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2012年09月29日
◆ 中国の空軍に完敗する
日本と中国が戦えば、どうなるか? 現時点では日本が圧倒的に優勢だが、将来的には中国が圧倒的に優勢になる。理由は、日本が F-35 の採用を決定したからだ。
──
日本と中国が戦えば、どうなるか? 現時点では日本が圧倒的に優勢だ。
→ もし日中が戦ったら…自衛隊が圧勝
→ 中国軍、恐るるに足らず
では、将来はどうなるか?
まず、日本では、戦闘機の F4 が寿命である。
→ F−4が寿命
こうなると、後継機である F35 をさっさと配備しなければいけないはずだが、 F35 の生産は遅れに遅れ、まったく配備のメドが立たない状態だ。(一年たつごとに配備予定が一年遅れる感じ。)
→ 疑問だらけのF35契約 飛べない翼を巨額購入へ
→ 開発遅れと費用増大必至 F35でGAO(米監査院)
仕方がないので、F15 は「寿命を延ばす」という措置で、設計寿命よりも大幅に長く利用する予定である。
→ 米空軍がF-15の寿命を大幅に延長するとか
→ F-15戦闘機の寿命を2倍以上に
これでまあ、一応、頭数だけは何とかなる。しかし、性能は 1970年代に開発された F15 のままだ。(いくらか近代化されたとしても、基本設計の古さはどうしようもない。)
この F15 はどれほどの性能を持つのか? 全然問題にならない古さであるようだ。F22 や F35 は言うに及ばず、タイフーンや、ロシアのスホーイ Su-27 などにも完敗するようだ。ロシアのスホーイ Su-27 を上回るのは、現時点では、タイフーンしかない。( F22 や F35 は配備不能。)
──
それでも現状では、中国は旧式の戦闘機しか持たないから、日本は圧勝できる。しかし、中国が Su-27 を配備したら、どうなるか?
実はそれは杞憂ではないと判明した。 Su-27 の発展型である Su-35 を中国はロシアから購入することになった。
→ 中国がロシアから戦闘機Su−35を48機購入
Su-35.jpg
出典:Wikipedia
この Su-35 は非常に性能が高く、F35 をも上回るとも言われる。
→ F35 は SU-35S に太刀打ちできない
まあ、F35 というのは、「太ったデブ戦闘爆撃機」であり、空中戦にはもともと適していない。空中戦で負けたとしても、ある意味、仕方ない。
一方、ユーロファイターは、空中戦では F22 を圧倒するそうだ。
→ F-22がドッグファイトでユーロファイターにボロ負け
ついでに言うと、F2 もあるが、対艦ミサイルを積んでまっすぐ飛ぶことはできるが、空中戦にはまったく適していない。F16よりもはるかに劣るというありさまだ。問題外である。
→ F2 は、近接空戦能力は元のF-16より悪化している
──
結論。
現状では、日本が軍事的に圧倒的に有利だが、近い将来、中国には Su-35 が配備されるので、そうなったら、中国側が圧倒的に有利である。日本の F15 は緒戦ですべてが撃墜されるだろう。F4 は飛ぶこともできずに、倉庫でお蔵入りになっているだろう。F2 は飛んで火に入る夏の虫にすぎない。
要するに、日本と中国が戦争になれば、日本の防空戦力は一瞬にして壊滅する。防空戦力を失ったあとで、戦車で対抗しようとするのだろうが、戦車は防空戦力を失った状況では、爆撃を受けてあっさり壊滅する。海上艦隊も、爆撃機で壊滅するだろう。
助けになるのは米国だけだが、米国は領土紛争では介入しないという原則を持っている。
→ 中国の対日強硬姿勢に対抗できない 日本防衛態勢の現状
ま、中国が日本の本土を攻撃したら、米軍は守ってくれるだろうが、尖閣諸島を守ってくれる保証はない。
( ※ 日米安保の対象になるとは言明しているが、米軍が自動的に発動することにはならない。フォークランド紛争のときには米軍は中立だった。攻撃を受けた英国軍の側にはつかなかった。)
一番の問題は、日本が尖閣諸島を放棄しなかった場合だ。日本が尖閣諸島を放棄すれば、日本は攻撃を受けない。日本が尖閣諸島を放棄しなければ、尖閣諸島を守るために自衛隊が出動して、そのすべてが中国軍に壊滅させられる。……それが近い将来、起こる結果だ。
この現実をはっきりと認識するべきだ。戦争が起これば、日本は中国に軍事的に完敗するのだ、と。
( ※ 中国はそれを知っているから強気なのかもね。)
[ 付記1 ]
