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過去最悪のペースで風疹が流行している。妊婦が風疹に感染すると新生児に先天性風疹症候群(CRS)のリスクが高くなる。先天性風疹症候群とはどんな病気なのか? 治療法は? 予防法を含めて紹介しよう。
風疹の罹患者は2013年3月時点ですでに2012年の1年分の患者数を上回り、妊婦の罹患も報告されるなど大きな社会問題に(図1)。
妊娠初期の女性が風疹にかかると、風疹ウイルスが胎児にも感染し、出生後に後遺症をもたらす。これが先天性風疹症候群。先天性風疹症候群の3大症状は先天性心疾患(動脈管開存症などの心奇形)、白内障、難聴だ。
もし、妊娠中に風疹にかかったと分かったら、まずは落ち着いてかかりつけの産婦人科医に電話で相談を。横浜医療センター母子医療センターの奥田美加部長は「先天性風疹症候群のリスクは、妊娠週、風疹の症状、ウイルス量などで大きく異なる」と話す。報告により若干の差があるが妊娠4〜6週ではほぼ100%で何らかの先天性風疹症候群の症状が見られるとされ、7〜12週で80%、13〜16週で45〜50%に。ただし、17〜20週では6%に低下する。
先天性風疹症候群の原因と3大症状、新生児の治療法
妊娠した女性(特に妊娠3カ月以内)が風疹にかかるとウイルスが胎児に感染し、発育に影響が出る可能性がある。
1. 先天性心疾患
軽度の場合は自然治癒。そうでない場合は可能な時期に手術治療を行う。
2. 白内障
手術が可能になった時期に、濁り部分を取り除く手術を行う。人工水晶体を使用することもある。
3. 難聴
難聴の程度はさまざまで重い場合もある。治療法として、人工内耳が開発され、乳幼児にも応用されつつある。
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