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「日本一新運動」の原点―152
2013年03月12日 : (日本一新の会。)
日本一新の会・代表 平野貞夫妙観
○ 小沢政治裁判の総括と新たな闘いへの出発!
3月7日(木)、文京区豊島公会堂で開かれた「小沢一郎議員の無罪判決確定報告国民大集会」に、日本一新の会会員の皆さんが全国各地から多数参加していただいたことに感謝します。
登壇者と参加者が満席の会場が一体となって、真のデモクラシーを確立することを語り合ったことは意義深いことでした。集会は、第1部の植草一秀氏の基調報告に続いて、来賓の論客から所見が述べられた。第2部は小沢一郎さん本人が参加し、感謝の挨拶とこれからの活動について話があった。第3部は7月の参議院選挙に小沢さんの支援で出馬する予定の現・前国会議員が決意を述べた。いろいろな立場の人から日本の現状について貴重な発言があった。小沢一郎さんの発言要旨は次の通り。
(小沢生活の党代表発言要旨)
日本の民主主義を守るために、本当に熱い思いで支援し、激励してくださった皆さんのおかげで、無罪を勝ち取ることができました。心からお礼を申し上げます。
私がこの会に出席させていただいたのは今日が初めてです。日本の将来を心配し、今日も会場一杯の皆さんが来てくださいました。私自身の裁判は終わりましたが、3人の元秘書の裁判がまだ続いております。無罪を勝ち取るために、これからも皆様のお力添えをよろしくお願いいたします。
私が本当に心配しているのは、日本の民主主義そのものであります。まさにいつか来た道と同じ状況にさしかかっている。これは日本人自身が、本当に深刻に真剣に考えなければならないことです。国家権力が直接、恣意的に執行され、政治家であっても活動を制約されるという実態です。
今回の事件を私ひとりの問題で終わらせたくない。いろいろな方々から無罪の判断が下ったんだから、今までの検察のやり方などに、私自身が抗議をし、裁判所へ訴える活動をすべきだとお話をいただくことが多々あります。私自身の名誉毀損だとか、メディアを含めてやることは、この事件が私個人の問題だと矮小化され、喧伝される可能性が非常に大きい。そういうことで誤魔化されてしまっては日本の将来はない。検察から睨まれたら政治家、経済人からみんな、彼らの力で抹殺されてしまいます。こんな日本をみんなで目指したわけではない。日本に民主主義を定着させようというかぎりは、民主主義的手続きによって変えざるを得ない。それが唯一、国民に与えられた権利である選挙であります。私自身の、政治家としての信念は一度も揺らいだことはありません。これからも「こうあるべきだ」という道筋を追っていきたいと思っています
民主党政権を終わらせてしまったことは慚愧に耐えない。本当に国民の皆さんに申し訳なく思っております。ただ、このまま黙って見過ごすわけにはまいりません。今まさに滅亡への道を歩んでしまっている現状を黙って見ていることはできません。世界の中で一番不安定な要素を持っているのは、我が国日本が位置するところの北東アジアだと思っています。ここが本当におかしなことになってしまったら、まさに地球全体のビックバンになってしまいます。
私も、自由民主党はこのままではだめだと離党して以来、20年が経過しました。ようやく政権交代を成し遂げた民主党政権が残念な結果になりました。しかし、総選挙の結果を見れば、日本人が安倍政権を心から支持したわけではありません。私たちは、本当に国民の暮らしと民主主義を確立するために、もう一度政権交代に挑戦したい。私も馬齢を重ねましたが、大目標を達成するまでもう一度頑張ります。
参議院選挙が数ヶ月後に行われますが、昨年以来、バラバラで戦っては自民を利すると言い続けてきましたが、聞き入れられませんでした。先に選挙制度についてのお話しがありましたが、考えてみれば、私たちが国民の皆様の期待を受け入れる受け皿をつくれば、政権交代は容易に出来うるということ。何としても、次の総選挙で政権奪還を果たしたい。 (文責・平野貞夫)
○ ナノ純銀によるセシウム減弱効果について!
