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「石原伸晃はハドソン研究所での講演で日米同盟を「新世界秩序」に結びつけていたが、その目指す世界秩序を支配するのはネオコンで、日本は中国と戦わされて衰退する」(櫻井ジャーナル)
http://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/201209180001/
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昨年12月12日、「ハドソン研究所」で石原伸晃は講演し、尖閣諸島を公的な管理下に置いて自衛隊を常駐させ、軍事予算を大きく増やし、TPPにも好意的な姿勢を見せた。講演タイトルは「日米関係:新世界秩序における重要なパートナーシップ」。つまり、「新世界秩序」を目指す立場だ。
この「新世界秩序」が具体的に何を指して知るのかは明確でないが、ハドソン研究所はネオコン(親イスラエル)系であり、ネオコンが新世界秩序をどのように考えているのかを知れば、推測できるだろう。
多くの人が「新世界秩序」について語っているが、中でもジョージ・H・W・ブッシュが1990年9月11日に行った演説は有名だ。イラク軍のクウェート侵攻を受け、軍事介入が見通されている中で行われ、イラクを潰せば平和な「新世界秩序」の時代が来るかのように話していた。
それに対し、軍事力で世界を制覇することを露骨に主張していたのがネオコン(親イスラエル派)。本ブログでは何度も登場しているアンドリュー・マーシャル、国防総省のシンクタンク、ONAで室長を務めている人物の「理論」に基づいて1992年に作成されたDPG(国防計画指針)の草案がベースになっている戦略だ。
ウェズリー・クラーク元欧州連合軍最高司令官によると、DPGが作成される前に、ネオコンのポール・ウォルフォウィッツ国防次官(当時)は、旧ソ連圏の国々、シリア、イラン、イラクを掃除するとしていた。
それだけでなく、2001年9月11日の直後、ジョージ・W・ブッシュ政権はアフガニスタンに続き、イラク、イラン、シリア、リビア、レバノン、ソマリア、スーダンを攻撃することを決めていたともクラーク大将は語っている。「9/11」を利用して別のプランを始動させようとしたのだ。2006年に実施された演習「ビジラント・シールド07」では、ロシア、中国、朝鮮も攻撃のターゲットになっていたようだ。
そして現在、リストに載っていた国々の大半は戦乱で破壊され、次のターゲットはイランに定めている。ただ、バラク・オバマ政権はブッシュ・ジュニア政権ほどネオコンの影響力が大きくないため、イスラエル政府と激しい綱引きが続いている。中国は前原誠司と石原慎太郎、伸晃が日中関係を破壊する切っ掛けを作り、マスコミが火に油を注いでいた。
ネオコンの支配という点で言うと、日本政府の方が強く影響されている。マーシャルはソ連消滅後、「中国脅威論」で飯を食っている。その「理論」に合わせ、喜んで踊っているのが日本の「エリート」たち。そして現在の状況を作り出したわけだ。ネオコン信者は「新世界秩序」という「地上の楽園」を夢見て「聖戦」を戦っているつもりなのかもしれないが、勿論、それは妄想にすぎない。どこかのカルト教団と同じだ。
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