http://www.asyura2.com/12/warb10/msg/482.html
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(投稿者コメント)
イスラエルに対する各国の対応をシリアへのそれと比較して痛烈に批判した記事。
ならず者国家の定義ってナンダッケ?
<一部抜粋>
「この他、ガザ情勢で重要なのは、サウジアラビア、カタール、トルコの役割です。
〜(中略)〜
外国の要員をシリアに送り込み、爆弾テロや暗殺によって、シリアの民間人を殺害しようとしてきましたが、ガザの問題については、発言を行うだけで、ガザの人々を軍事的に支援する用意はないようです。」
「EUは、反体制派の暴徒のグループを、シリアの現政権に代わる合法的な代表とみなし、彼らに大使館の使用を許可しています。実際、アメリカと、地域やヨーロッパのその同盟国は、イスラエルを支持し、ガザを、抵抗陣営の最も弱い一員と見なして、激しい攻撃に晒しています。」
<以下、全記事>
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http://japanese.irib.ir/%E3%82%AC%E3%82%B6%E3%81%A7%E3%81%AE-%E6%AE%BA%E6%88%AE/item/33323-%E5%9C%B0%E5%9F%9F%E3%81%A8%E4%B8%96%E7%95%8C%E3%81%AE%E6%94%BF%E6%B2%BB%E9%96%A2%E4%BF%82%E3%81%AB%E3%81%8A%E3%81%91%E3%82%8B%E3%82%AC%E3%82%B6
2012/11/21(水曜) 00:05
地域と世界の政治関係におけるガザ
アミーンザーデ解説員
シオニスト政権イスラエル軍の戦闘機のガザ攻撃は、今月14日、パレスチナ・イスラム抵抗運動ハマスの軍事司令官の暗殺により開始され、パレスチナ人の女性や子供の殺害によって続けられています。
病院筋によれば、14日から現在まで、ガザのパレスチナ人の殉教者の数は、128名に達し、負傷者は900名を超えているということです。この中で、各国はどのような立場をとっているのでしょうか?
この疑問に答えるには、パレスチナ人の将来に対する地域や世界の行動と、中東におけるガザの位置づけについて考える必要があります。
明らかに、ガザの情勢は、イスラエルとハマス、地域、そして地域外の大国の戦略に基づいた包括的な見方の3つの視点から分析することができます。まず、地域外の戦略では、中東におけるアメリカ政府の役割が明らかです。なぜならアメリカ政府は、常に、国民の税金を、侵略者であるイスラエルの政権に与えているからで、その資金の一部は、イスラエルのアイアンドームのミサイル費用の確保に費やされています。このミサイルの費用は、1発6000万ドルです。
アメリカはまた、国連安保理のイスラエル非難決議のすべてに拒否権を行使し、現在、再び、イスラエルに不利になるようなガザに関する決議を許さないと表明しています。
実際、アメリカ政府はこれまで、イラクやアフガニスタンの攻撃で見せたように、自らが侵略者となるか、あるいは侵略者を支持するかしてきました。
テロ組織アルカイダも、表面上はガザ攻撃を非難しています。しかしアルカイダは、アメリカとイスラエル、サウジアラビアの治安機関の影響力を受けた、実態の見えない組織だと言うべきです。これまで、このテロ組織がイスラエルに立ち向かったことはなく、シリアでも爆弾を仕掛け、シリアの兵士たちの首を切ったりしています。そのようなアルカイダが、ガザの住民を支援したり、イスラム教徒の殺害をやめたりするでしょうか?
この他、ガザ情勢で重要なのは、サウジアラビア、カタール、トルコの役割です。そこで、トルコのエルドアン首相、カタールのハマド首長、そしてサウジアラビアのアブドラ国王が、この問題のどこに位置しているかを分析すべきです。
明らかなのは、アメリカに同調する地域諸国が、1年半以上も前から、アメリカに依存する独裁政権に対する国民の蜂起を逸脱させ、イエメンやシリアに内戦を起こそうとしてきたことです。彼らは数十億ドルをかけて、外国の要員をシリアに送り込み、爆弾テロや暗殺によって、シリアの民間人を殺害しようとしてきましたが、ガザの問題については、発言を行うだけで、ガザの人々を軍事的に支援する用意はないようです。
こうした中、人権擁護を主張するヨーロッパも、イスラエルに対して消極的な態度を取っています。彼らは、たった一人の収監者の権利のために、声明を出すことはできても、パレスチナ人の数十人の女性や子供の殺害を巡り、イスラエルに反対する立場を取ろうとはしません。ましてや、侵略者の行動を阻止するつもりなどありません。しかし、彼らにとって重要なのは、地域のイスラム抵抗運動の拠点を打ち崩すことです。
EUは、反体制派の暴徒のグループを、シリアの現政権に代わる合法的な代表とみなし、彼らに大使館の使用を許可しています。実際、アメリカと、地域やヨーロッパのその同盟国は、イスラエルを支持し、ガザを、抵抗陣営の最も弱い一員と見なして、激しい攻撃に晒しています。そのため、ガザ情勢は、地域や世界、パレスチナという場所を超えた問題であると言うべきでしょう。
一部のアナリストは、ガザ情勢は、アメリカ、イスラエル、そして一部のアラブ諸国の目的の間に、共通の利益を作り出すきっかけになったとしています。これに基づき、イスラエルは、レバノン戦争後の政治や治安面での不名誉を挽回し、総選挙を成功させ、ガザの抵抗勢力に疑問を呈したいと考えています。アメリカと一部のヨーロッパ諸国も、地域政策のモデルに基づき、イスラムの目覚めの拡大を阻止しようとしています。明らかに、ガザという小さな領土では、地域や世界レベルで理解のできる、大きな戦略的な変化の兆しが見られます。この変化は、イスラエル優位のセオリーを重視した、アメリカの地域戦略を、深刻な問題に直面させることになるでしょう。
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