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今週(二十四〜三十日)の東京電力福島第一原発では、地上タンクからの水漏れ問題の調査が続いた。一カ月以上前から、タンク群近くで作業した人の被ばく線量が通常より高いなど、漏れの兆候があったのに、東電は見逃していた。
七月上旬から、タンク群近くの無線中継所で働いていた作業員らが、ベータ線被ばくをするようになった。タンクから漏れた高濃度のストロンチウムでベータ線被ばくが起きた可能性を疑っていれば、早期に水漏れが発見された可能性が高い。今泉典之原子力・立地本部長代理は「一人当たりの数値は非常に低く、異常とは思わなかった」と話した。
タンクは、当初設置された場所が地盤沈下し、解体して現在の場所に移設されたことも判明。漏れとの関係は不明だが、同様の理由で移設されたほかの二基も、水を抜く作業が続いている。
一方、バス待ちの作業員の身体汚染が確認された問題では、東電は3号機原子炉建屋上部のがれきなどの撤去作業で、放射性物質が飛散したのが原因とみられるとした。
東京新聞:汚染水漏れ 調査続く 1カ月以上前から兆候:福島第一原発の現状(TOKYO Web)
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