかく日本の現代の女子は汚されても平気なんでしょうかね。しっかりしないと奴隷ですよ。それこそ世界は、民衆が性的犯行者をよってたかって八つ裂きにしてますね。インドのレイプ事件、ブラジルとか、そういう事件悲惨すぎますが。私はアルジェでの日本人殺されました。その人たちとご遺族と我が日本国民と日本政府、の魂のあり方の話をしています。中東では日本の政府関係の方や今回も社員の方とか、他にもアルジェ以外でも殺されていますよね。以前、日本の青年が拘束され首を切られましたね。みな国際政治の暗部が見え隠れします。日本は過去から、現代まで、中東やアフリカと戦争をしたことはないです。互いに遺恨はないはずです。でもだんだんにイスラムって聞くと良い感情を日本人が持たなくなるでしょう。それにやられた以上、泣き寝入りはしてはいけません。遺憾だ遺憾だではダメなのです。現行のテロ犯罪者は勿論ですが、その黒幕をみなさんもうすうす、政府もすでに知っているのですから、しっかりしないとだめです。善で生きるには悪の数倍の力を持たなければなりません。悪は闇夜に背後から切りつけますよ。ある程度収入があって家を買い自分たちだけの幸せだけを思考していてはダメですね。問題意識絶対必要です。アフリカや中東や中国も世界はマスターオブウォ−の為に蹂躙されています。世界中でどれだけの家族が殺され別れ飢え死にしていますか。日本人だけが技術や頭脳や列島の立地や自然に恵まれ優位だからと言って裕福で幸せな生活を堪能していてよいなんておかしいですよ。マスターオブウォ−は、欧米にも日本にもいます。自分たちだけの幸せだけを考えていると国家から先に解体して国民は害国と大企業の奴隷化です。中東と互いに遺恨はないと書きましたが、湾岸戦争で多額の支援金を米側に日本は出しました。これをイスラム世界の人は知ってますよ。フセインは特に悪人でしたか?。カダフィは金塊を貯蓄してアフリカ世界を欧米から切り離そうとし、フセインは医療は無料、国には食物が溢れていましたが悪人でしたか?。現在は禁止されているはずの兵器劣化ウラン弾の後遺症でたいへんなことになっている人たちが多くいます。オリンピック招致って言ってますが、放射能どうなんですか?。陛下を被曝させるのですか。国民を被曝させるのですか。権力や資金のある方たちは家族を外国のマンションに逃したり、食料は安全なものを食べていざとなれば地下施設や外国に高飛びしようと画策していても結局これらの問題から逃げ切れないです。アジアやその他の国にいるご家族も、その国の住民は知っていますから、そんなときは祖国を裏切って逃げてきたやつらとしてどんな目に遭うか分りません。人間は自然と仲良く平和に行きたい人と、人を支配したい人間との二つに分れるようですが、このまま行けば共倒れです。昭和60年代頃からも心ある外国識者は日本の原発大丈夫か、と、心配してくれていました。今の日本の放射能の危険な状況を正確にあるいはまともに報道しているのは外国です。日本では出さないですね。日本から輸出されている食料、海、陸、からの食材、もう凄く沢山の品種が世界では輸入禁止にされていて、日本国内のスーパーではけっこう売られているようです。
、三年後、五年後、十年後、とその脅威が病気や遺伝子異常にはっきり出てくるようです。危ない外国の土地に働く社員が大切なら、工場の地下に迷路の頑丈な防空施設を作っておくとか、緻密な法改正して自衛隊の護衛を頼むか、信頼できる傭兵にガードを依頼するとか、当然やらないと、外国語でテロ戦士に直接話しかけても撃たれるだけです。日本人狙われていますしね。とにかく平和な国づくり大切ですが、堕胎多すぎて罰が当たりますよ。テレビ画面が綺麗になってとか、でも肝心の内容は反比例してひどすぎます。番組の一パーセントくらいですね良いのは。高い塔が東京に建って、凄く目障りでストレスに感じます。あれできたら即福島でしょ。東京タワーで伊勢湾台風ですか、高いものダメですね。交通事故悲惨ですが、横断歩道は横縞にしないとね。車から見て縦だから歩く人も縦、紛らわしい、これは変です。車から見て歩道が横縞なら、歩く人は縦だから、縦横で明確に認識。問題色々有りますが私のような学のない無名人より、志の立派な優秀な方はわが国に多く見えますから、そのお立場から、よろしくお願いいたします。

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