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風が吹けば飛べないオスプレイ 「台風銀座」沖縄配備のナンセンス
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2012/9/29 日刊ゲンダイ :「日々担々」資料ブログ
17号接近で普天間配備延期
28日に予定されていた殺人輸送機オスプレイの普天間配備が延期された。理由は台風17号の沖縄接近。在日米軍は天候が回復次第、配備を強行する気だが、ちょっと待って欲しい。
台風で飛べない輸送機の沖縄配備に、はたして意味はあるのか。
沖縄は言わずと知れた「台風銀座」だ。例年、日本に接近する台風のうち、ほぼ半数が沖縄に迫ってくる。だが、有事の発生は天候を配慮してくれない。いざ台風シーズンにコトが起きたら、オスプレイはどうなるのか。台風を理由に出動を拒めば、それこそマンガだ。
「今年4月にモロッコで起きたオスプレイの墜落事故調査で、米軍は『原因は強い追い風と操縦ミス』と結論づけました。離陸時に前方の自陣テントを避けようと、カジを切った途端、強風をモロに受けて墜落したというのです。この結論を日本政府は右から左に追認。つまり、日米両国とも『オスプレイは風に弱い』と認めているのに、なぜ台風銀座の沖縄に配備するのか。理解に苦しむ判断です」(軍事ジャーナリスト・神浦元彰氏)
オスプレイの普天間配備について、野田首相も森本防衛相も二言目には「在日米軍の抑止力が強化され、地域の平和と安定に大きく寄与する」とホザいているが、冗談じゃない。
有事でも風が吹けば飛べない輸送機なんて、無用の長物だ。ムリに飛ばせば、墜落する危険性だって高い。どの道、国民は命の危険にさらされる。よくぞ「抑止力の強化」なんて言えたものだ。軍事評論家の前田哲男氏はこう言う。
「結局、日本政府は在沖海兵隊のメンツに振り回されているのです。無人機やサイバー攻撃の時代に、敵陣の海岸に接近して攻撃を仕掛ける海兵隊に未来はない。予算も削減の一途です。ただ、沖縄は海兵隊の先人が血を流して獲得した“聖地”で、絶対に手放したくない。彼らにとって、オスプレイは在沖海兵隊の未来像をアピールできる唯一の存在で、だから配備を急ぐのです。抑止力強化は組織防衛のための後付けの理由に過ぎません。それを日本政府はうのみにしているのです」
こんなブラックジョークが現在進行中だから、笑えないのだ。
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