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反イスラムの映画制作者をめぐる謎深まる
2012年 9月 13日 8:39 JST
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リビアとエジプトで米公館襲撃を引き起こしたといわれる動画サイト「ユーチューブ」に投稿された反イスラムの短編映画の制作者とされる人物が姿を隠し、その正体をめぐって疑問が生じ謎が深まっている。
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Esam Al-Fetori/Reuters
襲撃された米領事館(12日、ベンガジ)
問題の映像は「イノセンス・オブ・ムスリムズ(イスラム教の無邪気さ)」と題された13分のビデオで、これに対する反発からエジプト・カイロの米大使館がデモ隊に襲われた。またリビアの・ベンガジの米領事館も武装集団に攻撃され、スティーブンス駐リビア米大使を含め4人の大使館職員が死亡した。イスラムの預言者ムハンマドを女好きのペテン師として描いており、7月初めにサム・バシルという名前でユーチューブに投稿された。
このバシルは自分だと名乗る人物は11日、米ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)との電話インタビューで、カリフォルニア州に住むイスラエル系米国人の不動産開発業者で、年齢52歳と自己紹介した。その上で、100人のユダヤ人から集めた500万ドル(約3億9000万円)の寄付金で映画を制作したと語った。
これが報じられると、この人物の正体をめぐって疑問が投げ掛けられ、WSJは12日、追加取材のためこのバシル氏に電話を掛けたが、つながらなかった。AP通信とのインタビューでは、騒ぎが世界中に広がったため身を隠すと述べていた。
電話番号検索ではサム・バシルという人物は米国内には見当たらず、米国ならびにイスラエルのイスラエル当局者もバシルという名前のイスラエル人は登録されていないと述べた。
この映像の存在については、ワシントンに住むキリスト教コプト派のエジプト人であるモリス・サデク氏が世に広めた。同氏は9月6日に世界中の数百人に上るジャーナリスト宛てに、2010年にイスラムの聖典コーランを焼却すると宣言し物議を醸したフロリダ州のキリスト教保守派のテリー・ジョーンズ牧師が9月11日に開催するイベントを紹介する電子メールを送った。その際に、ユーチューブの「イノセンス・オブ・ムスリムズ」へのリンクを張った。
エジプトのジャーナリストが、映像の一部にアラビア語の翻訳を付け全国放送のテレビで放映したことから、これがエジプト中に広がった。全国テレビでも放映され、それをきっかけに抗議デモが起きた。
記者: Dion Nissenbaum
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http://jp.wsj.com/World/Europe/node_511187?mod=WSJFeatures
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