3月6日(水)、参議院の本会議で森ゆうこ議員は、生活の党を代表して福島原発事故について質疑を行った。要旨は次の通り。
○ 森ゆうこ君 放射能対策は最優先の課題です。原発サイトの汚染水問題や各地の放射性汚泥など、一時的な管理は限界に達しつつあります。 新しい技術も活用し、これまでにない発想で対応すべきです。(中略)例えば新しい技術の中に、下村文科大臣もご関心のある「ナノ純銀によるセシウム低減技術」があります。2月6日、放射能関係の研究会で、セシウム半減期を著しく短縮させる減弱効果があったとの検証測定結果が報告されました。まずは、しかるべき機関に実情を調査研究させるべきと考えますが、下村大臣、如何ですか。
○ 国務大臣(下村博文君) ・・・(略)、さて、私も感心のあるセシウム低減技術でございますが、日本原子力研究開発機構が関係大学とともに2度にわたる試験を実施しましたが、残念ながらご指摘の効果は確認されなかったものと聞いております。しかし、除染技術として効果的なものを活用していくことは極めて重要であり、文科省としては、日本原子力研究開発機構に対し、今後とも各方面からご提案のある技術について、関係各省とも連携し、その技術的評価に取り組み、有望な技術の確認を行うよう要請してまいります。
この検証測定の対象は、板橋区ホタル生態環境館館長の、阿部宣男理学博士が開発した技術である。放射能関係研究会で発表したのは、岩崎信元東北大学教授で「核計測学」の専門家である。岩崎工学博士については「メルマガ・日本一新」でも何度か紹介したとおりだ。岩崎博士は、今後の研究の参考にと、『KEK研究会発表を終えて』を届けてくれた。これからの追試などで証明されることを前提として、この技術の今後の発展性について次の3点を指摘している。
@ 今回の放射性セシウム減弱メカニズムの有力候補のひとつが「低エネルギー核反応」(常温核融合)といえる。これから「セシウムは消える」という非常識と、かつて騒動の前科がある「常温核融合」という非常識をもって、従来の常識を堅持しようとする研究者と論議することになる。追試を重ね未承認の壁を打ち破りたい。ナノサイズ物理学自体が未完成であり、まったく新しい分野を切り開かねばならない。
A とりあえずの実用化として、東電福島第一原発サイトに溜まり続けている放射性冷却水の処理。もうひとつは、各自治体が抱えている大量の汚泥・焼却灰処理や中間貯蔵地に集めたものへの応用が考えられる。
B 将来の大きな適用対象として、原発から出る高レベル放射性廃棄物の処理への応用。さらに大事なことは、厄介ものの放射性廃棄物が、安定してコントロール可能なエネルギー源に変身したり、核融合とは異なるエネルギー源の開発につながる可能性がある。
(文責・平野貞夫)
岩崎博士は、これらの発展性を実現するため、投稿論文を執筆中である。また、専門家間の認知や複数機関での追試確認を要望している。
問題は、下村文科大臣の答弁の中で「日本原子力研究開発機構が関係の大学とともに二度にわたる試験を実施しましたが、残念ながらご指摘の効果は確認されなかったものと聞いております」の部分である。岩崎・阿部両博士側では、この答弁に対して「ナノ純銀を施す前の試料のバックグランドを計測していないなど計測の方法に議論があった」とのことである。
下村文科大臣の答弁の基調は、「今後とも各方面からご提案のある技術について、関係各省とも連携し、その技術的評価に取り組み、有望な技術の確認を行うよう要請してまいります」というものである。この方針を岩崎博士が検証測定した「ナノ純銀によるセシウム低減技術」に生かしてもらいたい。
森ゆうこ参議院議員が本会議の代表質問で「ナノ純銀活用」を採り上げた翌7日、国会中継を見ていた複数の専門家から、阿部博士に激励の声が寄せられている。その中に、東電の放射能対策の担当者から「早急にメカニズムを解明して、活用できることを期待しています」とのこと。
人類の歴史は、多くの技術が先行実用化されて発展し、後から理論が追いかけてきた。ナノ純銀によるセシウム減弱の安全性は確認されている。新聞の投稿欄には「除染の効果・方法論議深めて」とか「除染と帰還という新たな神話」という意見が掲載されている。放射性物質で困っている人たちの救済を急がねばならない。
追記
☆本号は無限拡散希望につき、転載許諾を必要としませんので、お取り扱いを
よろしくお願い申し上げます。
元記事リンク:http://blog.goo.ne.jp/yampr7/e/23f87c1cc764e475ff5a5d34dac83bd5
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