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ミサイル発射に意欲的だったはずの金正恩第1書記だが、何が起こったのか(AP)
金正恩氏、赤っ恥も北ミサイル強行発射へ 正日氏との違いとは?
http://www.zakzak.co.jp/society/foreign/news/20121210/frn1212101146003-n1.htm
2012.12.10 夕刊フジ
北朝鮮は10日、長距離弾道ミサイル発射の予告期間(10〜22日)の初日を迎えたが、技術的トラブルなどで発射を見送ったもようだ。ミサイル最上部の3段目に何らかの異常があったことが原因とみられる。4月の失敗を受けて万全の準備をしてきたはずが、直前になって大失態。それでも北は22日までに打つ構えを崩さない。昨年12月17日に死去した金正日総書記の一周忌に合わせたプロジェクトだからだ。
「一連の事情が生じ、発射時期を調整する問題を慎重に検討している」
発射予告期間の初日である10日の打ち上げ延期を示唆していた北朝鮮。
10日の発射どころか、「技術的な問題で年内発射も難しいのでは」(外交筋)との観測も流れた。だが、同日付の韓国紙「朝鮮日報」は、韓国政府消息筋の話として、北西部・東倉里(トンチャンリ)の「西海衛星発射場」に8日、ミサイルの最上部に当たる3段目を新たに緊急搬入したのが衛星写真で確認されたと報じた。
消息筋は、北朝鮮が近く3段目の取り換え作業に着手するとみられるとし、「予告した通り22日までに打ち上げる可能性が高い」としている。
土壇場にきてトラブルを出した北の技術力。
『国防の常識』(角川学芸出版)などの著書がある元航空自衛隊員の軍事ジャーナリスト、鍛冶俊樹氏は「寒冷対策を考慮しなかったのが主な要因」と分析する。朝鮮半島には寒波が到来しており、朝鮮中央テレビの気象予報によれば、東倉里に近い新義州の10日の天気は晴れだが、最低気温は氷点下17度だ。
「氷結などにより(今のところ)打ち上げ不能になったとみられる。アメリカやロシアのICBM(大陸間弾道ミサイル)は24時間、どのような気候条件でも撃てる態勢を整えている。技術的に大したことがないと世界に明かした金正恩第1書記は面目丸潰れだ」(鍛冶氏)
金正日氏の時代なら「こうした恥をさらす事態にならなかった」と鍛冶氏は指摘し、こう続ける。
「正日氏は“兵器オタク”。自前の武器の能力は把握していた。しかし正恩氏は“ゲームオタク”で、頭の中で描くシナリオが現実的ではない。力量不足は明らかで、後ろ盾の中国が正恩氏を見限る可能性もある」
ドタバタの北朝鮮。果たして行方は…。
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