ある国会議員が、福島原発事故で、死亡した人は一人もいないと述べ、物議を醸しだしている。また、放射能は人体に害はなく、むしろ健康に良いなどと述べる学者風の者まででてくるしまつだ。こういう隠蔽工作の術にはまってしまうと、大変な目にあう。ところで、最近になって、不気味な現象が出てきていることが判明した。それは突然死だ。昔から放射能被害といえば、ガンになることだった。それもあるが、それ以外にもいろいろなことが起きることが分かってきた。堕胎や胎児の奇形、体のだるさ、感覚障害などだ。原発事故で放出されるものは、セシウムだけでなくいろいろあるが、例えば、このセシウムは心臓に蓄積し、通常の害がないとされる量よりも少ないのに、心筋梗塞を起こさせてしまう。それで心臓が停止して、突然死となる。これ以外にも肺の機能が低下してしまう。通常よりも肺の機能が低下して、一度に取り入れられる酸素の量が減ってしまう。それで呼吸困難になる。放射能は人体に害がなく、むしろ健康になるなどというのはとんでもない話で、確実に寿命は縮む。10年ぐらいは縮むそうだ。もちろんより強力な放射線量を浴びれば、短時間でも死亡する。低いレベルの放射能の場合のことがよくわからなかった。しかし、次第にわかってきたことは、たとえ低いレベルの放射能であっても、健康に良いということはないことは事実だ。これらのことは、今のところ、主要なマスコミ機関は全く報道していない。恐ろしいまでに報道規制というか、隠蔽工作が徹底している。全く何も起きていないかのようだ。ただ、相変わらず、放射能が原因であるという因果関係の証明が難しいことは間違いない。それを悪用して、何も害はないという嘘の情報で惑わす戦術を使っているようだ。だが、日本以外の海外の先進国においては、それなりに調査研究が進んでいる。チェルノブイリ原発事故の研究もあるし、データの蓄積と分析は進んでいる。私は、原発事故そのものも問題だが、こういう隠蔽工作も問題があると思う。住民は、きちんと正しい情報を与えられておらず、それどころか、安全であると教えられている。 　

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