http://www.asyura2.com/12/test28/msg/721.html
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(回答先: Oliver Stone 投稿者 gataro 日時 2013 年 8 月 10 日 13:57:42)
2013年8月19日 (月)
東京電力に福島原発を“片づけさせる”のは、殺人犯にVIPの脳外科手術をまかせるようなもの(マスコミに載らない海外記事)
http://eigokiji.cocolog-nifty.com/blog/2013/08/vip-50db.html
Washington's Blog
2013年8月14日
3カ月後に、アメリカの“国家安全保障”と、おそらくは北半球における“人類の生存”をこの連中に委ねる気持ちがあるだろうか?
もし、ある無能な医者が、ありふれた手術をして、無数の患者を殺していて、それを偽っていて、隠蔽しようとした場合、その医者に、例えば大統領のようなVIPの脳外科手術をまかせるだろうか?
もちろん、まかせることはなかろう。
それなら、一体なぜ、東京電力に福島の燃料棒を取り出すのをまかせるのだろう?
東京電力には見るも無残な実績がある。
- 技術者達は事故の前、長年、東京電力と日本政府に対して、原子炉は地震に対して安全ではなく、… 地震で原発は壊滅しかねないと警告してきた。
- 津波が押し寄せる前に、… 福島原発は致命的に損傷し、津波が襲う前に、地震が原発を破壊していた。
- ある公式な日本政府の調査は、福島事故は、政府と東京電力との間の“癒着”と、原子炉設計のまずさによって引き起こされた“人”災だと結論づけている。
- 東京電力は、2011年の事故直後に、3基の原子炉で格納容器が破壊しており、核燃料が“行方不明になり”、実際本当に全く何の封じ込めもないことを知っていた。東京電力は2年半もこれを必死に隠蔽し続け… 原子炉が“冷温停止”にあるふりをしていたのだ。
- 東京電力は、膨大な量の放射能に汚染した水が地下水と太平洋に漏れ出ていることを、2年間知っていたことを認めたばかりだ。
- 東京電力には、本当に事を解決する財政的動機は皆無で、片づけるふりをしているに過ぎない。これをご覧願いたい。
- 化学薬品を使って、原子炉下の土地を凝固させるという東京電力の最近の取り組みは、とんでもない裏目に出た。またNBC Newsはこう報じている。“[東京電力]は原発周辺の地下を凍結させることを検討している。本質的に、これまで決して試みられたことのない、水の流出を防ぐ為の1.6キロもの長さの地下氷壁建設だが、私が話したある科学者は、このアイデアを、東京電力がこの問題を想定しそこね、わらをもつかもうとしている … 今や、解決もできないというもう一つの証拠に過ぎないといって取り合わなかった。”
ところが東京電力は、大統領の脳外科手術に等しい事に取り組もうとしているのだ。
具体的には、2012年に書いた通り、人類に対する最大の短期的脅威は福島原発燃料プールだ。
もしプールの一つが崩壊すれば、あるいは火がつけば、アメリカ合州国に対して深刻な悪影響となりかねない。実際、ある上院議員は、アメリカにとっての国家安全保障の問題と呼んでいる。
次の地震による、使用済み核燃料プール破壊で引き起こされる放射能放出は、数日中にアメリカ西海岸に到達する可能性がある。この使用済み核燃料の安全な封じ込めと保護は、絶対に、アメリカ合州国にとっての安全保障上の問題だ。
原子力の専門家アーニー・ガンダーセンも医師のヘレン・カルディコットも、万一福島の燃料プールの一つが崩壊すれば、人々は北半球から避難しなければならないと語っている。ガンダーセンはこう語っている。
万一そうなったら赤道から南に移動することです。それが教訓だろうと思います。
元国連顧問の松村昭雄は、福島燃料プールからの放射性物質の取り出しは“人類生存の問題”だと言う。
燃料プール廃止措置の危険の度合いは、実に極めて高い。
しかし3カ月後に、東京電力は、この極めて困難な作業を自力で始めようとしている。
ロイターは今日下記の様に報道した。
日本の破損した福島原発の運営企業は、これほどの規模では、これまで試みられたことが無い危険な作業である、400トンの極めて放射能の高い使用済み核燃料を、破損した原子炉建屋から取り出す準備をしている。
68年前の広島原子爆弾攻撃で放出されたものの14,000倍に等しい放射能を含む、ぎっしりと詰め込まれた、1,300本以上の使用済み燃料棒アセンブリーを、万一次の大地震が地域を襲えば崩壊する可能性が高い建屋から取り出す必要がある。
東京電力は、原発施設の他の部位から溢れ出る放射能を含んだ水を食い止める戦いに、既に負けつつあり、全てのアセンブリーの無事な取り出しをやりおおせるかどうか、専門家達は疑問に思っている。
“膨大な数の燃料棒を取り出すには困難があるでしょう”アメリカの、かつて核燃料アセンブリーを製造していた元原子力技術者で、フェアウインズ・エナジー・エジュケーションの技師長アーニー・ガンダーセンは語っている。
今年11月、原発の第号4炉で始まる作業は、もし核燃料アセンブリーがぶつかったり、近傍の束に近づき過ぎたりして破損すれば、放射能の膨大な放出の可能性を含む危機をはらんでいると、ガンダーセンや他の原子力専門家は語っている。
1986年のチェルノブイリ以来、世界で最も深刻な、2011年3月の福島原発の核危機より酷い災害を引き起こす可能性がある。
それがどれ程酷いことになるか分かる人間は皆無だが、独立コンサルタントのマイクル・シュナイダーとアントニー・フロガットは最近彼等の世界原子力産業現状報告2013の中で書いている。“第4号使用済み核燃料プールから、封じ込めも制御も全く無しに全てが放出されれば、これまでで最も深刻な放射性物質関連災害を引き起こしかねない。”
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東電は作業が困難なことは認識しているが安全に行えると考えていると述べている。
それでも、東京電力は信頼性の念を全く起こさせない。自然災害から福島原発を守り損ねたことを厳しく批判されたが、それ以来の危機の対処も酷評されている。
