【ワシントン聯合ニュース】米大統領選の共和党候補、ロムニー氏側近が北朝鮮核問題をめぐる６カ国協議に対し、条件付きで支持する立場を表明した。

　ロムニー陣営の外交・安保特別補佐官のザカイム（Ｚａｋｈｅｉｍ）元国防次官補は１０日（日本時間１１日）、シンクタンクの新アメリカ安全保障センター（ＣＮＡＳ）などの主催で行われた討論会に出席し、６カ国協議の開催を原則的に支持するとしながらも、北朝鮮が同協議を悪用する可能性に注意すべきだと述べた。

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ザカイム元国防次官補（左）＝（ＥＰＡ＝聯合ニュース）
　ロムニー氏の懸念は北朝鮮が核プログラムを進めるように放置してはならないことで、北朝鮮が軍事力を拡大するため、６カ国協議を利用できないよう綿密に監視すべきだと強調した。

　これまで「ロムニー氏は６カ国協議を支持しない」との指摘が一部であった。これを受け、６カ国協議の必要性は認めるものの、従来の方式に変化が必要だとする立場をまとめたものと受け止められる。

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【ソウル聯合ニュース】北朝鮮の核問題をめぐる６カ国協議の韓国側首席代表、林聖男（イム・ソンナム）外交通商部朝鮮半島平和交渉本部長が東京で開催される韓国と日本、米国当局の局長級協議に出席するため、１６〜１８日に訪日する。外交通商部が１１日明らかにした。

　協議には日本から外務省の杉山晋輔アジア大洋州局長、米国から国務省のデービース北朝鮮担当特別代表が参加する。９月に行われた３カ国の外相会談の結果を踏まえ、朝鮮半島情勢など北朝鮮問題について意見を交換する。

　韓国政府当局者は協議について、「北朝鮮に特別な動きがあって開催されるわけではない」と説明。「選挙など重要な政治日程を控えた３カ国が朝鮮半島情勢を安定的に管理するための協力を模索する」と述べた。

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【ソウル聯合ニュース】北朝鮮の朝鮮中央通信は１１日の論評で、日本が過去にアジアの国々に対して行った犯罪を清算することが、日朝関係の基本だと強調した。

　論評は、野田佳彦首相ら日本の政治家が旧日本軍の従軍慰安婦問題をはじめとする過去の犯罪を認め、謝罪、賠償することを回避していると指摘しながら、「過去の清算がない朝日（日朝）関係などありえない」と主張した。日本が過去の罪を少しでも早く清算することが、日本自身のためだとした。

　日本のメディアはこのほど、北朝鮮と日本が今月中旬にも局長級会合を行う方向で調整に入ったと報じている。

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【ソウル聯合ニュース】北朝鮮の平壌市内にある金日成（キム・イルソン）広場の労働党庁舎の外壁にかけられていた社会主義の創始者マルクスとロシア革命の父レーニンの肖像画がなくなったと、米国の北朝鮮専門サイト「ＮＫｎｅｗｓ」が動画投稿サイトなどを分析した結果として１２日までに報じた。

　同サイトによると、４月１５日、外国メディアが金日成広場で行われた金主席誕生１００年記念式典を撮影した写真でも両氏の肖像画は見当たらなかった。両氏の写真がいつから消えたのかは明かしていない。

　北朝鮮は１９８０年代、マルクス主義とレーニン主義の代わりに、「金日成主義」を導入。２００９年には憲法改正を行い、「共産主義」との表現も削除した。

　また、内閣庁舎の外壁にかけられていた無表情の金主席の肖像画も姿を消し、笑っている肖像画が金正日（キム・ジョンイル）総書記の肖像画と設置されていることが確認されたという。内閣庁舎に掲げられていた労働党旗は国旗に変わったと伝えた。

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【ソウル聯合ニュース】統一部当局者は１２日、最大野党・民主統合党の大統領候補、文在寅（ムン・ジェイン）国会議員が申請していた北朝鮮の開城工業団地訪問を不許可にしたと明らかにした。

　同部は文氏に伝達した文書で、北朝鮮が最近、韓国国会議員らの開城工業団地訪問を拒否していると指摘し、「大統領選候補が北朝鮮の許可を受けて訪問することは立場上、不適切と判断した」と説明した。

　また、政府の今回の判断は他の候補者にも適用されるとした。

　文氏は開城工業団地の現状把握などの目的で、１５〜２０日の訪問を統一部に申請していた。

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