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共産党大会直前の中国海軍「離島上陸訓練」   日本が中止しても中国はやる
http://www.asyura2.com/12/warb10/msg/417.html
投稿者 MR 日時 2012 年 11 月 10 日 00:09:37: cT5Wxjlo3Xe3.
 

http://english.cntv.cn/program/china24/20121105/107476.shtml

JBpress>海外>中国 [中国]
共産党大会直前の中国海軍「離島上陸訓練」
日本が中止しても中国はやる〜中国株式会社の研究(188)
2012年11月09日(Fri) 宮家 邦彦
 オバマ大勝に終わった米大統領選挙の開票は日本時間の11月7日。翌8日には北京で中国共産党大会が開幕した。日程の都合で偶々1日違いになったためか、今週は米中の2大政治イベントにつき同時にコメントを求められることが多かった。

 考えてみたら、大統領選挙と共産党大会が同じ年に実施されるのは20年に1度。これも何かの因縁なのだろうか。今回は、米中両国の最高指導者選びにつき勝手な比較を試みつつ、いつもの通り、中国に関する筆者なりの独断と偏見をご披露したい。(文中敬称略)

米中における統治の正統性

 11月7〜8日、従来気にも留めなかったが実は重要な米中政治制度の違いを改めて思い知った。例えば、なぜバラク・オバマは来年1月20日からもう4年間米国を統治する正統性があるのか。それは簡単、彼が自由で民主的な選挙により有権者の多数の支持を得たからだろう。

 それでは、習近平はなぜ11月15日から中国共産党総書記となるのか。なぜ、来年3月には国家主席に就任することができるのか。予備選を含めれば2年近い熾烈な米大統領選が終わった直後の今、改めてよく考えてみると、すっきりとした回答は意外に難しい。


習近平はなぜ11月15日から中国共産党総書記となるのか(写真は北京・人民大会堂に掲げられた中国共産党の記章)〔AFPBB News〕

 中国共産党最高指導者の正式名称はこれまで何度か変わっている。第1回全国代表大会では「中央局書記」、その後、「中央執行委員会委員長」「中央執行委員会総書記」「中央委員会総書記」となったが、1943年にはこの「総書記」ポストが一時廃止された。

 その後、「中央政治局主席兼中央書記処主席」、1945年から1982年までは「中央委員会主席」となり、1982年の第12回党大会以降は再び「中央委員会総書記」が設置され、現在に至っている。

 中央委員会総書記は「中央委員会全体会議」によって選出される。中央委員会全体会議は中央委員と中央委員候補からなり、現在合わせて370人ほど。彼らは2200人を超える代表が参加する「中国共産党全国代表大会」によって選出されることになっている。

 中央委員に立候補するためには党組織の推薦が、中央委員及び同候補になるためには少なくとも5年以上の党歴が、それぞれ必要だ。中央委員は、欠員が出ると、中央委員候補から得票の多い順に補填されるという。

国民と遊離した共産党中央

 これ以上の説明は細かいので割愛する。要するに、5年以上の党歴を持つ党員が党組織の推薦を受けない限り、中央委員ポストへの立候補すらできない。仮に立候補できても、全国代表大会で選出されない限り、中央委員候補にすらなれない。これが共産党のルールだ。

 各党員は党組織に服従し、少数派は多数派に服従し、下級組織は上級組織に服従し、党の各組織と党員は党全国代表大会と中央委員会に服従する。これが中国のいわゆる「民主集中制」であり、もちろん、13億人全国民が参加する自由選挙など存在しない。

 ちょっと考えてみてほしい。もし、人口1億3000万人の日本で、党員800万人の自由民主党が、総選挙どころか党内予備選挙すら実施せず、220人程度の代表だけによる投票で総裁を選び、同総裁が衆参両院選挙も経ないまま、自動的に内閣総理大臣となるとしたら・・・。

 日本では考えられない異常事態だが、これが中国の現実だ。中国共産党最高指導者が如何に一般庶民から遊離しているかをご理解頂けるだろう。特に、一般国民が自発的に最高指導者選びに参画する米国型民主主義の徹底ぶりを見せつけられた後は、なおさらである。

海洋強国建設


8日に北京の人民大会堂で開幕した中国共産党第18回大会で開幕演説を行う胡錦濤国家主席〔AFPBB News〕

 11月15日までには共産党内の熾烈な競争を勝ち抜いた党中央政治局常務委員7人(または9人?)の全容が明らかになる。人事については今週何を書いても競馬の予想記事以上の価値はない。むしろ、党大会初日に筆者が気になった言葉は「海洋強国」だった。