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作業は11月に始まる予定で、東京電力は、アセンブリー取り出しに約一年かかると予想していると広報担当の永井義一氏は、ロイターにe-mailで語った。原発廃炉作業一件だけで、約40年を要し、1兆1千億円かかると予想されている。
燃料棒アセンブリーは重さ約300キロで長さ4.5メートルだ。1,331本の使用済み核燃料アセンブリーと、更に202本の未使用アセンブリーがプールに保管されていると、永井氏は言う。
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使用済み核燃料棒は、原子炉炉心での反応の最終段階に形成される宇宙で最も有毒な物質の一つ、プルトニウムも含んでいる。
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“もし燃料棒の束が歪み、お互いに余り近づきすぎると、不慮の臨界が起きる危険があります”とガンダーセンは語っている。
抑制されないままの核分裂連鎖反応が、燃料プール冷却システムが吸収する様には設計されていない膨大な量の放射能と熱を生じてしまう可能性を彼は語っている。
“燃料プール臨界の問題は、止めることができないことです。制御する為の制御棒はありません”ガンダーセンは言う。“使用済み核燃料プール冷却装置は、進行中の核反応による熱ではなく、崩壊熱のみを除去するように設計されている。”
燃料棒は、空気に曝されれば燃えやすいとガンダーセンは言う。[プールは既に、燃料が空気に曝されて、沸騰したことがある。]
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東京電力は、連邦議会でも問題になった世界的な懸念の源である、爆発後、傾いた可能性があり、膨張した建屋を補強した。
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燃料アセンブリーを、保管されているラックからまず引き出し、それから重厚な鋼鉄容器中に挿入する。この操作は、燃料棒から放出される放射能を遮蔽する鋼鉄容器を、プールから取り出して、地上に降ろす前に、水の中で行われる。
それから、鋼鉄容器は、無傷の建屋の中にある、原発の共用貯蔵プールに移送され、そこでアセンブリーは保管されることになる。
[ここに、核燃料棒をいかに取り出すかを示す図と共に、福島原発の燃料プールの様子を示す図がある。]
東京電力は今月早々中を調査した際、第4号炉燃料プールに瓦礫があるのを確認した。
福島第一で11年間働いていた元東京電力の技術者木村俊雄氏によれば、プールから燃料棒を取り出すのは、通常コンピューターの支援を得る細心の注意を要する任務だ。
“かつて、それは一ミリまでの精度で、燃料棒の正確な位置を記憶したコンピューター制御作業でしたが、もはや、それはありません。手動で行わねばならず、燃料棒を落として、破壊する危険性は高いのです”と木村氏は言う。
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塩水による腐食も建屋や機器を脆くしているだろうと、彼はいう。
また燃料が完全に取り出される前に、もし次の大地震が襲い、建屋を倒壊させたり、プールを破壊して水漏れさせたりすれば、使用済み核燃料の火事は、最初の事故の間より大量の放射能を放出する可能性があり、約200キロしか離れていない東京を脅かす。
結論は何だろう?
最高位の科学者達や政府幹部は、東京電力を福島を安定化させる全ての取り組みから排除すべきだと語っている。そして、最も優秀な科学者の国際チームがこの困難な“手術”を行うべきだと。
注1: アメリカ人は日本の内政に何の影響も与えることが出来ないと考えるできではない。現在日本の原発政策を支配しているのはアメリカ政府であり … 何十年もそうしてきたのだ。
注2: この状況は金融危機やNSAによる大規模監視や他のスキャンダルと同一だ。具体的に言えば、いくら議論をしたところで問題は解決不能だ。そもそも最初に問題を引き起こし、実際に事態を解決する意欲皆無の連中を首にしない限り、事態は決して解決しない。
記事原文のurl:www.washingtonsblog.com/2013/08/if-a-doctor-killed-patients-doing-routine-surgery-and-then-tried-to-cover-it-up-would-you-let-him-do-brain-surgery-on-a-vip.html
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筆者のおっしゃる通りだろう。東電というのは、簡略呼称で、役所、日本の原発企業、日本政府、与党、御用学者、労組、大本営広報部も含んでいるだろう。
とは言え、「宗主国が主導し、儲ける」という一番可能性の高そうな、想定されるシナリオはどうだろう?
宗主国、原発廃炉やら、原発事故処理で、信頼に値する実績が山盛りとは到底考えがたい。
自由と民主主義の推進という真っ赤な嘘の下、世界破壊・殺戮・搾取を推進しつづけている能力こそ、比類なき実績を挙げておられる。
筆者の素晴らしい注1と2、更に敷衍することが可能だろう。
この状況は金融危機やNSAによる大規模監視や他のスキャンダルや、対テロ戦争とされるものや、宗主国が押しつけている原発再稼働、原発輸出や、日本全土の基地、憲法破壊、集団自衛権という日本人傭兵肉弾化作戦、TPP押しつけ等と同一だ。具体的に言えば、いくら議論をしたところで問題は解決不能だ。そもそも最初に、欠陥商品を売りつけ、こうした問題を引き起こし、属国支配と属国を利用した金儲け以外、実際事態を解決する意欲皆無の宗主国支配者連中を首にしない限り、事態は決して解決しない。
まことに、宗主国に世界平和やら、自由やら、民主主義を“推進させる”のは、殺人犯にVIPの脳外科手術をまかせるようなものだ。
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