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「一市民として、人間として、こんなばかげたことに加わるのを拒否するのは、道徳的義務です」
〜ネイタン・ブランクさん、19歳〜
4月3日、19歳のネイタン・ブランクさんは、パレスチナ人に対する人権侵害に加担することは良心に反するとして軍の徴集を拒否し、収監されました。ブランクさんは過去4カ月間に7回、投獄されています。ブランクさんの即時釈放を求めて、皆さんの声をイスラエル政府に送ってください。
ネイタン・ブランクさんの最初の投獄は、昨年11月に軍の徴集を拒否したときでした。それ以来、2、3週間ごとに釈放、入隊拒否、裁判、投獄を繰り返し、獄中生活は通算116日間にのぼります。
3月21日、ブランクさんは兵役の適否を判断する国防軍の委員会に出頭しましたが、3日後、「兵役を務めなければならない」との通達を受けました。
ブランクさんは4月15日に釈放される予定ですが、9回目の可能性もあります。
「自分らしい行動を続けたい」
ブランクさんは4年前、「キャスト・レッド作戦」(2008年末〜2009年初頭)でイスラエルがガザに侵攻したとき、徴兵に疑問を抱き始めたといいます。まだ15歳でした。
「その当時の国を覆いつくす軍国主義の熱狂、相互憎悪を煽る言葉、テロ撲滅や抑止効果などという空しい話が、僕が兵役を拒否する最初のきっかけです」とアムネスティに説明してくれました。
「現在のイスラエルにはアパルトヘイトがあります。パレスチナ人の平等権、さらに投票権についてさえ、誰も語りません。僕はこんな状況に加わりたくない......。自分らしい行動を続けたいし、良心に反することをしたくないんです」
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法で認められた権利なのに、罰を受けている
イスラエルでは、毎年、一握りのティーンエイジャーが良心に従って軍の兵役を拒否して、投獄されています。
軍には良心的兵役拒否者を免除するか否かを決定する「良心委員会」がありますが、免除要請はたいてい宗教的理由の場合に限られ、イスラエルの法律が平和主義者の兵役免除を認めているにもかかわらず、平和主義者の事案は何度も棄却されています。
2003年、「恣意的拘禁に関する国連作業グループ」は、次のように述べています。「イスラエルは良心的兵役拒否を理由に人を繰り返し有罪にすることで、同じ人を同じ罪で何度も事実上罰してきた。したがって、『二重の危険』(同一犯罪で被告を再度裁判にかけること)を禁じる国際人権基準の権利をないがしろにしている」
良心的理由で兵役を拒否する権利は、国際法の下で保護されています。イスラエル政府は、完全に独立した中立的機関を設置して、公平で透明性のある方法で良心的兵役拒否の希望を審査する必要があります。
アクションに参加しよう!
イスラエルのヤーロン国防相宛に、ネイタン・ブランクさんの即時釈放と、良心的理由により兵役を望まない人たちに代替業務を導入するよう要請してください。
http://www.amnesty.or.jp/get-involved/action/israel_20130405.html
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