では、日本にはなすすべはないのか? ある。ユーロファイターを配備することだ。これで問題は一挙に解決する。ユーロファイターは Su-27 よりも高性能だからだ。
ところが、防衛省は、ユーロファイターの採用に反対して、いつ生産されるかもわからない F35 の採用を決めた。また、2020年までは配備されないことが確実だから、そのときまでは日本は確実に中国に劣る。
「1つの必須事項でも満たさない場合は、直ちに選外とする」。昨年12月、防衛省は機種選定に関する報告書でこう明記した。納期と価格、どれひとつとして満たしていない中でのF35契約は、今後の装備品の選定にも禍根を残すだろう。
( → 疑問だらけのF35契約 )
日本の国防方針の決定事項(上記)をひっくり返して、どれひとつ条件を満たしていない欠陥飛行機である F35 を採用することにした防衛省。こいつこそが、日本を敗北させる張本人である。
日本が中国に敗北することになったとしたら、日本の国防力をゼロ同然にすることに決定した、防衛省のせいなのだ。防衛省の仕事は、日本の国防力をゼロにすることなのである。
なぜ? 「僕はあの最新型の戦闘機が欲しいよ〜」という戦闘機オタクだから。防衛省が求めているのは、国防力ではない。軍事のオモチャなのだ。そういうオモチャ好きのガキっぽい軍事オタクのせいで、日本の国防力はゼロ同然となり、日本は中国に敗北する結果となる。
これは既定事項である。原発事故の対策を取らなかった日本が大被害を受けたように、中国との戦争の対策を取らなかった日本が大被害を受けることになるとしても、何ら不思議ではない。
ともあれ、中国が Su-35 を配備したあとで、日本はポンコツ飛行機しか持っていないことに気づいて、愕然とするだろう。そして「いつ侵略されるか」とビクビクすることになるだろう。それは遠くない将来に起こることだ。
日本が心配するべきことは、尖閣諸島を奪われることではない。尖閣諸島をきっかけに、日本の航空戦力が壊滅させられることだ。
[ 付記2 ]
「日本が中国に軍事的に負ける」
と聞くと、「ホントかな? 嘘っぽい」と疑う人が多いだろう。
しかし、よく考えてみるがいい。日本の防空戦力は、あと数年でポンコツばかりになってしまうのだ。そうなったら、相手が中国軍でなくても、あっさり負けてしまって不思議ではない。もちろんロシア軍にも負けるだろう。
要するに、日本の防空戦力を台無しにしてしまうのは、中国軍やロシア軍の強力な兵器ではなくて、日本の防空戦力をポンコツぞろいにする防衛省なのだ。2020年には、ポンコツの F15 がいくらかあるだけで、F35 は未配備のまま、となるだろう。
要するに、「 F35にこだわって、ユーロファイターを配備しない」ということは、「尖閣諸島は中国にくれてやる」というのと、ほぼ同義である。
多くの国民は、「尖閣諸島は日本の領土だ」と言い張っているが、軍事的には、「中国に完敗する」という防衛相の方針を受け入れているのだ。馬鹿丸出し。
【 関連項目 】
→ F35 とタイフーンの比較
→ F35 の調達が破綻
【 関連情報 】
→ 中国にどう対処するべきか?
※ 中国に対して無抵抗でいると、ローマに滅ぼされた
カルタゴの二の舞になりかねない、という話。
素朴な平和主義で済むほど、歴史は甘くない。
posted by 管理人 at 19:31 | Comment(1) | 一般 (雑学) このエントリーをはてなブックマークに追加
この記事へのコメント
中国の戦闘機購入についての続報記事が見つかった。
──
> ロシア先進の戦闘機 Su-35 Flanker-E の中国への大規模な売却交渉は、北京側の拒否によって持ち越しとなったことが明らかになった。
> ただ中国側は、ロシア側の思惑とは相反し、大規模な数の購入ではなく、限定した数についての購入は引き続き意欲をみせている模様。数量は明らかにされていない。
→ http://minkara.carview.co.jp/userid/515824/blog/26157684/
──
現時点では購入契約は締結されていない模様。ただしそれは中国側が金を出さないから。金を出せば、いつでも買えるようだ。尖閣諸島を支配するために 100機ぐらい購入することもあるかも。
Posted by 管理人 at 2012年09月30日 10:54
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