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集団的自衛権 森本防衛相 自民公約を歓迎 日米同盟深化期待か
カテゴリ自衛隊政策出典 読売新聞 11月23日 朝刊
記事の概要
森本防衛相は22日の記者会見で、集団的自衛権の行使を可能とするとした自民党の衆院選政権公約について「この問題を議論することは、立法府に役割として当然だ」と述べ、歓迎する意向を示した。
日米同盟の深化につながるとの期待があるとみられているが、「野田政権としては現在の憲法上の解釈のなかで行うということに変わりはない」とも述べた。
玄葉外相も同日の記者会見で「しっかり議論していけばいい」と語った。
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公明党 山口代表 「自衛隊でいい」 自民公約の「国防軍:をけん制
公明党の山口代表は22日、自民党が衆院選政権公約に盛り込んだ。憲法改正で自衛隊を「国防軍」と明記することについて、「定着している名称をことさら変える必要性はない」と述べ、反対する考えを示した。
安倍総裁の意向を踏まえて保守色を打ち出した自民党の公約をけん制したもので、集団的自衛権の見直しについても、「(行使を認めない)政府の見解は妥当だ」と指摘した。
コメント
私は防衛庁が防衛省に昇格する際、防衛庁を国防省の名称にすることを主張した。しかし当時の自民党政権は、国防省という名称は現憲法に適さないと検討すらしなかった。
当時の自民党政権には、現在の安倍総裁や石破幹事長が防衛政策に深く関与していた。それが急に今回の総選挙で、アドバルンのように国防軍という言葉が飛び出すのか。
こうすれば、自衛隊の組織票が集められると思っているのか。
選挙公約で自衛隊を国防軍と主張する前に、今の防衛省を国防省に変更することを主張すべきである。どうせ国防省は出来ないから、国防軍の呼称変更で茶を濁せぐらいにしか考えていないと思う。
勇ましいことをことを言えば国民に受けるぐらいの感覚だろう。
それに集団的自衛権行使(容認)の話しも”眉唾つばもの”である。私はこの言葉を聞くと、いつも「裸の王様」の話しを思い出す。
正直者には見えて、悪い人には見えない服の話しである。集団的自衛権行使を容認しないものは非国民で、容認すれば愛国者という感覚である。
集団的自衛権行使で、具体的に上げている例が胡散臭い。北朝鮮からアメリカに飛んでいく弾道ミサイルを日本上空で打ち落とせというが、もし北朝鮮がアメリカまで届く長距離・弾道ミサイルを開発したら、日本上空を通らず北極圏上空を通過することさえ知らないのか。
中国やロシアの核ミサイルも同じである。
また北朝鮮の長距離弾道ミサイルが海自のイージス艦搭載のSM3の射程よりもはるかに高い軌道で飛翔する。たまたま日本上空を通過しても、日本はどうしてミサイルを打ち落とすのか。
98年8月のテポドン打ち上げで、日本の東北地方上空を通過したのは、北は人工衛星の打ち上げで地球の自転を利用(衛星の加速)したために東に向けて発射しただけの話しである。
またアメリカ軍の艦船が航行中に攻撃されても、近くにいる自衛艦は応戦できないというが、これは緊急避難で応戦することが可能である。アメリカ軍の艦船が破壊されれば、つぎに海自の艦船が攻撃を受けることが予測されるので、緊急避難的な考え方で応戦することができる。
また日本周辺に限れば、アメリカ軍の艦船は日本の防衛の任についている判断できるから、アメリカ軍が攻撃されれば自衛隊の応戦は可能だ。
この上、どのような集団的自衛権行使の例を求めるのか。集団的自衛権行使を主張すれば愛国者を装うことができるというのは、「正直者は見える王様の服」という話しと同じである。
海兵隊が必要と言う話も反論したが、政権公約に入っていないので今回は控える。
森本防衛相は、もともと自民党の御用学者であった。政権が民主党から自民党に代われば、次の政権に取り入ろうとしてゴマをスリ始めたのではないか。
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