 胡錦濤総書記は11月8日の党中央委員会報告(いわゆる政治報告)で外交・安全保障に関し、「国家の主権、安全保障、発展の利益を守り、外部のいかなる圧力にも決して屈しない」「海洋資源の開発力を高め、海洋権益を断固守り、海洋強国を建設する」と述べた。

 一方、共同通信によれば、同日森本敏防衛相は国会で、日本周辺空海域で離島奪還などを念頭に実施中の日米共同統合演習をめぐり、具体的訓練内容や場所を公表しなかった理由を問われ、同日開幕した中国共産党大会に配慮したためだと答弁したそうだ。

 同相は「今の時期は地域における政治的な意味合いが大きい」「細かく開示すれば、周りの国に不要な警戒心を抱かせる」などと述べた。演習が大きく報道されれば、尖閣国有化で悪化した日中関係が一層冷え込むと判断したとも報じられた。おいおい、本当にそうなのか。

 日米共同離島奪還訓練はそもそも沖縄県の無人島で実施される「はず」だった。それを米側に事前に知らせることもなく、唐突な政治的配慮で「中止」したのは野田佳彦内閣の官邸の要人だ。このことが如何に日米関係を傷つけたかについては別途書いたので繰り返さない。

 中国側がこうした日本側の対中配慮を評価し応分の対日配慮を払っているのなら、筆者は野田内閣批判を撤回する。しかし実際には真逆のことが起きている。中国側の次の報道などは野田内閣の要人・防衛相の「思いやり」が「思い込み」であったことを見事に証明している。

日本が中止しても、中国はやる

 このウェブビデオを見てほしい。「中国海軍島嶼上陸訓練を実施」と題されたCCTV(中央電視台)の英語ニュース、掲載されたのは党大会開催わずか3日前の11月5日だ。

 短いニュースなので詳細は原文をご一読願いたいが、「最近、中国南洋艦隊が最も複雑で困難な島嶼上陸訓練を実施した」「艦対空ミサイルの発射は上陸を保証するために不可欠」「艦隊全体が10時間もの航海の後に訓練を実施した」などと勇ましい記述が踊る。

 「特に、医療支援、燃料その他の必需品を提供する支援艦船の負担は大きい」が、「戦闘艦船と支援艦船との重要な連携」について「前回より改善が見られ」「今回は中国海軍にとって大きな躍進であった」などと結んでいる。

 この記事は英文で書かれ、英語で放送された。明らかに中国側の対外メッセージだ。野田内閣はこのメッセージを如何に受け取ったのか。一読すれば、日米共同離島奪還訓練を中止するという日本側の対中配慮がほとんど無意味であったことが分かるだろう。

 一体いつまで日中関係はこうしたすれ違いを続けるのだろうか。
http://jbpress.ismedia.jp/articles/print/36511


Chinese navy practices island landing
11-05-2012 21:02 BJT
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By CCTV reporter Shi Wenjing
An island-landing drill by China’s South Sea Fleet has been ongoing in recent days. Multiple teams were sent on the practice for what is considered to be some of the most complex and difficult combat.
Launching the ship-to-air missile, this is part of the recent drill which aims to guarantee the island landing.
With the arrival of command ship, Kunlun Mountain and its cadre of destroyers, frigates, submarines, landing ships and support ships - an entire fleet bears down on its target after more than ten hours of sailing.
Li Jie, Naval Expert, said, "The live-fire nature of this island landing exercise is very important, particularly after thousands of miles of sailing."
Island landing is no easy feat, demanding that a flotilla sail long distances and organize a complex attack.
And in particular, it places heavy demand on support ships which must try to repel attacks, provide medical assistance, and supply fuel and other necessities.
Li Jie, Naval Expert, said, "The drill is a big improvement over previous ones. It is a breakthrough for the Chinese navy, particular for its open-sea support abilities. Also, it is a test of the cooperation and coordination of the fleets and support ships."
And that coordination is important. With an increasing role in the Chinese navy, a focus on well-trained and well-equipped support ships is the key.

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http://english.cntv.cn/program/china24/20121105/107207.shtml  

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コメント
 
01. 2012年11月10日 06:27:46 : QEiCUpFAKA
間抜な民主党議員岡田、仙谷、野田、前原、韓には次の選挙で落選させるのが最大の国益だ。

03. 2012年11月10日 14:12:00 : 3tvoCYMTEI
日本は、昔から上陸作戦はお手の物だが、中国軍は、まだ慣れて無いだろうから、精々、訓練に励むんだな。

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