http://www.asyura2.com/12/warb10/msg/418.html
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シリア反政府軍兵士による戦争犯罪 政府軍兵士処刑・非武装の男性を射殺
http://www.youtube.com/watch?v=d6lyUD4eoFU
シリア反体制派が要所制圧、政府軍兵士を「処刑」か
http://www.afpbb.com/article/war-unrest/2910376/9767193
Video shows prisoner being shot dead by Syrian rebels
http://jp.reuters.com/video/2012/11/09/video-shows-prisoner-being-shot-dead-by?videoId=239028161
Syrian rebels 'kill unarmed man'
http://www.aljazeera.com/video/middleeast/2012/11/201211924349834125.html
http://www.youtube.com/watch?v=dX4jzn1UgiA
シリア内戦の現状
http://www.nhk.or.jp/kaisetsu-blog/400/131223.html
第3に、シリア社会の2極分解です。
ダマスカスやアレッポといった大都市の数百万の人口の大半は、
まだ消極的に政権を支持しており、反政府側に合流する気配はありません。
おおざっぱに言って、反政府側を支持する農村部や都市周縁部が、
大都市を包囲する格好になっています。
つまり、反体制派は大都市の住宅地を戦場としながら、
そこでまだ人々の支持を得られないのです。
しばしば、「政府側のアラウィー派と反政府側のスンニー派の対立」という
図式で語られますが、大都市の人口の大半はスンニー派であり、
この図式は当てはまりません。
つまり、これまでにシリアの社会的・経済的なシステムを利用して
一定の生活を築いてきた大都市の人達と、そのシステムからふるい落とされた
農村や郊外の人達・・・この両者の対立関係が、はっきり表れているのです。
政治的自由を認めないシリアの独裁政権を辞めさせて、
民主的な政府にすべきだ、という議論は正しいでしょう。
しかし、それをシリア人の非暴力の市民運動に任せずに、
支援という名の下で暴力的な介入と煽動を行い、
結果的にシリアを破綻国家に追い込むことの意味を、
いま私達はかみしめるべきだと思います。
武闘派イスラーム主義台頭の背景には
http://www.newsweekjapan.jp/column/sakai/2012/11/post-581.php
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兵士であれ、民兵であれ、降伏あるいは拘束され、
非武装で無抵抗であれば、それを殺害することは
明確な犯罪であり、戦争犯罪です。
それが、政府軍兵士であれ、政府側民兵であれ、自由シリア軍であれ。
私は非武装で無抵抗な者を殺害することを肯定することなどできません。
だから非難します。
私のような無力な一市民が批判したところで全く何の意味もありませんが。
まあ、少なくとも私自身の小市民的で、安っぽいヒューマニズムは
守ることができるだけだという、欺瞞性を自覚しつつ、、、
私は自由シリア軍が正義の味方だなどとは思っていません。
既に大手メディアでさえ自由シリア軍による政府軍側市民への暴行・殺傷、
政府軍兵士虐殺等々が何度も報道されています。
日本の大手メディアで鮮明な映像を観るのは、私は初めてです。
(もちろんボカシが入っていますが)
TBSのニュース23ですからね、全国放送です。
日本のフツーのニュース番組です。
私にとっては、さっきまでバラエティとかやってたのに、
突然、虐殺映像が流れると、かなりショックでした。
小市民として日本の日常生活に慣れきっている私には
強烈な“非日常”なのですが、
シリアの人々にとっては、これが“日常”なんですね。
私の個人的な直感を書きます。
何の客観的根拠もないので、
<何故、そう言えるのか、根拠を提示しろ>と言われても
お答えできませんが、、、
丁度同じ日、たったの数十分前に、
NHKBSで、カタールでシリア反体制派が会合を開き、
統一指導部を協議というニュースを聞いたばかりだったので、
余りの偶然の一致に、何かを直感しました。
私の直感では、
シリア反政府勢力内で、イスラム過激派の勢力が
これ以上伸張することを抑えようという“意図”を感じたのです。
まあ、そんなことは、既に大手メディアでも報道されていたことではあります。
つまり、反政府勢力内でヘゲモニー争いが生じていること、
欧米・湾岸諸国・イスラエルにとっては、
イスラム過激派がヘゲモニーを握ることは何としてでも阻止したいということ。
この程度のことは、既にメディアで報道されていることではありますが。
それが、この反政府兵士による虐殺映像の大々的な公開の
背後にあるのだろうなという直感です。
反政府軍側による残虐行為も結構顕著に報道されるようになってきたので
反政府側を支援してきた欧米諸国権力者達は、
反政府軍の残虐行為を非難することによって、
“どうです、私達は反政府側を支援してきましたが、
こんな残虐行為は許しませんよ、だって私達は紳士ですから”
という、自己防衛も直接的な思惑かもしれません。
私のような無力な一小市民には、
国際政治のドス黒いダイナミズムは理解を超えています。
私にとっては、
シリア:パレスチナ難民混迷 内戦で互いに戦闘も
http://mainichi.jp/select/news/20121110k0000m030093000c.html
http://megalodon.jp/2012-1110-0047-49/mainichi.jp/select/news/20121110k0000m030093000c.html
こちらのニュースの方がショックです。
レバノン内戦時と同様な事態がシリアのパレスチナ難民にも
生じているのだろうかと。
難民キャンプでの虐殺事件など起きないだろうかと。
まあ既に万単位の死傷者と数百万単位の国内外避難民が生じているのですから、
相対的には“大事件”とも言えないかもしれませんが、、、
イスラエルにとっては、イスラム過激派がヘゲモニーを持つ国と
国境を接するより、アサド政権の方が、かなり“マシ”なのです。
父アサドは米軍と共に湾岸戦争に従軍し、
1973年以降は直接的な脅威ではなくなっていたのです。
ここ数十年は、一種“安定”した関係でもあったのです。
ただ、21世紀に入ってからは、ヒズボラが直接的脅威となります。
ミサイルをイスラエル国内に撃ち込んでくるのですから。
そしてヒズボラの背後には、シリアがおり、イランがいるわけですから、
ヒズボラを弱体化するには、シリアを弱体化する必要があるのです。
イスラエルにとって、
<アサド政権を弱体化させ、且つイスラム過激派にヘゲモニーを握らせない>
これがベストだと私には思われます。
しかし、現実政治のリアリズムにおいて、
そうそう上手くいくかどうかには、不確定要因が多くあります。
とりあえず、シリア反政府軍兵士による虐殺映像の公開は、
イスラエルのベストの意向に沿っていると私には思えます。
それが上手くいくかどうかは、まだ誰にも分からないでしょうが。
私には、実は、そんなことはどうでもよいのです。
私にとっては、一般市民が悲惨な状況に
置かれていることこそが気がかりです。
まあ安っぽいヒューマニズムですけどね、、、
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